高橋大輔
33歳 ラストステップ

2019.12.19公開

chevron_right

高橋大輔が、シングルで最後の舞台に立つ。
12月19日からの全日本選手権。場所は東京・代々木競技場だ。

「日本男子初」の称号は、彼のためにあった。

最初は2002年の世界ジュニア選手権での優勝。

「踊るのが好き。感動を与えられるスケーターになりたい」

初々しく話した。

ロイター

2010年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得。
同年の世界選手権優勝。
2012年にはグランプリファイナル制覇。
いずれも、日本男子初だった。

観客を味方に

得意のステップが始まると、いつも会場は歓声に包まれた。
ヒップホップにマンボ。氷上であることを忘れさせるように踊ってみせた。

2008年に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂。以降、4回転ジャンプには苦戦した。
苦しんだ分、演技後の笑顔はファンを魅了した。

引退を表明し、セレモニーで織田信成と抱き合う

引退、復帰、転向

2014年に一度は引退したが、4年後に復帰。
昨年の全日本選手権は2位だった。

コンビを組む村元哉中(左)

そして今年、村元哉中(かな)とペアを組んでアイスダンスに取り組むことを発表した。

「大変だと思うけど、22年北京五輪をめざしたい」

19歳で初めて全日本選手権を制したのが、代々木競技場だった。
思い出の地が、1人で滑る最後の舞台となる。