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東京都の吉崎有希絵さん（３６）は２０２０年夏、後腹膜（こうふくまく）脂肪肉腫の２度目の再発がわかった。当時、主治医だった国立がん研究センター中央病院の泌尿器・後腹膜腫瘍（しゅよう）科の篠田康夫さん（… …[続きを読む]
2023年2月3日5時0分
（患者を生きる：４４６１）おなかのピノコ：４ また再発「根治難しい」
３０歳のときに希少がんの一つ「後腹膜（こうふくまく）脂肪肉腫」と診断された東京都の吉崎有希絵さん（３６）。再発により２度目の手術を終えた後、夫の響さん（４２）が耳の病気のため休職することにな…
2023年2月2日5時00分
（患者を生きる：４４６０）おなかのピノコ：３ 再手術の後、夫にも異変
１０万人に１人もいない珍しいがん「後腹膜（こうふくまく）脂肪肉腫」と診断された東京都の吉崎有希絵さん（３６）は、おなかの腫瘍（しゅよう）を漫画「ブラック・ジャック」に登場する女の子にちなみ「…
2023年2月1日5時00分
（患者を生きる：４４５９）おなかのピノコ：２ 白く、大きく、丸っこい
おなかの張りをきっかけに、泌尿器科医の義兄から「肉腫」の疑いを指摘された東京都の吉崎有希絵さん（３６）は、２０１６年１１月、国立がん研究センター中央病院を受診した。 郷里から医師の父が上京し…
2023年1月31日5時00分
（患者を生きる：４４５８）おなかのピノコ：１ 「便秘？」おなかに張り
６回目の結婚記念日となる昨年１２月２３日。東京都の吉崎有希絵（よしざきゆきえ）さん（３６）と夫の響（ひびき）さん（４２）は、国立がん研究センター中央病院（東京都中央区）にいた。 有希絵さんの…
2023年1月30日5時00分
がん再発し、止まらぬ涙「自分やばいな」 それでも走り続ける36歳
「人生を楽しみ尽くす」 有希絵さんと響さんの道のりは、これからも続いていく。 ◇ ご意見、ご感想は氏名・連絡先を明記のうえ、iryo-k@asahi.comへお寄せ下さい。「患者…
2023年1月29日13時00分
30歳でがん宣告「ピノコ」と名付けた肉腫 したたかな彼女との闘い
3度目の手術を前に、篠田さんは有希絵さんに伝えた。 「もう、根治的な治療は難しいかもしれない」 ◇ ご意見、ご感想は氏名・連絡先を明記のうえ、iryo-k@asahi.comへ…
2023年1月28日13時00分
（患者を生きる：４４５７）乳がんと出産：５ 情報編 様々なリスク考え選択
乳がんの約７０％は、女性ホルモンのはたらきでがんが成長する「ホルモン陽性」タイプだ。治療は、手術でがんを切除したあと、女性ホルモンのはたらきを抑えるホルモン療法を５～１０年ほど続けることが推…
2023年1月27日5時00分
（患者を生きる：４４５６）乳がんと出産：４ 治療を中断し、妊娠
２０１８年のクリスマスに乳がんと診断された横浜市の丸橋真生（まい）さん（３５）は、１９年１月に慶応義塾大学病院で右の乳房の全摘と再建の同時手術を受けた。手術後、将来のために受精卵を凍結した。…
2023年1月26日5時00分
（患者を生きる：４４５５）乳がんと出産：３ 全摘後、受精卵を凍結
乳がんの手術を受けるため、横浜市の丸橋真生（まい）さん（３５）は２０１９年１月、慶応義塾大学病院に入院した。 手術は、右の乳房を全摘した後、そのまま乳房再建のために人工シリコンを入れた。５時…
2023年1月25日5時00分
（患者を生きる：４４５４）乳がんと出産：２ ２人目、産めないの？
横浜市の丸橋真生（まい）さん（３５）は２０１８年のクリスマスに乳がんと告知された。医師からは、右の乳房の全摘を提案された。 「命が大事だし、全摘のほうが良いよ」。夫（４４）のすすめもあり、「…
