阪大で原子力工学を修了後、94年に東京電力に入社。福島第一原発の当直勤務。わずか4カ月で辞め、朝日新聞社に転職（主に経済取材を担当）しましたが、爆発事故以降、東電にいたことは省略しないようにしています。52歳
■アナザーノート 大月規義 みなさんは2011年の東京電力福島第一原発事故の後、南に15キロほど離れた場所に「作業員村」があったことを知っているだろうか。 原発事故から4年後、原発事故で廃業したゴルフ…[続きを読む]
■アナザーノート 大月規義編集委員 東日本大震災の復興の取材現場を歩いていると、被災したばかりの当時が、頭の中によみがえることがあります。映画「君の名は。」ではありませんが、いつか忘れてしまうのかもし…[続きを読む]
■アナザーノート 大月規義編集委員 こんにちは。大月規義と申します。東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故が起きた2011年3月以来、震災復興や原発政策の取材を続けてきました。このニュースレターが届…[続きを読む]
原発立地、国の厚い支援延長へ 福島事故後初も議論なし
(2021/1/19)
原発を抱える自治体への財政支援を手厚くする特別措置法の期限が3月末に切れるため、政府は期限を10年間延長する改正案を今国会に提出する。期限を迎えるのは、2011年3月の東京電力福島第一原発の事故後初めて。事故後の原発への反発は根強く、かつて原発の新増設を後押…
原発立地の議員、厳秘で会合「波風立てず延長決めたい」(2021/1/19)
東京電力福島第一原発事故の前にできた原発推進のための法律が、3月末の期限を前に延長されようとしている。原発の廃炉が進むいま、原発の立地自治体にお金を配り、新増設を図る法制度の延長は、数々の矛盾をはらむ。本来は、延長法案をまとめる前に公の場で十分な議論が必要だ…
原発特措法延長、はらむ矛盾 政府は「防災」強調 進む廃炉(2021/1/19)
東京電力福島第一原発事故の前にできた原発推進のための法律が、３月末の期限を前に延長されようとしている。原発の廃炉が進むいま、原発の立地自治体にお金を配り、新増設を図る法制度の延長は、数々の矛盾をはらむ。本来は、延長法案をまとめる前に公の場で十分な議論が必要だ…(2021/1/19)
原発を抱える自治体への財政支援を手厚くする特別措置法の期限が３月末に切れるため、政府は期限を１０年間延長する改正案を今国会に提出する。期限を迎えるのは、２０１１年３月の東京電力福島第一原発の事故後初めて。事故後の原発への反発は根強く、かつて原発の新増設を後押…(2020/12/26)
東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示の解除について、政府の原子力災害対策本部（本部長・菅義偉首相）は２５日、除染をしていない地域でも解除できるようにする新たな方式を正式に決めた。人が住む見込みがないことや一定の被曝（ひばく）対策を行うことなどを条件に、地元…
除染なき避難指示解除 「手放しでは喜べない」住民複雑(2020/12/25)
東京電力福島第一原発事故から間もなく10年。政府が25日、福島県の7市町村に出している避難指示の解除に、除染なしで解除できる方式を新たに加えた。除染より早期の解除を優先した飯舘村の判断が背景にあったが、妥協を強いられた村民の思いは複雑だ。他の自治体も国による…
除染なしでも「避難指示」解除可に 政府、地元要望受け(2020/12/25)
東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示の解除について、政府の原子力災害対策本部（本部長・菅義偉首相）は25日、除染をしていない地域でも解除できるようにする新たな方式を正式に決めた。人が住む見込みがないことや一定の被曝（ひばく）対策を行うことなどを条件に、地元…
福島第一の汚染水、風評対策の予算4倍に 情報発信強化(2020/12/22)
東京電力福島第一原発事故でたまり続ける汚染水を処理・処分する問題で、復興庁は来年度予算案に、風評払拭（ふっしょく）・リスクコミュニケーション強化対策として、前年度の4倍の20億円を計上した。平沢勝栄復興相は21日の閣議後会見で、「処分方法はまだ決定していない…(2020/12/18)
東京電力福島第一原発事故の被害で減った人口を少しでも回復させるため、原発周辺１２市町村に転居した世帯に最大２００万円、起業した事業者に同４００万円を支給する制度を復興庁が２０２１年度に始める。避難指示が解除されても住民の戻りが約２割にとどまっており、今後は新…
（けいざい＋）飯舘村長の選択：下 村を取り戻すために(2020/11/12)
