スクロール
プロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)が南米最高峰アコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降をめざしている。高所の寒さをはじめとする過酷な環境にどう挑むのか。三浦さんが着るウェアや遠征で使う道具、支える遠征隊のメンバーから迫った。
スクロール
登頂ルートは変更になる可能性がある
1964年/31歳
滑降時速を競うイタリアのキロメーターランセに日本人初の参加、時速172キロメートル超の世界新記録
1966年/33歳
富士山直滑降を成功させる
1985年/53歳
7大陸最高峰スキー滑降達成
2003年/70歳
世界最高峰エベレスト(8848メートル)登頂、同峰の最高齢登頂記録を更新
2013年/80歳
3度目のエベレスト登頂に成功し、史上最高齢記録を更新
2019年/86歳
南米最高峰アコンカグア登頂とスキー滑降に挑戦
1月2日に日本を出発した三浦さんは現地時間3日にアルゼンチン入りした。滞在地の高度を徐々にあげて高度に体を慣らしながら、標高4200メートルのベースキャンプへ。さらに標高5300メートルの峠までヘリで移動して体力を温存し、山頂を目指す。「やるだけやって、途中であきらめるかもしれないが、でも限界までがんばって、その限界が頂上であれば、これ以上ないすばらしいことだ」。老いと病という自らの弱さを自覚している86歳の挑戦だ。
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企画・取材:金子元希、築島稔、上田悠、石前浩之
撮影:林紗記、関田航
画像提供:ミウラ・ドルフィンズ、倉岡裕之
制作:佐藤義晴、寺島隆介
(朝日新聞メディアプロダクション)