自己PRとガクチカの仕上げ方 就活のプロがいちから解説

文 西南学院大学学生支援部就職課長 南里恵美
yuhorakushin(Getty Images)
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 まもなく就職活動が始まります。何から始めればいいのかと悩んでいる方は、まず「エントリーシート」を書く準備を進めましょう。

なぜ「自己PR」を尋ねるのか

 エントリーシートでは、「自己PR」、「ガクチカ」、「志望動機」の記載を求められることが多いです。その中でも、「自己PR」と「ガクチカ」を志望企業ごとに書き換えようと、苦戦している学生を多く見かけます。しかし、エントリーする企業ごとに書き変えるものではありません。自分の「型」を作り、企業ごとに書き分けるだけでいいのです。

 なぜ企業は就活生に自己PRを尋ねるのでしょうか。それは、皆さんのことを知りたいからに他なりません。従って、エントリーシートに記載した内容は、自分の言葉で語れるようになることが大切です。

 幼少期からの自分を振り返り、どんな場面で何を感じ、どういうことに熱中したのか。また、どんなことが好きで、嫌いなことはどんなことかを考えてみてもよいでしょう。さらに友人やご両親、親戚が思う自分とはどんな人なのかを尋ねてみると、新たな発見があると思います。様々な角度から自分を見つめて自己PRを考えてみてください。

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「ガクチカ」を聞く真意

 次にガクチカですが、採用担当者は、皆さんが何に夢中になり、そこから何を得て成長したのか。どのような挫折を経験し、どうやってそれらを乗り越えたのかを聞きたいのです。
決して何を経験したのかだけを聞きたいのではありません。

 自分が経験した様々なことを、今後どのように生かしていこうと考えているのか。自分の言葉で語れるようになるまで考えて書き出しておきましょう。「具体的に数字で示すこと」、「具体的な行動を示すこと」を念頭において書いてみてください。

 特に、何に対してどう感じ、どうしなければならないと思ったのか、それはどうしてなのか、「自分が」どのように行動し、その結果どうだったのか、その経験から何を得たのか、その経験を将来にどう生かしていくのか、または生かしていけるのかなどを、相手に伝わるようにきちんと書いていくことが大切です。

 最後に、エントリーシートを書いてみたら、必ず誰かに見てもらいましょう。自分では理解できるエピソードも、他の人が見た時に何が言いたいのか伝わるでしょうか。書かれている内容に一貫性はあるでしょうか。エントリーシートの設問に対し、きちんと答えているつもりでも、一貫性がなかったり、理解するのに時間がかかったりします。

 エントリーシートの作成に困った時は、ぜひキャリアセンターの職員にアドバイスをもらいましょう。必ず皆さんの役に立つヒントをもらえます。

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