２０１１年４月上旬。当時、民主党政権で官房副長官だった福山哲郎氏に福島県飯舘村の菅野典雄村長（当時）は呼ばれた。村内の放射線量が避難基準を上回っていることが分かり、原発事故から１カ月たって全村避難を伝えられた。 「菅野村長の顔は今も忘れない。真っ青、血の気が…
（けいざい＋）飯舘村長の選択：上 除染にこだわるよりも(2020/11/11)
東京電力福島第一原発の事故から９年余り。いまも避難指示が続く自治体に、「亀裂」が生じた。 「一緒にやっていくのは難しい。協議会から抜けていただきたい」 ６月２５日、第一原発の北西２５キロにある福島県葛尾村の村長室。「原発事故による帰還困難区域を抱える町村の協…
３次補正、復興相「首相指示一切なし」 復興庁が訂正文(2020/11/11)
平沢勝栄復興相は１０日の閣議後会見で、今年度の第３次補正予算編成に対する菅義偉首相の指示について聞かれ、「今日の閣議で総理からの発言は一切ございませんでした」と述べた。復興庁はこの約２時間半後、報道各社に訂正文を送り、平沢氏の発言を「認識に誤りがあった」とし…
補正予算の首相指示「一切なし」と復興相 2時間後訂正(2020/11/10)
平沢勝栄復興相は10日の閣議後会見で、今年度の第3次補正予算編成に対する菅義偉首相の指示について聞かれ、「今日の閣議で総理からの発言は一切ございませんでした」と述べた。復興庁はこの約2時間半後、報道各社に訂正文を送り、平沢氏の発言を「認識に誤りがあった」とし…
原発の処理水、菅首相「飲んでもいい？」 東電の説明は(2020/11/3)
■経世彩民 大月規義の目 「飲んでもいいの？」。9月26日、東京電力福島第一原発を訪れた菅義偉首相は、原発の汚染水を浄化処理した水を見て、東京電力の関係者にそう聞いた。「希釈すれば飲める」という東電の説明を受けての発言だった。菅首相は飲まなかったという。 仮に…
コロナ対策、あれもこれも 診療・検査…多岐に 来年度予算、概算要求(2020/10/1)
来年度予算の概算要求が締め切られた。新型コロナウイルスの影響が長引き、経済の立て直しが急がれる。成長戦略や少子高齢化への対応など、中長期の課題も山積みだ。霞が関の役人たちは、私たちの税金をどのような事業に使おうとしているのか。▼１面参照 ■医療 新型コロナウ…(2020/8/28)
復興庁は２７日、東日本大震災で被災した企業などが減税される「復興特区税制」の対象地域を、２０２１年度から岩手、宮城、福島の３県４２市町村に縮小することを明らかにした。いまは茨城、青森を含めた５県１４３市町村が対象だが、被害が深刻だった太平洋沿岸に限定する。市…
土壇場で消えた「最終処分場」 環境省が模索した事情(2020/8/4)
■経世彩民 大月規義の目 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から来年で丸10年を迎えるのを前に、最近、これまで取材してきた政治家や官僚らを改めて訪ねている。その中で、びっくりな裏話を聞くこともある。たとえば、福島県の双葉、大熊両町で整備が進んでいる汚…
帰還困難区域の解除 「除染なしでも」と言えない理由(2020/7/4)
東京電力福島第一原発の周辺に残る帰還困難区域を除染せずに解除する新たな方針について、政府の原子力被災者生活支援チームは1日、原子力規制委員会で検討内容を説明した。しかし、支援チームは「除染が不要」という核心について、まるで既成概念かのように説明を省いた。背景…
福島原発の避難指示、未除染でも解除へ 国の責務に例外(2020/6/3)
東京電力福島第一原発事故の避難指示区域について、政府は除染をしていない地域でも避難指示を解除できるようにする方向で最終調整に入った。いまは除染が進んだ地域だけが解除の対象だが、将来人が住まない見通しがあるなど、一定の条件を満たせば、除染なしでも解除して立ち入…
除染か避難解除か 原発事故から9年、地元に強いる選択(2020/6/3)
東京電力福島第一原発事故で避難した地域の除染が、曲がり角に差し掛かっている。政府は避難指示の解除に、除染を不要にする方式も導入する。地元が除染を求めれば立ち入り制限が続き「地域の分断」は解消されない。除染か解除か。地元に厳しい選択を強いることになりかねない。…
除染か解除か、苦悩の選択 分断避けるため、飯舘村は訴えた(2020/6/3)
東京電力福島第一原発事故で避難した地域の除染が、曲がり角に差し掛かっている。政府は避難指示の解除に、除染を不要にする方式も導入する。地元が除染を求めれば立ち入り制限が続き「地域の分断」は解消されない。除染か解除か。地元に厳しい選択を強いることになりかねない。…
