【左上】ドキュメンタリー「火の海」が金熊賞を受賞。関係者と喜びを分かち合うジャンフランコ・ロージ監督（左から２人目）、【右上】会見で笑顔をみせるジョージ・クルーニー、【右中】「Ｍｉｌｅｓ Ａｈｅａｄ」で主演・監督をしたドン・チードル（左）、【右下】ユーモアある受け答えをみせたコリン・ファース、【左下】会見場に入る審査員長のメリル・ストリープ、【中下】「クリーピー 偽りの隣人」出演者の（右から）香川照之さん、竹内結子さん、黒沢清監督、西島秀俊さん＝写真はいずれも伊藤恵里奈撮影
【左上】２０１５年のベルリン映画祭。「ナイト・オブ・カップス」の会見に出席したナタリー・ポートマン【上中央】会見後、記者の質問に丁寧に答える菊地凛子【左下】左からダミアン・ルイス、ニコール・キッドマン、ベルナー・ヘルツォーク、ジェームス・フランコ【右】ベルリンといえば熊。市内いたるところで熊のモチーフがみられる＝写真はいずれもベルリンで、２０１５年２月、伊藤恵里奈撮影
■「世界の涯（は）ての鼓動」 生物数学者のダニー（アリシア・ヴィキャンデル）とイギリスの諜報（ちょうほう）員ジェームズ（ジェームズ・マカヴォイ）。２人はフランス、ノルマンディーの海岸に立つ瀟洒（しょ…[続きを読む]
任務負う男女の恋と別離 ヴィム・ヴェンダース監督「世界の涯ての鼓動」 映画大好き！(2019/7/26) 休暇先で恋仲になりながら、すぐに引き裂かれてしまう男女の悲恋を描く「世界の涯（は）ての鼓動」が８月２日から順次公開される。「ベルリン・天使の詩」で知られるヴィム・ヴェンダース監督の最新作だ。インター…
トゥーランドット、ハッピーエンドでない救済 新国立劇場など、新解釈で制作 行定勲さん語る(2019/7/26) 古代の北京が舞台のプッチーニのオペラ「トゥーランドット」を東京文化会館と新国立劇場が共同制作し、大胆な新解釈で話題を呼んでいる。演出はバルセロナ・オリンピック開会式の演出を手がけたアレックス・オリエ…
気にしていた「名優の二世」 石橋静河、雑音は消えた？(2019/7/8)
いま最も注目と称賛を浴びる若手俳優の石橋静河には、デビュー前、高名な両親を持つがゆえの悩みがあった。「言われるのが嫌だから、お芝居をしないようにと思っていた」と明かす。それでも、５年のキャリアで地歩…
＜お知らせ＞フランス映画祭２０１９横浜、２０日から(2019/6/18) 日本初公開の最新フランス映画を紹介する映画祭です。上映作品は、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「シノニムズ」＝写真＝など長編１５本と短編１本。監督や俳優によるトークショーやサイン会もあります。 … フランス映画祭が今年も開かれる。２０～２３日の期間中、横浜みなとみらいホールとイオンシネマみなとみらいで、長編１５本と短編１本が上映される予定だ。注目はフランス代表団の団長を務めるクロード・ルルーシ…
“窓際”電通マン、映画づくりで開花 米独の映画祭で受賞(2019/6/10) 大手広告会社、電通で「窓際社員」だった長久允（ながひさまこと）さん（３４）の監督作が米国やドイツなどの映画祭で受賞を重ね、１４日から全国で公開される。日の当たらない人への応援歌となる物語をつくり続け…
「窓際」電通マン、映画で世界に飛躍 体調不良が転機に(2019/6/10) 大手広告会社、電通の社員、長久（ながひさ）允（まこと）さん（３４）の監督作が米国やドイツなどの映画祭で受賞を重ね、１４日から全国で公開される。三つ編みのお下げという特徴的な髪形で、さぞ華やかな道を歩…
黒木華、何色に染まろうか 初シェークスピア、「ハムレット」に挑戦(2019/4/25) シェークスピアの四大悲劇に数えられる「ハムレット」が新たに上演される。オフィーリア役を担う黒木華（はる）にとっては、初のシェークスピア作品。「色のない役者」を志向する彼女は、大傑作における悲運のヒロ…
