日本と中国が対戦するサッカーのアジアカップ決勝は7日午後9時すぎ(日本時間)、中国・北京のワーカーズスタジアムで行われ、日本が3―1で中国を破り、2大会連続3度目の優勝を果たした。日本は各大陸の勝者が参加して来年6月にドイツで開かれるコンフェデレーションズカップにアジア代表として出場することになった。
大会の最優秀選手には多くの得点を演出した日本の中村が選ばれた。
前半22分、日本は中村の左からのフリーキックを鈴木が受けて、さらに福西がヘディングでゴール、先制した。
中国は同31分、李明が中央からゴールして1―1の同点とした。
後半19分、日本はセットプレーから、中田浩が2点目を押し込んで、2―1と勝ち越した。
さらに終了間際にも玉田が3点目のゴールを決め、点差を広げた。
これでジーコジャパンの成績は20勝7敗8分となった。
日本のメンバーは次の通り。
【GK】川口【DF】田中、宮本、中沢【MF】福西、中田浩、三都主、加地、中村【FW】玉田、鈴木
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〈日本・ジーコ監督〉 「選手たちは自分たちのサッカーを淡々とやった。下馬評は低かったが、さまざまな困難を克服しながら上りつめ、最後に集大成を飾った。選手たちは自分たちの手でタイトルを取るんだ、渡すもんかと意地を見せた」
〈川淵三郎・日本サッカー協会会長〉 「勝因は、松田や藤田らの控え選手が長い期間、チームを盛り上げてくれたことだ。こんなに一体感ができたのは珍しい。ボーナスも普段は試合に出た選手と出ていない選手では違うのだが、今回は一律にすることにした」
(04/08/07)
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