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2013年1月8日7時43分
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手抜き除染、国も確認 再発防止へ適正化本部

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【動画】福島県楢葉町の山間部では、放射線量が高い枝葉がまだ散乱していた=7日、青木美希撮影

写真:住宅で拭き取りをする作業員たち。手前の黒い袋には草木などが入っている=7日午前9時、福島県楢葉町、青木美希撮影拡大住宅で拭き取りをする作業員たち。手前の黒い袋には草木などが入っている=7日午前9時、福島県楢葉町、青木美希撮影

写真:落ち葉や枝を集めて袋に入れていく作業員たち=7日午前9時43分、福島県楢葉町、青木撮影拡大落ち葉や枝を集めて袋に入れていく作業員たち=7日午前9時43分、福島県楢葉町、青木撮影

 【森治文、木村俊介】東京電力福島第一原発周辺で「手抜き除染」が横行している問題で、環境省は7日、受注したゼネコンの聴取を始めた。洗浄に使った水が回収されていない事例を2件確認し、手抜きがあったことを認めた。

【特別報道部から】除染の実態や労働状況について情報を求めます

 除染の現地本部である環境省福島環境再生事務所は7日、元請けのゼネコン4社の現場責任者から事情を聴いた。同事務所の大村卓所長は同日夜に記者会見し、前田建設工業などの共同企業体(JV)が受注する福島県楢葉町と、大成建設などのJVが受注する飯舘村で昨年12月、洗浄に使った水を回収していなかった事例がそれぞれ1件あったことを発表。その他は「調査中」とした。

 大村所長はゼネコン側からおわびがあったとしたうえで「事務所の責任もある。監督指導をしっかりやっていく」と述べた。

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