ジャパンウォーク in SENDAI 2017春

ジャパンウォーク2017春実行委員会参加企業


第3回 2017年6月17日(土)弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)

ジャパンウォーク当日の様子

2017年6月開催のジャパンウォークの様子です

フォトギャラリー

ジャパンウォークとは

2020年に東京で開かれるオリンピック・パラリンピック競技大会を盛り上げ、障がいのある方もない方も、だれもが分け隔てなく、ともに暮らす社会を目指します。そのためのきっかけ作りとして、多くのオリンピアン・パラリンピアンと一緒に歩き、一緒に障がい者スポーツなどを楽しめる、複数のプログラムをご用意します。

大会概要・募集要項

2020年に東京で開かれるオリンピック・パラリンピックを盛り上げ、障がいのある方もない方も、だれもが分け隔てなく、ともに暮らす社会を目指します。そのためのきっかけ作りとして、一緒に歩き、一緒に障がい者スポーツなどを楽しんでもらえる複数のプログラムをご用意しています。

大会名称 ジャパンウォーク in SENDAI ―オリンピアン・パラリンピアンと歩こう 2017春
開催日 2017年6月17日(土)
スケジュール

ロングコース

受付時間 出発式 スタート時間 ゴール時間
受付時間9:00~9:45 出発式9:30 スタート時間10:00 ゴール時間11:30~15:00

ショートコース

受付時間 出発式 スタート時間 ゴール時間
受付時間9:00~10:15 出発式9:30 タート時間10:30 ゴール時間11:30~15:00
スタート・ゴール会場 弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)
仙台市宮城野区宮城野2-11-6
募集人数 先着2000人(両コース合わせて)
主催 ジャパンウォーク2017春実行委員会
参加費 事前申し込み 1500円(申し込み締め切り5月28日)
当日申し込み 2000円
※中学生以下無料
※申し込み締め切り前であっても、定員に達した時点で締め切ります。なお、事前申し込みで定員に達した場合は「当日申し込み」はありません
表彰 ロングコース、ショートコース共にゴールした方には「ゴール証」を贈呈
参加記念品 大会記念Tシャツ

コース紹介

ショートコース(約4㎞)

大半が広い歩道で、障がいの有無に関わらずどなたでも参加しやすいコースです。

ロングコース(約15㎞)

広瀬川沿いなどを歩く体力に自信がある方向きの所要3~4時間のコースです。

スタート:ゴール地点
弘進ゴムアスリートパーク仙台
(仙台市陸上競技場)

スタート・ゴール会場へのアクセス

電車: JR仙石線「宮城野原駅」下車 徒歩5分
バス: 宮城交通バス「原町一丁目」下車 徒歩10分
仙台市営バス
「二軒茶屋・東華中学校前」下車 徒歩8分
「宮城野原総合運動場前」下車 徒歩3分

ゲストアスリート

平和の価値、もっとかみしめて
藤本 隆宏(ふじもと・たかひろ)さん

藤本 隆宏

昨年秋に東京で開催されたジャパンウォークを楽しむ藤本隆宏さん(左から2人目)。
左は花岡伸和さん、右から二條実穂さん、岩崎恭子さん
=2016年11月23日、東京都江東区

 1988年のソウル大会に、当時、日本競泳界史上最年少の日本代表選手として出場。その後92年のバルセロナ大会にも出場した藤本隆宏さんに、オリンピックへの思いや、2020年への期待を語ってもらいました。

オリンピックあったからこそ

 私が現役選手だった時代は、日本選手権といっても観客席にいるのは家族や関係者だけで、オリンピックだけが大きな注目を集める大会でした。ですから、オリンピックは特別なもので、引退するまでは「オリンピックに出場する」ということ以外の目標はなかった。

 私のやっていた400メートル個人メドレーは、苦しい練習をしなければ勝ち上がれないと言われた種目で、練習は本当に辛かった。「プールがなくなればいい」とか「やめてしまいたい」とか、何度も思いましたよ。それでも、支えてくれていた方々が「頑張ってね」と声をかけてくれたり、好成績を出すと心から喜んでくれたりしたので、やっぱり、人生の目標は「オリンピックに出場する」、になるんです。

 ただ、今振り返ると、あの辛い時間を経験し、オリンピックという「新たな世界」を見たからこそ、今の自分があると思っています。

 93年にオーストラリアへ水泳留学しました。留学中にミュージカルの舞台を観て感動したのが、俳優という仕事につながっています。ただ、あの時感動したのは、舞台上のコーラスの面々と観客が一体となって楽しんでいるその劇場の空気感です。振り返ってみればその雰囲気は、オリンピック会場で、応援して下さった観客席の方々と、必死に泳いでいた我々選手との一体感にすごくよく似ている気がします。

