現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. 野球
  4. プロ野球
  5. 記事

プロ野球

プロ野球メニューをスキップ


ヤクルト・青木9回MVP弾 復調へ手応え

2009年7月25日11時41分

写真:9回表全セ無死一塁、青木は逆転の右越え本塁打を放つ。投手武田久=林敏行撮影9回表全セ無死一塁、青木は逆転の右越え本塁打を放つ。投手武田久=林敏行撮影

写真:全セ・原監督=葛谷晋吾撮影全セ・原監督=葛谷晋吾撮影

写真:全パ・渡辺監督=葛谷晋吾撮影全パ・渡辺監督=葛谷晋吾撮影

(24日、全セ10―8全パ)

 札幌ドームの鉛色の屋根を、白球が切り裂いていく。武田久を打ち砕いた、青木の逆転2ラン。打球が右翼席に飛び込んだ瞬間、日本ハムファンで埋め尽くされたスタンドはざわめきに包まれた。

 05、07年の首位打者。昨季も横浜・内川と最後まで首位打者を争った。セの安打製造機は、しかし、今季は開幕から出口の見えないトンネルに苦しみ続けている。

 シーズン前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)こそ活躍したが、開幕直後からはふるわない。ファン投票で球宴出場が決まった際、「それまでに3割くらいには戻したい」と意気込んでいた打率は、今も2割4分9厘だ。規定打席到達の33打者中27位という数字は、屈辱以外の何物でもないだろう。この日の試合前、信じられないほど弱気な言葉を口にした。「いま、本当に心が折れそうなほど、悩んでいるんです」

 それでも「ペナントレースを離れ、心から楽しみたい」と臨んだ球宴。1回、二ゴロで凡退した青木の表情には、笑みが浮かんでいた。相手の好守備に阻まれたが、打撃内容には手応えを感じていた。

 第2打席も鋭い当たりの二塁ライナー。第3打席では中越え二塁打を放った。第4打席は四球。そして、最後に劇的な逆転2ランだ。

 MVPを決めた一振りを振り返り、「今年一番の当たりでした」。この一発が、もがき続けた青木の、復活の起点になるかもしれない。(抜井規泰)

 全セ・原監督(巨) 「目まぐるしいというか、大変な試合。いつも通りに真剣にやったが、いいところで本当に劇的な一発が出た。非常にスリリングな展開になって、いいゲームだった」

 全パ・渡辺監督(西) 「勝利をつかみかけたんですけどね。でも持ち味を出していいプレーがあったし、いい試合だった。(8回途中の継投は)勝負にこだわった部分がありますよ」

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内