2011年3月28日21時4分
警察庁は28日、東日本大震災の犠牲者で検視を終えた1万780の遺体のうち、25%強に当たる2750体の身元が判明していないことを明らかにした。今回の震災では家族も一緒に津波で流されるなどしたケースが多く、身元確認が思うように進んでいない状況が改めて確認された。
身元不明遺体は法律で発見地の自治体に引き渡されることになっているが、同日までの受け入れは、福島県の南相馬、相馬、いわきの3市などで55遺体にとどまっている。被災地はどこも多数の死者が出て火葬などが間に合わないためだが、ドライアイスなどによる遺体の保管にも限度があり、警察側も苦慮している状況だ。
身元不明遺体について、警察側はDNA型鑑定結果や指紋、歯型、遺体の特徴などを写した写真といった記録を残し、後日、遺族や知人が名乗り出てきた時に照合できるよう備えている。