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大会育てる重責 日本にも WBC

2009年3月25日11時52分

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 アジア勢同士の優勝争い。チームとしての仕上がり具合や取り組み、さらにファンの盛り上がり。すべて、日韓が群を抜いていた。やや複雑な思いがある。

 米国との準決勝前日、米国人記者が原監督に聞いた。「ボストンのファンは、ダイスケがなぜこの試合に一生懸命なのか、理解できない」

 2月5日、イチローと神戸市内で自主トレした松坂が、打撃投手を買って出た。米スポーツ専門局ESPNの関係者は「2月はじめの段階で、お互い準備できていたのは驚き」と目を丸くした。

 米国ではWBCをオープン戦の一つ、と考えている人がまだ多い。米国代表は大リーグ球団の意向に従い、起用法も制限されている。それが、野球の世界一決定戦を開くホスト国の現状だ。

 米国は出場辞退が多数出た上、故障者も続出した。大リーグのオーナーは3月開催に対する批判を強めている。第3回以降、ますます大リーガーがこの大会を敬遠するのではという懸念がある。

 改善すべき点は山積みだが、大会運営がメジャー主導である限り、解決は難しい。日本の加藤コミッショナーは「今は招待されている立場だが、将来的には日本も資金を出し、共催の形も考えないといけない」と語る。

 W杯サッカーも、創生期は様々な問題を抱えていたという。後世の野球ファンが、胸を張って「WBCの第1、2回王者は日本」と言える大会に育てるため、日本野球界の役割はより重く、大きくなった。(松元章)

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