「敗戦後論」をはじめ、文学から社会時評まで幅広く論じた文芸評論家の加藤典洋(かとう・のりひろ)さんが16日、肺炎で死去した。71歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻厚子さん。 1948年、山形市生まれ。「言語表現法講義」で新潮学芸賞。…[続きを読む]
占領下の日本を取材した米国の記者による『ニッポン日記』に、こんな場面がある。連合国軍総司令部(GHQ)が、自分たちのつくった憲法草案を日本の閣僚たちに渡す。15分間だけ与えるから読めと言って、ベランダに退いた。憲法が「強制」された瞬間であ…[続きを読む]
天皇陛下が退位の意向をにじませるお気持ちを表明したことを受け、「戦後」について考え続けてきた文芸評論家の加藤典洋さんに話を聞いた。 ◇ ――天皇陛下の「お言葉」を、どのようにお聞きになりまし……[続きを読む]
戦後日本に関する考察で知られる文芸評論家・加藤典洋さんの新著『戦後入門』(ちくま新書)が注目されている。憲法9条は変えない方がよいというこれまでの考えを見直し、「国連との同盟」を目指す9条改正案を提起した。「戦後の原点」への回帰を促す提案…[続きを読む]
辛島デイヴィッドが薦める文庫この新刊!『村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011』(上・下) 加藤典洋著 ちくま学芸文庫 上1430円 下1320円『このあたりの人たち』 川上弘美著 文春文庫 …[続きを読む]
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