7日夜に北京で日本と中国が対戦したサッカー・アジアカップ決勝戦で、中国の曽慶紅国家副主席による観戦がいったん固まりながら、キックオフ約1時間半前にキャンセルされていたことが分かった。複数の中国筋が9日までに明らかにした。
中国指導部は、2008年の北京五輪を控え、今回のアジアカップ運営を重視したが、決勝戦開始直前になって君が代斉唱時のブーイングなど反日感情が高まる恐れがあると判断、政治的リスクを避けたとの見方が出ている。(時事) (04/08/10)