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福島県南相馬市とJAなどでつくる協議会が21日開かれ、来年のコメの作付けを再開するとの市の方針を反対多数で否決した。原発事故の影響で3年連続で作付けが見送られることになった。
協議会では、旧警戒区域など放射線量が高い地域は作付けを制限し、それ以外は作付け自粛を解除する案が示された。しかし、生産者側から「農地の除染が進んでいない」「基準値以上のコメが出たら誰が責任を取るのか」などと反対意見が相次いだ。
協議会では、再来年の再開を前提に除染を進め、来年は試験栽培の範囲を拡大することを申し合わせた。