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11月13日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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伊能忠敬の日本地図

3種類の伊能図

3種類の伊能図

伊能忠敬は
1800年(55歳)から16年(71歳)までの
17年間にわたって 日本全国を測量。
没後の1821年、
大図(全214図)、中図(全8図)、小図(全3図)
からなる「大日本沿海輿地全図」が完成

「大日本沿海輿地全図」

【伊能図の精度】 狭い範囲では正確だが、広い範囲で見ると北海道や東北、九州南部などで東西方向にずれがある、と専門家からは指摘される。緯度が天体観測で比較的容易に調べられたのに対し、経度は地点間の時間の差を測る必要があり、正確な時計がない当時は観測が難しかったからだ。計算で求めた経線が地図上に引かれたため、実測との間にずれが生じたとみられる。
 ただ、伊能図の経線を無視し、地図の形だけを比較すると、ずれはかなり小さくなるという。
(伊能忠敬研究会・菱山剛秀理事による)

無断転載を禁じます。日本学士院蔵

伊能図の精度

 狭い範囲では正確だが、広い範囲で見ると北海道や東北、九州南部などで東西方向にずれがある、と専門家からは指摘される。緯度が天体観測で比較的容易に調べられたのに対し、経度は地点間の時間の差を測る必要があり、正確な時計がない当時は観測が難しかったからだ。計算で求めた経線が地図上に引かれたため、実測との間にずれが生じたとみられる
 ただ、伊能図の経線を無視し、地図の形だけを比較すると、ずれはかなり小さくなるという。
(伊能忠敬研究会・菱山剛秀理事による)

無断転載を禁じます。
日本学士院所蔵

(伊能忠敬像 伊能忠敬記念館蔵)

(伊能忠敬像 伊能忠敬記念館蔵)

伊能忠敬の測量年表

  • 1745年

    伊能忠敬誕生

  • 1800年

    第1次測量(東北、北海道南部)

  • 1801~02年

    第2次測量(関東、東北)

  • 1802年

    第3次測量(東北西部)

  • 1803年

    第4次測量(東海、北陸)

  • ※ここまでの調査成果を「日本東半部沿海地図」にまとめる

  • 民間知識層まで広まっていた可能性?

  • ※5次以降は、幕府の直轄事業に

  • 1805~06年

    第5次測量(近畿、中国)

  • 1808~09年

    第6次測量(四国)

  • 1809~11年

    第7次測量(九州)

  • 1812~14年

    第8次測量(九州)

  • 1815~16年

    第9次測量(伊豆七島)

  • 1816年

    第10次測量(江戸)

  • 1818年

    伊能忠敬死去

  • 1821年

    「大日本沿海輿地全図」が完成

  • 軍事機密として厳重な取り扱い?

  • (カッコ内は主な測量地)

  •  伊能忠敬は、現在の千葉県香取市にあった商家の当主。隠居後の50歳で江戸へ移り、幕府天文方の役人、高橋至時から天文学や暦学などを学んで測量を始めた。日本で初めて実測によってつくられた日本地図は、その精巧さから幕府の禁制品だったとされてきた。

写真・図版

富士山や琵琶湖もはっきり 伊能中図、こだわりの正確さ (2018/6/5)

表示している「伊能中図」は、日本列島を八つに分けて描いています。 地図には国や郡、村の名前が細かく記されているほか、測量の際に目印にした山や島などに向かって赤い方位線も描かれています。実測で地図を作り上げたことがわかります。実は彩色も美し…[続きを読む]

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  • 柳楢悦(2013年08月23日 朝刊)

    1832〜91。津藩(三重県)藩士。長崎海軍伝習所一期生として勝海舟らと測量・航海術などを学ぶ。海軍省水路局(現・海上保安庁)初代局長として日本近海の海図を作製。海洋測量の第一人者で「海の伊能忠敬」と称される。元老院議官や貴族院議員も務める。妻は嘉納治五郎の姉。

  • 長久保赤水(2016年02月11日 朝刊)

    赤浜の農家に生まれたが、幼くして両親などを亡くし、学問に理解がある継母に育てられる。農業をしながら儒学、天文学、地理学を学ぶ。35歳ごろから各種の文献を比較検討して編集する日本地図の作製を始める。1773年、芻蕘談を著す。77年、水戸藩6代藩主徳川治保(はるもり)の侍講(側近の先生)に推薦されて小石川の上屋敷に移る。79年、「改正日本輿地(よち)路程全図」を完成させる。経線と緯線を記入した日本最初の地図で、幕末まで約100年間ベストセラーだった。のちに沿岸部を初めて実測して作成した伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」(1821年完成)が幕府の管轄下で一般の目に触れることはなかったのに比べ、赤水図は販売され当時の日本人に大いに利用されたという。

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