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9回3発、虎大逆転 先輩・鳥谷が越智を攻略

2009年7月18日11時25分

(17日、阪神5―1巨人)

 1イニング3発。追いつめられた男たちが、土壇場でプロの輝きを放った。

 1点を追いかける阪神の9回の攻撃だった。ここまでわずか2安打。マウンドに上がった越智からは今季1点も奪えていなかった。

 だが、1死から、新井が中前へ抜けそうな当たりで突破口を開いた。新井にとって10打席ぶりの安打に、鳥谷が応える。早大時代の2学年後輩をにらみつけ、心を決めた。「思い切って振るだけ」。ひざ元にきた初球の真っすぐにバットが伸びる。右翼席へ、チーム9試合ぶりの本塁打が逆転2ランとなった。

 狩野の右前安打の後、代打の林が右越え2ラン。とどめは葛城。代わったM・中村から右中間へ突き刺した。

 球場は広いとは言えない東京ドーム。とはいえ、殊勲の3人は、85年に伝説の3連発を放ったバース、掛布、岡田のような本塁打打者ではない。和田打撃コーチは冷静に分析して言う。「今までは様子を見て勝負にいくのが多かった」。鳥谷のように、初球から打ちにいく積極性がいきたというわけだ。

 確かなデータにも勇気づけられていた。林は言う。「(越智の)データは真っすぐかフォークが多い。自分は真っすぐをファウルしたのでフォークが続くかな、と」

 盛夏を前に首位巨人から離されて影すら見えない。ただ、この思いきりのよさがあれば、まだ夢を見ていいのかもしれない。(笠井正基)

 ○葛城(神) 7回の好機は併殺打に倒れ、金村暁の力投をフイに。「複雑です。本塁打がなくても、あそこで打っていれば」

 ○金村暁(神) 今季初先発は6回1失点。「久しぶりだから緊張した。チームが勝ったのが一番」

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