2011年3月24日13時29分
千葉県と埼玉県の三つの浄水場で、乳児の飲み水についての国の基準を超える放射性ヨウ素が検出されたことがわかった。一方、東京都は金町浄水場(葛飾区)の放射性ヨウ素が基準以下まで下がったと明らかにした。
水道水1キロ当たりの放射性ヨウ素の検出量は、ちば野菊の里浄水場(千葉県松戸市)220ベクレル、栗山浄水場(同)180ベクレル、新郷浄水場(埼玉県川口市)120ベクレル。厚生労働省が設定した1キロあたり100ベクレルを上回っている。22日に210ベクレルを検出した金町浄水場は24日朝、79ベクレルだった。
埼玉県川口市によると、新郷浄水場は22日に採取した水で、24日朝には46ベクレルまで下がった。22日に微量が検出されていたセシウムは検出されなかった。同市は摂取を控える呼びかけはせず、検査を続けるという。
3浄水場はいずれも、金町浄水場と同じ利根川水系から取水している。