シリア難民の姿、自分なりの言語で 「セメントの記憶」ジアード・クルスーム監督(2019/3/22) 内戦のシリアから逃れた難民が隣国レバノンの過酷な建設現場で働く姿を描いた「セメントの記憶」が２３日から東京・渋谷のユーロスペースで公開される。 監督は、徴兵中の軍務で政権軍の宣伝映像を撮影した経験を…
Ａｒｏｕｎｄ Ｔｏｋｙｏ(2019/3/15) ■竹宮惠子画業５０年＠川崎 竹宮惠子さんの画業５０周年記念展「竹宮惠子 カレイドスコープ ５０ｔｈ Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ」が、川崎市市民ミュージアム（同市中原区、０４４・７５４・４５００）で開催中…
（しつもん！ドラえもん：３２５５）えいぞう編 こたえ(2019/3/14) ナツメヤシ 開催地（かいさいち）カンヌ市（し）のシンボルなんだ。同（おな）じく「世界（せかい）３大映画祭（だいえいがさい）」のひとつであるベルリン国際映画祭（こくさいえいがさい）の金熊賞（きんくまし…
群馬）四万温泉舞台の映画「まく子」完成披露(2019/3/7) 四万（しま）温泉（群馬県中之条町）を中心に渋川市や東吾妻町で撮影した映画「まく子」が完成し、１５日から高崎市のイオンシネマ高崎をはじめ全国で公開される。直木賞作家・西加奈子さんの同名小説を、新進気鋭…
（視界良考）三宅唱さんと ＠ベルリン国際映画祭(2019/2/24) １７日に閉幕した第６９回ベルリン国際映画祭に、日本からは俊英による４作が参加した。手厳しい専門誌や批評家からも二重丸の評価を受け、今後の世界進出が期待される三宅唱監督の「きみの鳥はうたえる」もその一…
社会性への評価、色濃く 金熊賞のラピド監督「芸術性も見てほしい」 ベルリン映画祭振り返る(2019/2/22) １７日に幕を閉じた第６９回ベルリン国際映画祭。かねて「世界が抱える問題をベルリンから発信したい」と語っていたディレクターのディーター・コスリックの最終年にふさわしく、社会的、政治的テーマを扱った作品…
（スポットライト）ドイツ映画、最前線の１０作品 映画大好き！(2019/2/22) ドイツ映画の最前線を紹介する「ドイツ映画祭２０１９」が３月８日～１５日、東京・渋谷のユーロスペースで開催される。 「希望の灯（あか）り」＝写真＝は、旧東ドイツの巨大スーパーで働く人々の物語。ベルリン… 第６９回ベルリン国際映画祭の授賞式が１６日夜（日本時間１７日未明）に開かれ、コンペティション部門の最高賞である金熊賞に、イスラエル出身のナダブ・ラピド監督の「シノニムズ」（仏など合作）が選ばれた。国…
金熊賞に仏など合作映画「シノニムズ」 ベルリン映画祭(2019/2/17) 第６９回ベルリン国際映画祭の授賞式が１６日夜（日本時間１７日未明）に開かれ、コンペティション部門の最高賞である金熊賞に、イスラエル出身のナダブ・ラピド監督の「シノニムズ」（仏など合作）が選ばれた。国…
ＨＩＫＡＲＩ監督の作品が観客賞に ベルリン映画祭(2019/2/17) 第６９回ベルリン国際映画祭で１６日午後（日本時間同）、斬新な作品が集まるパノラマ部門に出品されたＨＩＫＡＲＩ監督の初長編「３７ Ｓｅｃｏｎｄｓ」が同部門の観客賞と、各部門から選出される国際アートシア…
ベルリン映画祭、若者部門で日本人監督作品が特別表彰(2019/2/16) 第６９回ベルリン国際映画祭で１５日夜（日本時間１６日未明）、若者向け映画が対象のジェネレーション１４プラス部門で長久允（まこと）監督の「ウィーアーリトルゾンビーズ」が青少年審査員による特別表彰を受け…
