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「今までにない投手に」 広島ドラフト1位、明大・野村選手

2011年11月24日10時12分

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写真:「野球が自分のすべて」という野村祐輔選手=東京都府中市の明治大硬式野球部グラウンド拡大「野球が自分のすべて」という野村祐輔選手=東京都府中市の明治大硬式野球部グラウンド

 プロ野球ドラフト会議で広島に1位指名された明治大の野村祐輔投手(22)は今どんな意気込みなのか。10月の東京六大学で優勝し、23日から学生生活最後の明治神宮大会に挑む野村選手。今夏の高校野球を担当した記者が「広島に来るまで待っていられない」と東京へ向かった。

 府中市にある明治大学硬式野球部の合宿所。

 「広島カープに入ったら」と勢いよく質問すると、後ろで聞いていたマネジャーの大塚啓史さん(1年)が落ち着いた声で言った。「まだ契約してないんで、話しにくいですよ」

 でも、「野村選手が今、何を考えているのかみんな知りたいはず」と、気を取り直して話を聞いた。

 野村選手は広陵高出身。3年の夏、甲子園で準優勝。明治大では東京六大学リーグ史上7人目の30勝300奪三振を達成した。

 プロを意識するようになったのは2年の冬。大学日本代表として、26歳以下のプロ中心の「NPB選抜」と対戦した時だ。相手打者の雰囲気にのまれ、「これがプロか」と圧倒された。

 「あの試合で、今までの自分は甘かったと気づかされた」。やがて、捕手に「力強くなった」と評されるエースになる。

 「野球から学んで、成長を続けることができた。野球に出会ってから、すべてがいい方へ進んでいる」

 「野球が自分のすべて」と言い切る野村選手。私生活を尋ねると「野球以外では存在感がない」と笑う。人の輪の中心で騒ぐより、外から静かに見ているタイプだ。だが、普段は絶対しないガッツポーズも、野球では自然に出る。「野球をやっている姿はいつもと違う」とよく言われる。

 明治神宮大会の初戦は24日の福山大(中四国代表)戦。「優勝しないと意味がない」と気合が入る。甲子園決勝で佐賀北に満塁本塁打を打たれて敗れたことが「日本一」へのこだわりを強くした。

 今の最大の目標は「今までにないピッチャーになること」。速球派、技巧派など投手を表現する言葉は数多くあるが、どれにも当てはまらない新しいタイプの投手を目指すという。

 自慢話も一つぐらいあるだろうと思っていたが、野村選手は「まだまだ。全然駄目」と、満足そうな様子は全く見せなかった。「やると決めたことは、必ずやり遂げる」。強い意志を持つ野村選手の目標への道のりを見続けていきたい。(山下奈緒子)

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