今年も続くオンライン就活 早めの「準備」で乗りきろう

文 西南学院大学学生支援部就職課長 南里恵美
metamorworks(Getty Images)
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 22卒の皆さん、就職活動の準備は整いましたか。

 皆さんは、突然のコロナウイルス感染拡大の影響を受け、大学への入構が制限されたり、授業がオンラインで行われたりするなど、直接21卒の先輩方と交流する機会があまりなく、先輩方がどのような就職活動を行ってきたのかを見聞きすることができなかったのではないでしょうか。

オンライン就活の注意点は

 21卒の就職活動では、例年3月以降に開催されている合同企業説明会が相次いで中止となるなど、思い描いていたような就職活動ができなかった方がたくさんいました。

 各企業が実施する採用説明会や面接も対面からオンラインに切り替わりました。対面で感じ取ることができていた企業や採用担当者の雰囲気も、オンラインでは分かりづらく、また21卒の先輩方は、自分の人柄を伝えることの難しさに直面したようです。

 対面での面接時には、入室前から退室までのすべての皆さんの所作を通して、皆さんの雰囲気を感じ取り、人柄を見て選考の参考にしている企業もあります。皆さんの所作から現れる誠実さやおおらかさなどの人柄、雰囲気は、接続をするといきなり画面に相手が映し出されるオンラインではなかなか伝わりません。ぜひ、皆さんの持つ人柄を自己PRなどに含めて表現することで、自分の人柄も面接担当者に理解してもらいましょう。

 さらに、オンラインでは地理的な影響がないため、様々な地域の学生が説明会や選考に申し込むことが出来るようになりました。そのため、各企業へのエントリー者数が増加し、選考通過の難易度が増した企業もあったと聞いています。このように、オンラインでの選考は、企業側、就活生側のいずれにもメリットとデメリットがあったようです。

 しかし、新型コロナの感染拡大状況が今後どうなるのか不透明なため、対面のみで実施していた以前のような採用選考が出来るのかは、現段階ではわかりません。また昨年の採用選考で実施したオンラインによる採用説明会や面接では、経済的・時間的な負担がなく多くの学生と会うことができたことから、22卒の皆さんの採用選考では、初期段階の面接はオンラインで行われる可能性が高いと考えられます。

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ESと筆記試験の準備をしよう

 さらに、オンラインの特性を踏まえると、集団面接やグループディスカッションではなく個人面接となることも考えられます。そうなれば、面接で会える人数が制限されるため、面接の前段階であるエントリーシートなどの書類審査や筆記試験の通過が難しくなることが予想されます。

 22卒の皆さんは、先輩方と違い事前準備をする十分な時間があります。

 書類審査や筆記試験で合格しなければ、会ってすらもらえません。エントリーシートが確実に書けるよう準備を進めること、また筆記試験対策をきちんと行うことが大切です。キャリアセンターで行われたWEBでの講座を改めて視聴して問題の解き方を確認したり、問題集を一冊だけでよいので、何度も繰り返し解いてみたりするとよいでしょう。

 先輩たちの就職活動を参考にしつつ、何を準備しておかなければならないのかを改めて確認しましょう。まだ準備が整っていない方も、今からでも遅くはありません。焦らずに今から準備を始めれば、十分に間に合います。

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