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福島第一原発事故をめぐり、東電の元会長ら3人が業務上過失致死傷の罪で起訴された事件。9月の一審判決は全員無罪の結論だったが、その捜査や公判の記録が各地の原発関連の民事訴訟に送付され、記者はその多くを閲覧した。記録から浮かび上がる事実をたどった。
■奥山 俊宏 編集委員 89年入社。著書『秘密解除 ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店)で第21回司馬遼太郎賞。同書に加え、福島第一原発事故やパナマ文書の調査報道で日本記者クラブ賞(2018年度)。そのほか著書に『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書)『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版)など
■第1回 11年3月に高さ13メートル超の津波に襲われて炉心溶融事故を起こした福島第一原発をめぐり、東電の元会長ら3人が業務上過失致死傷の罪で起訴された事件。9月の一審判決は全員無罪の結論だったが、そ…[続きを読む]
■第2回 「分かりやすい言葉で言えば、力が抜けたという、そういう状況だったかと思います」 昨年4月10日、東京地裁の刑事法廷で、東京電力原子力設備管理部の土木調査グループ元課長、高尾誠(55)はそう証…[続きを読む]
■第3回 日本原子力発電の本社内に「津波タスク」と呼ばれる会議体が発足したのは2007年秋だった。 茨城県東海村で日本初の商用原発を建設し、太平洋岸に東海第二原発、日本海側に敦賀原発を所有する原発運営…[続きを読む]
■第4回 2011年1月26日、政府の地震調査研究推進本部(地震本部)の会議で、その年の3月に公表する予定の「地震活動の長期評価」草案のある記述が問題になった。 「宮城県中南部から福島県中部にかけての…[続きを読む]
■第5回(最終回) 福島第一原発事故が発生したときの東京電力社長、清水正孝(75)は、事故発生2年後、2013年2~3月ごろに複数回、業務上過失致死傷の被疑者として東京地検で検事・宮木恭子(45)の取…[続きを読む]
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