「平和の祭典」という価値

 私がソウル大会に出た時は、ロシアはまだソビエトでしたし、その後のアジア大会は、天安門事件直後の北京で開催されました。世界の動きを肌で感じた時代です。それだけに、オリンピック・パラリンピックの一番重要な価値は「平和の祭典」だ、ということを強調したいと思っています。

 どうしても、メダルの数を競うことや商業的な側面が強まっているように感じます。でも、私自身がメダルを取れない悔しさをよくわかっているからかもしれませんが、あの舞台に立つまでに選手がやってきたそのことが素晴らしいのではないでしょうか。2020年はぜひ、自国の選手だけを応援するのではなく、平和の価値をかみしめて、スポーツそのものを楽しんで欲しいと思います。

 また、河合純一さんは大学の後輩です。彼に出会って初めて、視覚障がい者にとって、どんなことが不便なのか分かりました。黄色い点字ブロックの上に自転車がとめてあるようなこともありましたし、一緒に過ごすから、理解が広がる。その意味で、このイベントに参加した皆さんには、是非、いろんな方と一緒に体を動かすことを楽しんで、「歩きやすい、暮らしやすい街づくりってどういうことなんだろう」と、ちょっと考えてくれればいいな、と思います。

2020年は集大成の年に
藤井 郁美(ふじい・いくみ)さん

藤井 郁美

(写真はご本人提供)

 車いすバスケットボールの日本代表選手として2008年の北京大会を経験している藤井郁美さんに、2020年への思いなどを語っていただきました。

目標は世界一。

 北京大会出場の時は20代前半だったこともあり、毎試合、「いいプレーをしなければ」「先輩についていかなくちゃ」という必死な思いでいっぱいで、他に記憶がないくらいです。

 その後、ロンドン、リオと2大会続けてパラリンピック出場を逃し、悔しい思いをしました。一方で、私生活では出産を経験し、産後4カ月で日本代表チームに復帰。リオの予選まで、練習にも試合にも、常に息子を連れて行く生活でした。子育てをしながら選手生活を続けることは、実はそう大変だとは思っていないのですが、時間の貴重さは感じています。

 2020年には30代後半です。日本代表という責任の重さも十分感じていますし、個人的には集大成だと思っています。チームの目標はもちろん、世界一。そこに向けて、しっかり調整していきたいと思っています。

気軽に声かけて

 私自身の生活を考えてもそうですが、普段、街で車いすに乗っている人にそうたくさん会うことはありません。

 でも、ジャパンウォークのようなイベントに参加することで、たくさんの方と出会います。そうすると次には、声をかけてもいいのかな、と思うでしょう。「何かお手伝いしましょうか」とか、「車いすってどうやってこぐのですか」とか、気軽に聞いてくれていいんです。そういうことをまず知ってほしいと思います。

 参加者の皆さん、障がいの有無にかかわらず、このイベントを楽しんで下さい。

一緒に歩くオリンピアン・パラリンピアンです。(50音順、敬称略)

O:オリンピアン、P:パラリンピアン

  • P石川 丈則
    いしかわ・たけのり

    1975年、東京都生まれ。25歳の時、知人から勧められた車いすバスケを本格的に始めた。41歳になった2016(リオデジャネイロ)年、日本代表チーム内で最年長の選手として出場。

  • O伊藤 華英
    いとう・はなえ

    1985年、埼玉県生まれ。2008年(北京)は競泳背泳ぎ、12年(ロンドン)は自由形で出場。現在は、スポーツコメンテーターとして活躍中。6月から、組織委員会戦略広報課担当係長に。

  • P太田 渉子
    おおた・しょうこ

    1989年、山形県生まれ。先天性左手全指欠損。スキー選手。2006年(トリノ)はバイアスロンで銅、10年(バンクーバー)はクロスカントリーで銀。パラスポーツの普及・振興に取り組む。

  • O荻原 次晴
    おぎわら・つぎはる

    1969年、群馬県生まれ。98年(長野)、ノルディック複合選手として出場。双子の兄・健司とそろって入賞。スポーツキャスターとして活躍中。

  • P河合 純一
    かわい・じゅんいち

    1975年、静岡県生まれ。15歳で失明。競泳選手として、92年(バルセロナ)から連続6大会出場。獲得メダルは日本人最多の21個。2016年、日本人初の「パラリンピック殿堂」入りを果たした。


  • ©Satoshi TAKASAKI/JTU
    P木村 潤平
    きむら・じゅんぺい

    1985年、兵庫県生まれ。先天性下肢不全。小学1年 から水泳を開始。2004年(アテネ)から3大会連続で競泳選手として出場。2016年(リオデジャネイロ)はパラトライアスロンで出場した。

  • P神保 康広
    じんぼ・やすひろ

    1970年、東京都生まれ。バイク事故で車いす生活に。18歳で車いすバスケを始め、92年(バルセロナ)から4大会連続出場。2000年から留学した米国でも活躍。

  • O菅原 智恵子
    すがわら・ちえこ

    1976年、宮城県生まれ。フェンシング選手。2004年(アテネ)から3大会連続出場。08年(北京)フルーレ個人で日本人初入賞の7位。続く12年(ロンドン)でも7位入賞を果たした。