2023年1月24日5時00分
（患者を生きる：４４５３）乳がんと出産：１ クリスマスに告知
２０１８年秋、横浜市の丸橋真生（まい）さん（３５）は、企業の新卒採用をサポートする人材広告会社の営業課長として、忙しい日々を送っていた。 「理系の人材が欲しい」「急に内定辞退された」「あと２…
2023年1月23日5時00分
（患者を生きる：４４５２）残った小腸１７センチ：９ 情報編 表面積増やす新薬も
短腸症候群（ＳＢＳ）は、何らかの理由で腸が短いため、栄養や水分が十分に吸収できない病気だ。国内では千人超の患者がいて、カテーテル感染や重い合併症に悩まされながら生活している。 薬の投与や手術…
2023年1月20日5時00分
（患者を生きる：４４５１）残った小腸１７センチ：８ 誰かの「夜」を支えたい
掛川倖太郎さん（３２）は、腸を長くする治療を経て「短腸症候群サバイバー」となった。 これまでは「長生きはできないだろう」と思ってきたが、今は「生き残った後、どう生きるか」という問いと正面から…
2023年1月19日5時00分
（患者を生きる：４４５０）残った小腸１７センチ：７ 治る可能性、逆に不安に
短腸症候群だった掛川倖太郎さん（３２）は、腸を長くする治療を受け、毎日点滴で栄養をとる生活から脱却することができた。 これまでは、点滴のルートから入り込んだ細菌による感染症に苦しんできた。い…
2023年1月18日5時00分
（患者を生きる：４４４９）残った小腸１７センチ：６ 通常の便、初めてに感動
短腸症候群の掛川倖太郎さん（３２）は２０２１年３月、腸を長くする治療を、慶応大学病院（東京都新宿区）で受けた。それまでは長野県で生活していたが、退院後も通院のため、都内の賃貸マンションに９カ…
2023年1月17日5時00分
（患者を生きる：４４４８）残った小腸１７センチ：５ 心臓が止まりかけた夜
短腸症候群の掛川倖太郎さん（３２）は、点滴を入れ続けてきた中心静脈がすべて閉塞（へいそく）し、２１歳で、心臓に直接、カテーテルを入れた。その心臓が深刻な事態に陥ったのは、就職して５年後の２０…
2023年1月16日5時00分
（患者を生きる：４４４７）残った小腸１７センチ：４ 挑戦続けた大学生活
出生直後、小腸の大部分を摘出した掛川倖太郎さん（３２）は、中心静脈に入れたカテーテルを経由して点滴で栄養を入れてきた。大学生になって、これまで母親が担ってきた日々の点滴の管理は自分で行うよう…
2023年1月13日5時00分
（患者を生きる：４４４６）残った小腸１７センチ：３ 卒業のため点滴つけ登校
短腸症候群で長い入院生活を送った掛川倖太郎さん（３２）は、子どものころ寝付けない夜を覚えている。うすいカーテンで区切られた６人の大部屋にはなぜか大人もいて、いびきがうるさかった。 消灯は午後…
2023年1月12日5時00分
（患者を生きる：４４４５）残った小腸１７センチ：２ 入院繰り返し「病院の子」
出生直後、壊死（えし）のおそれがある小腸の大部分を摘出した掛川倖太郎さん（３２）は、小学校では、長距離走など激しい運動を控えること以外に制限はなく、活発に動き回るようになった。 だがこの時期…
2023年1月11日5時00分
（患者を生きる：４４４４）残った小腸１７センチ：１ 腸ねじれ、生後すぐ手術
ミルクを何度も戻してしまう。口から栄養がとれない……。 １９９０年９月。掛川倖太郎（かけがわこうたろう）さん（３２）の異変は出生直後からあらわれた。 待望の第１子。元気な子が生まれるのが当た…
2023年1月10日5時00分
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