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〈横浜国際女子マラソン・3〉 狙う10勝目 キャサリン・ヌデレバ

2009年11月12日10時50分

写真:07年大阪世界選手権で優勝したヌデレバ07年大阪世界選手権で優勝したヌデレバ

 年輪のように実績を積み重ねてきた。世界選手権で金メダルを二つ、五輪で銀を二つ獲得。数々の栄光を手にしてきた37歳のキャサリン・ヌデレバ(ケニア)は言う。「走りに対する情熱がある。健康な間は走り続けたい。12年ロンドン五輪も考えている」。意欲は衰えていない。

 まれな存在だ。99年に初マラソンを経験してから約10年、世界のトップを走り続けてきた。01年には高橋尚子(当時積水化学)の当時の世界記録を更新する2時間18分47秒をマークしている。これは現在も世界歴代2位。マラソンを22度走り、最も悪い成績が今年のロンドンの7位だ。「どのように体をケアして、どのように走るかという知恵を、神様がくれた」。敬虔(けいけん)なクリスチャンは強さの秘密をそう説明する。

 ママさんランナーのはしり。97年に娘のジェーンちゃん(12)を出産してからマラソンを始め、力をつけた。今は練習のため、ケニアで半年、米国で半年を過ごす。まな娘とは会えない日々が続く。「寂しいけど、何かを犠牲にしないと、得られるものはない」。そんな自らへの厳しさも強さを支える。

 レースでは、ほかの選手の動きには我関せず、のスタイル。先頭集団から遅れても焦らず、マイペースを貫く。それでも最後には追い上げ、必ずといっていいほど優勝争いに絡む。「(横浜では)誰が走るのか知らない。自分のレースをするだけ」

 横浜でマラソン10勝目に挑む。「大きな節目になる。神が与えてくれた力のおかげ」。横浜で女神がほほえむと信じている。(小田邦彦)

2009横浜国際女子マラソン

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