就活本番までにやっておくべきTo Doリスト

文 近畿大学キャリアセンター課長代理 坂野裕一
bee32(Getty Images)
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 3月になり、就職活動が本格化してきました。株式会社ディスコ キャリタスリサーチがおこなった「新卒採用に関する企業調査」(2020年10月調査)によると、「自社セミナー開始」「エントリー開始」「面接開始」のいずれも、すべて3月にピークがきており、採用選考が短期化、早期化していることがわかります。では、そのような状況において、今やるべきことを考えてみましょう。

エントリー企業は絞りすぎずに

 就職活動の初めの一歩です。できるだけ多くの企業にエントリーしましょう。

 エントリー開始のピークが3月であることを考えると、競争率の高い大手企業や特定の業界に絞りすぎることは避けましょう。内定をなかなか得られず、再度エントリーする企業を検討した際に、企業の選択肢が大幅に狭まってしまうかもしれません。

 必ずしも多ければいいということではありませんが、持ち駒を多めに確保しておけば、本命企業の選考に臨むうえでも自分の心に余裕を持てるのではないでしょうか。

 持ち駒をどう増やすかですが、1つの方法として、今まで経験してきたインターンシップやOBOG訪問が活用できます。

 インターンシップやOBOG訪問は、参加したりお話を伺ったりすることだけが目的ではなく、そこで得た情報や知識、自分への気づきをどのように今後に生かしていけるかが重要です。いま一度振り返ることで、業界や企業の視野を広げるきっかけになるかもしれません。

▼「インターンで得た絆がその後の力に」(内定者インタビュー)

企業説明会への参加は積極的に

 今年はオンラインで開催されることが多いと思いますが、できるだけ積極的に参加しましょう。今まで対面で行われていた合同企業説明会では、自分の知らない企業が見つかる「偶然の出合い」もありましたが、オンラインではなかなか難しく、学生の皆さんは、知っている企業や興味があることに関連する企業だけに目を向けることが多いように感じています。

 でも、世の中には皆さんが把握できていない企業の方が圧倒的に多いのが現実です。「扱っている商品を知らない」「企業の名前を知らない」など、自分が持つ情報やイメージだけで企業を判断しないでください。企業の探し方、調べ方などをキャリアセンターで相談してみるのもいいでしょう

 オンライン説明会に参加する際は、企業からの指定がなければ画面をONにして参加する方がいいでしょう。積極的な姿勢を説明会でも見せることで、企業に好印象を与えられると思います。

キャリアセンターを積極的に利用しよう

 早期化の流れに伴い、3月中にエントリーシートの提出や面接でスケジュールがタイトになってしまうことも想定されます。忙しくても、誰もが自分に納得のいくエントリーシートを提出したいし、面接も準備をして臨みたい。そんな時にあなたの力になってくれるのがキャリアセンターです。

 就職支援の専門スタッフから客観的なアドバイスをもらうことで、自信を持って就活に向かっていけるはずです。ぜひ、ご自身の大学のキャリアセンターをとことん活用しましょう。

 皆さんの時代の就職活動は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で以前と大きく変化しました。選考やセミナーは対面中心からオンライン中心となりました。友達と会う機会が大幅に減り、情報交換もあまりできないまま本番を迎え、不安に思っている人もいるでしょう。

 でも、状況はみんな同じです。「自分だけが…」と悲観的になることはありません。今までやってきたことに自信を持ち、情報の収集と取捨選択をしっかりおこないながら、逆に就職活動がオンライン中心へと変化したことをチャンスと捉え、前向きに取り組んでいってください。

 このような大きな変化があった時だからこそ、変化に対応できるかが今皆さんに問われています。自分の未来を決めるのはあなた自身です。これからの、みなさんの活躍を心より応援しております。

▼コロナ禍で就活に苦労している学生へのエール

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