アジアサッカー連盟(AFC=44協会)が、ワールドカップ(W杯)などの国際大会の予選をオセアニアサッカー連盟(OFC=11協会)と統合して行うことを検討していることが7日、わかった。AFCのピーター・ベラパン事務局長が明らかにした。
AFCにはW杯出場枠を広げる狙いがあり、OFCには大会のレベルを上げ、レベルの高い大会で観客を集め収益を上げたいという思惑がある。
豪州は来年からOFCからAFCに移ることが決まった。「ニュージーランドもAFC移籍を希望している」(ベラパン事務局長)とされる。AFCの一部には、AFCとOFCを合併して東西に分割する案もある。だが、これにはAFC内にも反対が根強く、OFC側も連盟として独立することを望んでいる。
過去のW杯では70〜82年の4大会でアジア・オセアニア地区予選が行われていた。66年大会はアフリカ・アジア・オセアニアで1地区だった。
06年W杯では、アジアの出場枠は4.5。まず4枠を争い、5位は北中米カリブ海地区4位とプレーオフへ。オセアニアは単独の出場枠がなく1位が南米5位と出場を争う。