OBOG面談「何」を「どう」聞く? 専門家がアドバイス

文 金沢工業大学進路開発センター次長 二飯田一貴
Bavorndej(Getty Images)
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 11月~12月に、学生の皆さんは多くのインターンシップを探していることでしょう。それとは別にお勧めしたいのがOBOG訪問です。最近は新型コロナの感染防止のため、外部からの来訪を制限している企業もありますが、オンラインや電話などを活用してのOBOG面談で十分です。ぜひ、挑戦してください。

企業への興味を語れるか

 実際にOBOG面談を実施していただけることになった場合に、「何」を「どう」聞けば良いのか、具体的なアドバイスをしていきます。

 まず、面談相手は、希望できるならば、できるだけ年代の近い人をお願いしたほうが良いです。数年後の自分の姿を見ることができます。同じ専門分野の先輩ならなおよいです。

 また、大前提として、OBOG面談は、「聞く場」であると同時に「聞かれる場」でもあります。ですから、OBOG面談をする前に、しっかりと準備をしておくことが重要です。

 例えば、「どうして当社と面談しようと思ったのですか?」「当社のどんなところに興味をもってくれたのですか?」と聞かれたら、学生の皆さんは答えることができますか? 聞かれ方は違っても、これは志望動機を聞かれているのと同じです。ですから、少なくても企業への興味は語れる必要があります。

 お勧めしたいのは、会社概要や社長メッセージ、メインの商材などをホームページなどで読んでおくことです。社長メッセージは、その企業が大事にしている理念や指針が示されています。メインの商材を知ることで、その企業がどのような顧客ニーズを満たしているのかを知ることができます。さらに、その商材の需要が、今後、拡大しそうなのか縮小しそうなのか、自分なりに予測を立ててみることをお勧めします。このような調査の中で、「この企業で、○○をしてみたい」という自分なりの興味が見つかるのではないでしょうか。

 読んで覚えるのではなく、読んで興味があるポイントを見つけてください。そして、この興味を持てたポイントこそが、OBOGにするべき質問になります。

 例えば、「御社の○○という事業で、機械系技術者の業務範囲はどこからどこまででしょうか」「御社の○○という製品のメンテナンス業務に携わりたいのですが、その場合、○○という部門を志望すればよろしいのでしょうか」といった聞き方になります。

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OBOGへのNG質問は?

 「会社のことを教えてください」「どんな仕事をしているのか教えてください」では、あまりにも準備不足です。OBOG面談の成功は、いかに事前準備をするかにかかっていますので、ぜひ、がんばってください。

 最後に、オンライン技術の進化・浸透によって、どれだけ必要な情報が得やすい時代になっても、学生自らが、情報を積極的に取りにいかなければ、何ひとつ情報は得られません。是非、積極的に情報をとりにいってください。特に、地方学生にとっては、オンラインを通して、企業に直接熱意を伝えられるチャンスが増えたと解釈して、積極的に自己アピールをしてほしいと思います。

 学生の皆さんが、希望する企業から内定をいただけるよう、心からお祈りいたします。

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