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吉見沈着9勝目 試合中回転軸を修正

2009年7月12日11時9分

(11日、中日2―1広島)

 中日の吉見は本当にたくましい。

 140キロ台中盤の速球に、スライダー、シュート、フォークと、一通りの変化球を備え、すでに3完封とスタミナもある。でも、それだけではリーグトップに並ぶ9勝目はついてこない。彼の最大の強みは、24歳らしからぬその落ち着きっぷりにある。

 この日の序盤、生命線の右打者への外角直球が決まらなかった。内を突いてもシュート回転してボールになる。3回には栗原に先制打を許した。「おかしいな、おかしいなと思いながら投げていた」という。

 普段通りの投球がまったくできない。並の投手なら崩れてしまいがちだが、「粘り」を座右の銘とする吉見は、ここからが違う。

 体の回転軸がいつもより横に寝ているのが原因だと気付くと、キャッチボールを何度も繰り返し、修正した。5回からは走者も許さず。リーグ1位を走る奪三振数を96個に伸ばし、自分に打順が回る7回まで投げきった。

 防御率は1.59に。前日好投した同僚のチェンを抜き、こちらもリーグ1位に返り咲いた。照れながら言う。「チェンとはキャンプも同じ部屋で、ライバルというか兄弟みたい。切磋琢磨(せっさたくま)すればチームもいい方向に向かうと思う」

 「完投してきてくれると思ったけどな」とうっすら笑う落合監督。指揮官の高い期待は、若きエースの証しだ。(渡辺崇)

     ◇

 ○ブランコ(中) 前夜に続いての本塁打で同点に。「狙ったわけではなくライナーを打とうとしたら、うまく入っただけ」

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