「患者を生きる」は、2006年春から朝日新聞生活面で連載している好評企画です。病気の患者さんやご家族の思いを描き、共感を集めてきました。テーマごとの連載5回を1本の記事にまとめました。
医師のエマ・大辻・ピックルスさん(42)は、高校時代からおなかの不調をかかえていたが、原因はわからないままだった。 33歳で長男を出産した直後には、腸の動きが低下する「イレウス」を起こした。医師に「…[続きを読む]
電車はなるべく車両の後ろ側に乗る。「換気がいい」との説をテレビの情報番組で聞いたからだ。窓は開いているか。マスクをしていない人は近くにいないか。素早くチェックする。 新型コロナウイルスの感染が広がり…[続きを読む]
■【まとめて読む】患者を生きる・産後うつ 望んだはずの妊娠、順調な出産。優しい夫とかわいい盛りの子どもに囲まれ、幸せなはずなのに、なぜかイライラが止まらない――。大阪府八尾市の看護師大井愛美さん(35…[続きを読む]
2011年1月、木下(きのした)京子(きょうこ)さん(40)は当時住んでいた仙台市で、初めてのお産を控えていた。 年末年始に腹痛を我慢して、かかりつけの産科クリニックに行くと、医師から「羊水の量が多…[続きを読む]
■【まとめて読む】患者を生きる・眠る「アルコール」 「否認の病気」とも言われるアルコール依存症。東京都の男性(53)は若い頃から酒が手放せない生活を送り、家族や職場を巻き込んでいました。アルコール依存…[続きを読む]
■【まとめて読む】患者を生きる・食べる「色の区別つかない」大阪府の特別支援学校で教員をする谷口順子(たにぐちじゅんこ)さん(44)は、神経の難病「多発性硬化症」になり、1年間にわたって見える世界すべて…[続きを読む]
■【まとめて読む】患者を生きる・スポーツ「肩の脱臼」 ボルダリング選手の杉本怜(すぎもとれい)さん(26)は、競技中のけがが原因で2014年に左肩を脱臼。繰り返される症状を克服するため、世界トップレベ…[続きを読む]
体育の授業中、突然の心臓発作で倒れた中学の男子生徒。居合わせた教員の救命措置と懸命の治療で生命はつながりますが、心臓移植が必要となり、生徒の胸には補助人工心臓が埋め込まれました。「生徒をまた学校に」…[続きを読む]
小児がんの原田歩夢(はらだあゆむ)くんは2015年9月、自宅で母の瑞江(みずえ)さん(28)の腕の中で息を引き取った。当時、4歳だった。2年半の闘病生活は、専門治療ができる東京の病院と自宅がある埼玉…[続きを読む]
沖縄県に住む平仲佳子さん(46)と同級生の高江洲孝代さん(46)は2015年、20年以上吸ってきたたばこを一緒にやめることにしました。診療所の禁煙外来を受診し、飲み薬の助けを借りながら約5カ月間禁煙…[続きを読む]
富山県小矢部市の自営業、久保秀智さん(54)は2011年4月、次男大貴さんの14歳の誕生日を祝うため、家族4人で焼き肉店を訪れました。そこで食べたユッケが原因で、久保さん、高校生だった長男(22)、…[続きを読む]
37歳のときに乳がんの手術を受けた東京都の桜井なおみさん(49)は、2年半後に勤めていた設計事務所を退職しました。生きがいだった仕事を辞めた経験から、がん患者の就労・雇用の実態を調査し、患者が社員と…[続きを読む]
4月16日の未明、熊本地方を最大震度7の揺れが襲いました。熊本地震の本震でした。生後80日余りだった友田さくらちゃんは、心臓の手術を受け熊本市民病院に入院中でしたが、そこで建物の一部が壊れました。病…[続きを読む]
■【まとめて読む】患者を生きる・食べる「がんと口内炎」 再発した乳がん治療のため、6種類目の抗がん剤の点滴を始めた女性(62)。数日後、唾液も飲み込めないほどの激痛に襲われます。副作用の口内炎のためで…[続きを読む]
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