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中日の契約更改終了 2億円増の総額31億円

2010年1月9日8時37分

 中日は7日で全選手の契約更改を終えた。今季の年俸総額は約31億円と、昨季から約2億円増。不景気を反映して「厳冬更改」が目立つ球界の中では、ほぼ無風の状態を維持した。

 主力では、5年契約の2年目となる井端、荒木、森野の3人がいずれも増額。4年契約2年目の岩瀬は4億3千万円の現状維持だった。球団は昨年、FA権を持つこれらの選手の流出を防ぐため、複数年契約に踏み切った。変動制のため今季の負担は合計で約1億円増えたが、安定した戦力の確保という面ではひとまず成功と言えるだろう。

 最も上昇幅が大きかったのは、本塁打王と打点王を獲得したブランコの約6倍増。最優秀防御率のチェン、最多勝の吉見と、タイトルを獲得した選手には大幅増で報いざるを得なかった。

 逆に下落幅では、1勝に終わった山本昌が最大。5勝の中田、序盤戦を欠場した谷繁らも1千万円超の減額だが、数千万円レベルの減額が続出した阪神や日本ハム、ソフトバンクなどに比べれば選手に甘い査定だった。

 球団は昨年、8年ぶりの黒字を達成。一昨年オフにウッズ(6億円)、川上(3億4千万円)らが退団したことで約10億円の人件費が浮いたことが大きいとみられる。その半面、観客動員は前年比約5%減で、減収は確実。08年は親会社である中日新聞社からの損失補填(ほてん)(5億円)を含めても約4億円の赤字だった。増収策のないまま今回のペースで人件費を上げていくと、再び赤字に転落する危険をはらんでいる。(小泉耕平)

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