  • P田口 亜希
    たぐち・あき

    1971年、大阪府生まれ。射撃選手。25歳の時、車いす生活に。退院後にビームライフルを始め、実弾を使用するライフルに転向。2004年(アテネ)から3大会連続で出場。

  • O千田 健太
    ちだ・けんた

    1985年、宮城県生まれ。中学からフェンシングを始め、2008年(北京)、日本代表選手として初出場。2012年(ロンドン)では男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した。

  • P中田 崇志
    なかた・たかし

    1979年、東京都生まれ。中学1年夏まで仙台市で育つ。2004年(アテネ)、高橋勇市選手の伴走でマラソン金。12年(ロンドン)は和田伸也選手の伴走で5000m銅。16年(リオデジャネイロ)も出場。

  • O中村 真衣
    なかむら・まい

    1979年、新潟県生まれ。4歳から水泳を始め、高校2年生で出場した96年(アトランタ)、背泳ぎで4位、2000年(シドニー)は背泳ぎで銀メダル、400mメドレーリレーで銅メダル。

  • O畑中 みゆき
    はたなか・みゆき

    1975年、宮城県生まれ。スキー競技を始めたのは19歳から。すぐに頭角を現し、2002年(ソルトレイク)、06年(トリノ)にモーグルで出場。その後、ハーフパイプスキーに転向し、国際大会で活躍した。

  • P花岡 伸和
    はなおか・のぶかず

    1976年、大阪府生まれ。17歳から車いす生活に。その後車いすマラソンを始め、2004年(アテネ)、12年(ロンドン)に出場し、入賞。現在も国内外のレースに参戦。

  • P廣瀬 誠
    ひろせ・まこと

    1976年、愛知県生まれ。17歳の時に病気で視力が低下。柔道で2004年(アテネ)から4大会連続で出場。16年(リオデジャネイロ)では3大会ぶりに60kg級で銀メダル獲得。

  • P藤井 郁美
    ふじい・いくみ

    1982年、神奈川県生まれ。高校2年から車いすバスケを始め2008年(北京)出場。今年5月、男子日本選手権で女子選手の出場が認められ宮城MAXの選手としてプレー。優秀選手に選ばれた。

  • O藤本 隆宏
    ふじもと・たかひろ

    1970年、福岡県生まれ。88年(ソウル)、日本男子競泳史上最年少で初出場。92年(バルセロナ)、400m個人メドレーで8位入賞。俳優として活躍中。

  • O松田 丈志
    まつだ・たけし

    1984年、宮崎県生まれ。2004年(アテネ)から4大会連続出場し、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得。特に今夏の800m自由形リレーで52年ぶりの銅メダル獲得は記憶に新しい。

  • P三宅 克己
    みやけ・かつみ

    1971年、愛知県生まれ。18歳の時に交通事故に遭い、退院後から車いすバスケを始めた。96年(アトランタ)、2000年(シドニー)、04年(アテネ)の3大会に出場

  • O三宅 宏実
    みやけ・ひろみ

    1985年、埼玉県生まれ。重量挙げ女子48キロ級で、2004年(アテネ)から4大会連続出場。12年(ロンドン)は銀、リ16年(リオデジャネイロ)で銅。宮城県出身の父義行さんは1968年(メキシコ)の銅メダリスト。

同日開催イベント

ウォーキングに参加する方にもそうでない方にも、楽しんでいただけるプログラムをご用意しました。ゲストアスリートも参加します。
事前申し込みは不要ですので、奮ってご参加ください。
(開催時間 11:30~16:00)

  • 車いすバスケットボール

    バスケットボール用車いすを操作しながら、ドリブルをしたりシュートしたりします。正式な試合では、コートの大きさやリングの高さは一般のバスケットボールとほぼ同じです。

  • ボッチャ

    てのひらに収まる大きさのボールを投げたり転がしたりして目標に近づけ、点数を競い合います。シンプルだけれど奥の深い競技です。

  • 陸上競技用車いす(レーサー)

    日常用の車いすより姿勢が低くなる競技用車いすで走ってみると、普段と違う視界が広がります。

  • スポーツVR

    トラックを走るレーサーのほか、東京2020大会に新競技として登場するスポーツクライミングとスケートボードの3競技を楽しめます。

  • ブラインドサッカー

    アイマスクをして何も見えない状態でボールを蹴ってみよう。ポイントは声をかけ合うことです。

  • 伴走教室

    視覚にしょう害のあるランナーと一緒に走る「伴走」。二人をつなぐのはお互いの手に持ったロープです。進む方向や障害物の場所を的確に伝えるコツをパラリンピアンが伝授します。(写真:中田崇志さん提供)

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