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〈横浜国際女子マラソン・2〉 2人一緒 まだ走りたい 大南博美、敬美

2009年11月11日11時16分

写真:練習で競い合う大南博美(手前)と敬美=高橋監督提供練習で競い合う大南博美(手前)と敬美=高橋監督提供

 小学生のころから2人で走り続けてきた双子の姉妹、大南博美、敬美(たかみ)(ともにトヨタ車体)が8年ぶりに同じマラソンで顔を合わせる。これまでの対戦成績は妹・敬美の2勝1敗だ。

 01年以来、2人の対戦を避けてきた理由を高橋監督は説明する。「競い合って、つぶれてしまうから」。それは負けず嫌いの姉・博美にあるようで「(姉は)負けそうになると意地で走る。練習が練習にならない」と敬美も言う。

 身長も体重もほぼ同じ。敬美が02年、博美が07年にロッテルダムで優勝し、自己最高はともに2時間23分台。同じような競技人生を歩んでいる2人だが、内面は全く違う。

 お米が好きで、活動的で、きちょうめんなのが博美。かたや敬美はパンが好きで、どっしりとしていて、大雑把。性格が違うからこそ、「一緒にいられる」と2人は口をそろえる。

 敬美は01年、03年に世界選手権に出場し、博美は05年に1万メートルで世界選手権に出場した。マラソンでは、落ち着いた性格が向いているともいえる敬美の方が結果を残してきたが、ここ数年は故障がちで、目標は「2時間30分を切って入賞」と抑えめ。博美はロッテルダム優勝以降、不本意な結果が続いているが、「優勝を狙う」と勝ち気だ。

 そんな2人が今回、久々に一緒に走るのには理由がある。8月、来年3月末でのチームの廃部が決まったからだ。性格は違っても思いは一緒。「体が壊れるまで走り続けたい」。そのためにはアピールする結果が必要なのだ。

 レース当日に34歳の誕生日を迎える姉妹は「横浜で結果を出せば」と期待を抱く。横浜は、これからも2人で走る道をつかみ取るためのステージになる。(小田邦彦)

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