京都大などのチームは、さまざまな細胞になれるヒトのｉＰＳ細胞から、胎盤になる細胞をつくることに成功したと発表した。胎盤の異常によって赤ちゃんの発育不全や母体の高血圧などが起きると考えられており、これ…[続きを読む]
ヒトのｉＰＳ細胞やＥＳ細胞から、受精卵が胎児になる初期段階である「胚盤胞（はいばんほう）」を世界で初めてつくったと、米国とオーストラリアのチームがそれぞれ発表した。将来的に、細胞から生命を新たにつく…
「あなたはどっち派？」原発事故とコロナで見えた分断(2021/3/6) 「想定外」の巨大地震と原発事故で科学への信頼が大きく揺らいだ東日本大震災から10年。科学と社会は関わりを結び直すことができるのか。現場で模索を重ねてきた、これからを担う世代の専門家に尋ねます。 震災…
（東日本大震災１０年 科学と社会のはざまで）危機で生じた分断、結び直す 榎木英介さんに聞く(2021/1/14) ２０１１年３月の東日本大震災では、「想定外」の巨大地震と原発事故で科学への信頼が大きく揺らいだ。あれから１０年。科学は社会との関わりを結び直すことができたのか。これからどうすべきなのか。現場で模索を…
ヒット作の「匂い」、聞けない「肉声」 2020年とは(2020/12/31) 「幸せが壊れる時には いつも血の匂いがする」 この言葉は、漫画やテレビアニメの「鬼滅の刃（やいば）」の冒頭に登場する。嗅覚（きゅうかく）に優れた主人公・竈門炭治郎（かまどたんじろう）の独白だ。人食い…
２０２０年 あの日 １月～１０月(2020/12/30) （年齢・肩書などは、原則として当時。海外の出来事は現地時間） ■１月 １日 サッカー天皇杯で神戸優勝 決勝で鹿島を破り、クラブ史上初のタイトル １日 公的年金等控除を見直し 年金受給者のうち、年金収…
（回顧２０２０）匂いを感じる、この身体のもろさ 「鬼滅の刃」「香水」大ヒット…意識された嗅覚(2020/12/29) 「幸せが壊れる時には いつも血の匂いがする」 この言葉は、漫画やテレビアニメの「鬼滅の刃（やいば）」の冒頭に登場する。嗅覚（きゅうかく）に優れた主人公・竈門炭治郎（かまどたんじろう）の独白だ。人食い…
学術会議の元副会長、任命問題に「もっと大人の発想を」(2020/12/3) 日本学術会議の会員候補6人が任命されなかった問題は発覚から2カ月が経ち、会議そのもののあり方を見直す動きも出ています。一流の科学者たちが政策を検証して政府や議会に助言する「アカデミー」。海外の状況を…
（科学の扉）ミニ臓器、実力アップ 脳・目・肝…構造や機能再現、コロナ研究にも(2020/10/26) 細胞を培養して、ミリ単位の「ミニ臓器」をつくる技術が広がっている。本物の臓器に近い立体構造や機能の一部を再現できるようになり、「オルガノイド」とも呼ばれて注目を集める。医療への実用化の道も見えてきた…
マウスのＥＳ細胞からミニ心臓 治療薬探し、応用に期待 東京医科歯科大など(2020/9/4) マウスのＥＳ細胞から直径１ミリ程度の「ミニ心臓」をつくることができたと、東京医科歯科大などのチームが発表した。心房や心室があり、拍動もする。心臓病などの治療薬探しに生かせる可能性があるという。英科学…
（いちからわかる！）肺がん研究の論文で不正があったの？(2020/8/27) ■薬を巡る別の研究で、「安全だ」という根拠（こんきょ）になっていた コブク郎 また大きな研究不正があったの？ Ａ 大阪大と国立循環器（じゅんかんき）病研究センターを退職した医師の５本の論文で、存在し…
（いちからわかる！）病気の赤ちゃんの治療、ＥＳ細胞を使ったの？(2020/6/8) ■腹部に注入し肝臓（かんぞう）のはたらきを高めた。国内初移植だよ アウルさん 病気の赤ちゃんに細胞（さいぼう）を移植する治療（ちりょう）が始まったそうだけど、どんな治療法なの？ Ａ 国立成育医療研究… ヒトのＥＳ細胞（胚〈はい〉性幹細胞）やｉＰＳ細胞から毛包や皮脂腺などを含む皮膚組織をつくることに成功したと、ハーバード大などの研究チームが発表した。この組織を移植したマウスの発毛もＥＳ細胞で確認して…
ｉＰＳ細胞、安全性どこで担保 ハードル高い臨床研究、やらずに治験行う事例も(2020/6/4) ｉＰＳ細胞の実用化に向けた安全性確認で、４年前につくった臨床研究のガイドラインが厳しく、本来なら実用化前の最終段階に行う臨床試験（治験）の方が規制の一部が緩いという逆転が起きている。人工的につくった… 国立成育医療研究センター（東京都）は２１日、人のＥＳ細胞（胚〈はい〉性幹細胞）からつくった肝細胞を、重い肝臓病の赤ちゃんに移植する臨床試験（治験）をしたと発表した。移植は成功し、容体は安定していると…
ノートなく大学が調査 「ケータイを持ったサル」の著者(2020/4/21) 京都大霊長類研究所（愛知県犬山市）の元教授が発表した論文に、研究手法や内容についての疑いが持ち上がり、大学側が調査していることがわかった。元教授は、大麻の合法的成分「カンナビジオール（CBD）」を活…
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