2000年4月23日、新聞に1通の投書が掲載された。見出しは「大好きだから日産を辞めた」。 《満開の桜のまま散りたい。夫はこの言葉の通り三月末に、三十四年の会社生活に終止符を打ちました。紛れもない早期退職なのに、顔は晴れ晴れとしています。…[続きを読む]
日産自動車の経営を再建し、カリスマ経営者として日本の企業風土まで変えたカルロス・ゴーン。逮捕され、日産会長の座も追われたゴーンが日本と関わった19年間の「光と影」を追いました。(敬称略)
日産自動車を再建した世界的経営者、カルロス・ゴーン会長は逮捕から一夜明けた20日を、東京都葛飾区の東京拘置所で迎えた。この日、拘置所には大使館の車両とみられるワゴン車も出入りした。 ゴーン会長がゴーン容疑者に変わる端緒は、今年3月ごろにさ…[続きを読む]
■権力の源泉はオランダ オランダ・アムステルダム南部の閑静なオフィス街に、池に囲まれたモダンな3階建ての建物がある。門の横には「ルノー ニッサン ミツビシ」と書かれた黒い看板。日産自動車、仏ルノー、三菱自動車の会長に君臨してきたカルロス・ゴ…[続きを読む]
19年間続いた「ゴーン時代」。その幕開けは、1999年のことだった。 「どれだけ多くの努力や痛み、犠牲が必要となるか私にも痛いほどわかっています」 45歳で、仏ルノーから日産の最高執行責任者に就いたカルロス・ゴーン容疑者。記者会見では、た…[続きを読む]
金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の会長解任を決めた22日の日産自動車の臨時取締役会。20年近く日産を率いたゴーン容疑者の解任を全会一致で決めた会議の内容が、関係者の話で明らかになった。長時間に及んだ取締役会は、ゴ…[続きを読む]
日産自動車の臨時取締役会で、金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者の会長解任が決まった。20年近く日産を率いてきたゴーン容疑者は、逮捕から3日で経営トップの座を追われた。ただ、ゴーン容疑者は取締役として日産にとどまり、…[続きを読む]
日産自動車が、金融商品取引法違反容疑での逮捕を受けて会長職を解いたカルロス・ゴーン容疑者の後任会長について、大株主の仏ルノーに対し、指名させないとの意向を伝えていたことが分かった。 日産の幹部が明らかにした。「会長を決める権利まで向こうに…[続きを読む]
東京地検特捜部が日産自動車会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)を金融商品取引法違反容疑で逮捕した事件。海外でも関心が高く、地検は22日、海外メディアの要請で記者会見を開いた。日仏3社を率いたカリスマ経営者は現在、東京・小菅の東京拘置所…[続きを読む]
有価証券報告書に報酬を過少に記載したとする金融商品取引法違反の疑いで、東京地検特捜部に逮捕された日産のカルロス・ゴーン容疑者。「ゴーン流改革」の特徴のひとつが、大胆なリストラによるコスト削減だ。工場の閉鎖で生活が大きく変わった人は、ゴーン…[続きを読む]
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長への巨額の報酬をめぐる事件。最大の焦点は、退任後に受け取ることにしていた年およそ10億円を、開示すべきだったかどうかです。現在の焦点を1分動画で解説します。
世界中に衝撃を与えた日産自動車のカルロス・ゴーン会長の逮捕。20年近く日産の経営トップを務めた「カリスマ経営者」が不正に走った背景には、いったい何があったのでしょうか。1分の動画で解説します。
日産自動車での自らの報酬を過少に申告した疑いがあるとして、東京地検特捜部は同社会長のカルロス・ゴーン容疑者を金融商品取引法違反容疑で逮捕した。…[続きを読む]
「ゴーン? この街では聞かない名だよ」。中東レバノンで日産自動車を率いるカルロス・ゴーン会長の出身地を訪ねたことがある。探しあぐねたが、よく聞けば本来の発音はゴーンではなくゴスン。高名な一族だった▼ゴーン会長はブラジル生まれ。幼年期に両親…[続きを読む]
セーヌ川にほど近いパリのサンドミニク通り。水色の大きな門扉の向こうに砂利敷きの庭が静かに広がり、その奥に米大手法律事務所、レイサム&ワトキンスのパリ事務所がある。仏自動車大手ルノーの本社まで直線距離…[続きを読む]
知恵蔵miniの解説