朝日新聞デジタルを通して体験した
一人ひとりのエピソード。

活用シーンやお気に入りの機能、
生活の変化など、
ユーザーのリアルな声を
じっくり伺いました。

今回お話を伺ったのは、
朝日新聞デジタルの
「コメントプラス」の
コメンテーターとしても活躍する

イラストエッセイスト・ タレントの
犬山紙子さんです。

様々なメディアに出演するなかで感じた、
「情報の確かさ」の重要性

2021年6月から始まった朝日新聞デジタルの「コメントプラス」は、各分野の第一線で活躍する人々と経験豊富な記者たち合わせて約100人(2021年10月1日現在)が、最新ニュースにわかりやすい解説や、記事とは異なる視点、問題解決のための提案などをコメントする機能。コメンテーターの一人である犬山紙子さんは、常日頃から朝日新聞デジタルでニュースをチェックすることが習慣になっているのだそう。

「夫とのメッセージアプリのトークルームに、朝日新聞デジタルのリンクをピン留めしてすぐ見られるようにしているんです(笑)。子育てしているなかで、情報収集のためにしっかり時間を作るのはなかなか難しい。移動中や空き時間にサッと情報に触れられるのはデジタルの良さですね」

テレビやラジオ、雑誌などさまざまなメディアでコメンテーターを務める犬山さんにとって、その情報の確かさもとても重要なことだといいます。

「報道番組などでコメンテーターをやるようになってから、エビデンスや裏取りについてそれまで以上に意識するようになりました。私はSNSを使って発言することも多いため、自分が誤った情報を流してしまわないか、という怖さはいつも感じています。なので、裏取りがしっかりされている朝デジの情報にはすごく安心感がありますね」

他者の視点がバイアスを取りはらう。
コメンテーターの役目とは

2017年に第1子を出産後、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「#こどものいのちはこどものもの」を立ち上げた犬山さん。社会的養護を必要とする子どもたちへクラウドファンディングで支援を届けるプログラム「こどもギフト」のメンバーとしても活動しています。そんな犬山さんが注目するのは、やはり児童虐待や子育てに関わる記事です。

「児童虐待防止に関しては世論がとても大事だと思っているんです。2018年に起きた目黒虐待死事件は、国民からたくさんの声が上がったからこそ、児童相談所の新設や、児童福祉司や児童心理司の増員といった国のスピーディーな動きにつながりました。その時、世論がちゃんと政治や社会を変えていくのだということを実感したんです。大きな事件や出来事があると、日々起こっている子どもに関わるニュースは埋もれてしまうことがたくさんあります。でも、今こうしている間にも苦しんでいる子どもたちがいる。そういう子どもたちへの対策がもっと必要だという意見を表明し続けるためにも、そうした記事を選び、コメントするようにしています」

自身で「コメントプラス」のコメンテーターを務める一方、「他の方のコメントを見て『なるほど、こんな視点もあるのか』と参考にさせてもらうことが多々あります」と話す犬山さん。その実感から、「コメントプラス」は物事を新たに読み解くための助けになると語ります。

「ニュースって、ある事実から自分が何を読み取り、何を問題と感じて、何を考えるか、というころまでが大切だと思うんです。どうしても、私自身も『こうあってほしい』というバイアスをかけて物事を見てしまうけれど、そこに他者の視点が加わることで、そのバイアスが取りはらわれることも。『コメントプラス』は、視野を広げ、視点を変え、一つの事実をいろんな角度から読み解いていく手助けをしてくれる試みだと思っています」

さらに、「言ってしまえば私は専門家でもなんでもなく、一主婦なんです」と前置きしながら、自身のコメンテーターとしての役割についてこう語ります。

「私の強みは読者に近い立場だということ。だからこそ伝えられることがあると思っています。ただ、伝え方一つで偏見や差別を助長してしまうことがあるので、主語を大きくしないよう心がけています。たとえば、『この仕事をしている人は〜』とか『この国の人は〜』とか、そういった表現は、属性にまつわる話以外では、たとえそれが良い話の文脈であっても使わないようにしたい。そのなかには必ずひとくくりにできない多様性があるはずですから」

小さな声を封殺しない。
朝デジは、手をつないでくれるようなメディア

数多くのメディアに関わる犬山さんですが、なかでも朝日新聞デジタルは「『人・温度・多様性』のあるメディア」だと感じているのだそう。

「普段は光が当たらない場所に光を当てて取材をしていたり、子どもやジェンダーの問題も数多く取り上げている姿勢に、マイノリティの声を封殺しない朝日新聞の思想を感じます。いろんな立場の人に、きれいごとじゃなくどうしたら生きやすくなるだろうと呼びかけ、一緒に考えていく。まるで手をつないでくれるような印象があって、それが私にはすごく心地いいんです」

とくに、有名無名さまざまな人を紹介する「ひと」は、多様性を学ぶことができる大好きな連載だといいます。

「この連載には多様性がギュッと詰まっていますよね。最近とても勇気をもらったのは、15歳の女の子が、子どもの権利について大人にもっと知ってほしいという思いから、『子どもの権利条約を母子手帳に載せて』と訴え、地元の世田谷区でそれが実現したという記事。こうした記事を自分の子どもがもうちょっと大きくなったら、一緒に読んでみたいです」

夫の劔樹人さんとの関係を、妻が稼ぎ、夫が家事をする「逆転婚」などと取り上げられ、結婚観や家族の形について語ることも多い犬山さん。「まだ世の中に『女性だから〜』『男性だから〜』というジェンダーロールの意識があるからこそ生まれた『逆転婚』という言葉はなくなってほしいなと思っています」と話しながら、多様性を知り、学ぶことの重要性についてこう続けます。

「良くも悪くも自分の周りの環境で価値観が形成されていくものだと思うんです。そのうえで多様性を学ぶには、自分とは異なるコミュニティーにいる人や、違った生き方をしている人を知ることがとても大切。朝デジには、ジェンダーや多様な人々に焦点を当てた記事がたくさんあります。実際に自分でいろんな人に会いに行くことは難しくても、朝デジを読むことで自分のなかに新たな価値観を作っていけるんじゃないかなと思っています」

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