群馬）高崎と安中が題材 海外との合作映画２作品公開へ(2019/2/14) 群馬県の高崎市と安中市が題材となった海外との合作映画の話題作２作品が、近く全国で公開される。高崎市とシンガポールを舞台に撮影された「家族のレシピ」（３月９日公開）と、日本のマラソン発祥とされる安中市…
チャン・イーモウ監督作品、上映中止 ベルリン映画祭「編集作業の問題」(2019/2/13) ドイツで開催中のベルリン国際映画祭は１１日、メインの長編コンペ部門に参加が決まっていた中国の「ワン・セカンド」（チャン・イーモウ監督）の上映ができなくなったと発表した。映画祭側は公式サイトで「ポスト…
チャン・イーモウ作品、上映中止に ベルリン国際映画祭(2019/2/12) ドイツで開催中のベルリン国際映画祭は１１日、メインの長編コンペ部門に参加が決まっていた中国の「ワン・セカンド」（チャン・イーモウ監督）の上映ができなくなったと発表した。映画祭側は公式サイトで「ポスト…
新鋭日本勢、野心作で問う ベルリン国際映画祭開幕(2019/2/8) 第６９回ベルリン国際映画祭が７日に開幕した。最高賞を競うコンペティション部門に日本勢の作品はないが、新鋭監督の野心作が他の部門に参加している。その世界観が、海外の目にはどう映るのか――。 注目が集ま…
北海道）ゆうばり映画祭３月７日から 最後の冬季開催へ(2019/2/7) ２９回目を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」（実行委など主催、朝日新聞北海道支社など特別後援）が今年、最後の冬季開催となる。今年は３月７～１０日の４日間に決まったが、来年からは春から秋の…
韓国映画「福岡」、国際映画祭で上映へ 福岡市内でロケ(2019/1/30) 福岡が海を渡り、ベルリンに挑む？ 韓国映画「福岡」が、２月７日に始まるベルリン国際映画祭で上映される。韓国の古書店主が福岡を旅する物語だ。 福岡国際映画祭に参加し、街を気に入ったチャン・リュル監督が…
（ＴＯＫＹＯ再び：２）まなざし 河瀬直美さん×山本晋也さん(2019/1/3) ■２０２０年東京五輪・パラリンピック 年は相当違うし、作風はもっとかけ離れ、縁もゆかりもない２人の映画監督。共通点はただ一つ、「東京五輪」だ。２０２０年の東京オリンピック公式映画の監督に決まった河瀬…
（ひと）森山拓也さん トルコの原発反対運動を追う映画を撮った(2018/11/17) お祭りのようだった。歌って、踊って、反原発を訴える。「参加者の生き生きした表情に取りつかれた」。論文づくりの記録用だった一眼レフで、動画を撮らずにはいられなかったのが始まりだ。 渡航を重ね、２０１６…
ロブグリエ、日本初公開の５作品など上映(2018/11/9) 従来の小説概念を覆した文学運動「ヌーボーロマン」（新しい小説）の旗手として知られるフランスの作家アラン・ロブグリエ。その映画監督作品を集めた特集上映が２３日から、東京・渋谷のシアター・イメージフォー…
東京国際映画祭、問われる存在感 芸術・商業、両立追求に苦言 注目は釜山(2018/11/6) ３日に閉幕した第３１回東京国際映画祭は、最高賞「東京グランプリ」にフランスのミカエル・アース監督の「アマンダ」を選んだ。だが芸術性と娯楽性の両方を同様に重視するコンペ作の質に対して、審査委員からは苦…
（評・映画）「７月２２日」 テロ事件、その後の重い荷物(2018/10/26) 今年のベネチア映画祭はネットフリックス旋風が吹き荒れた。コンペに３本出品し、１本が金獅子賞、１本が脚本賞を得た。ポール・グリーングラス監督の本作は無冠だったが、受賞に値するクオリティーがあった。映画…
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