除染せず避難解除、可能に 居住断念が条件 政府最終調整 福島原発事故(2020/6/3)
東京電力福島第一原発事故の避難指示区域について、政府は除染をしていない地域でも避難指示を解除できるようにする方向で最終調整に入った。いまは除染が進んだ地域だけが解除の対象だが、将来人が住まない見通しがあるなど、一定の条件を満たせば、除染なしでも解除して立ち入…(2020/5/27)
東京電力福島第一原発の廃炉と、周辺被災地の復興を進めるため、復興庁の有識者会議（座長・坂根正弘コマツ顧問）は27日、原発周辺に研究者や大学生らを集め、居住にもつなげる計画の素案をまとめた。新たに5千人規模が移り住み、周辺人口は今より3～4割増えると試算する。…
経産省、コロナ禍でも「御意見を伺う場」 聞こえた本音(2020/5/12)
■経世彩民 大月規義の目 新型コロナウイルスの影響で自粛の嵐が吹きすさぶ中、あえて続行している会合がある。経済産業省の「関係者の御意見を伺う場」だ。エリート官僚が付けた「下から目線」すぎる会合名といい、コロナ禍での開催敢行といい、どこか怪しさを感じる。 会合の…
成長なき復興の「物語」とは 縮小にポジティブな意味を(2020/3/11)
あの日から9年。膨大な労力と費用を投じて「復興」が行われてきた。だが、被災者の暮らしは再建されたのか。心の傷は癒やされたのか。「復興」の方向性は正しかったのだろうか。■語れぬ心痛、行政は聞いているか 苅米照子さん 「50代の息子が引きこもりになってしまった」…
（耕論）「復興」の忘れもの 苅米照子さん、山内明美さん、御厨貴さん(2020/3/11)
あの日から９年。膨大な労力と費用を投じて「復興」が行われてきた。だが、被災者の暮らしは再建されたのか。心の傷は癒やされたのか。「復興」の方向性は正しかったのだろうか。 ■「浜通り出身」言えぬ孤独 苅米照子さん（ＮＰＯ法人ウィメンズスペースふくしま理事） 「５…
福島の食材、韓国念頭に「そっちの国より安全」 復興相(2020/2/18)
田中和徳復興相は18日、東日本大震災から丸9年を前にした報道各社の共同インタビューで、福島県産を中心とした被災地の食材が一部の国・地域で輸入規制され続けている現状について、韓国を念頭に「そっちの国より（日本産のほうが）よっぽど安全だし、きれいだ」と述べた。輸…
聖火リレー出発点わきのホットスポット 記者の線量計は(2020/2/18)
■経世彩民 大月規義の目 東京五輪の聖火リレーが約1カ月後の3月26日にスタートする。出発地点は、福島県の楢葉、広野両町にあるサッカーの大型施設「Jヴィレッジ」だ。東京電力福島第一原発から南に約20キロの場所にある。昨年10月、ここの楢葉町営駐車場で局所的に高…
汚染水処分の判断、政府に「丸投げ」した専門家会議(2020/1/26)
■取材考記 東京電力福島第一原発にたまる汚染水をいつどこに捨てるのか、経済産業省の小委員会が政府に判断を「丸投げ」して議論を打ち切ろうとしている。昨年末の小委員会に同省が示した「取りまとめ案」では、放出場所を海か大気中か決めず、時期は「政府が責任をもって決定す…
帰還困難区域、初の解除決定 ３月に双葉・大熊・富岡の一部、常磐線全通へ(2020/1/18)
政府の原子力災害対策本部は１７日、東京電力福島第一原発の周辺地域のうち、最も放射線量が高かった福島県の帰還困難区域について、駅前周辺などに限って３月に避難指示を解除すると決めた。同区域の解除は事故後初めて。 解除されるのは双葉町のＪＲ双葉駅周辺が３月４日午前…
１０２兆円、使い道は ２０２０年度、政府予算案(2019/12/21)
政府の２０２０年度当初予算案が閣議決定された。過去最高の１０２兆６５８０億円にものぼるお金の使い道（歳出）には、高等教育の負担軽減策や氷河期世代の就職の支援など、暮らしにかかわる事業も盛り込まれた。▼１面参照 ■医療 病院再編・統合に８４億円 政府が定める医…(2019/12/10)
東日本大震災の復興をめぐり、復興庁は９日、２０２１年度からの５年間に必要な事業費が「１兆円台半ば」になるとの試算を公表した。２０年度末までの１０年間では３２兆円を投じることになっており、一気に縮小される。大型の公共工事がほぼ終わるためで、経済の下支えを失う被…
原発「甘い備えの象徴」解体 旧オフサイトセンター(2019/11/26)
東京電力福島第一原発の事故で国の「前線基地」になるはずだった福島県大熊町の旧オフサイトセンター。その建物本体の解体工事が２５日、始まった。事故直後に対応に当たっていた国の役人や原発の専門家らが全員撤収し、事故へのずさんな備えの象徴だった施設は、「復興」のため…
原発事故、ずさんな備えの象徴 オフサイトセンター解体(2019/11/25)
東京電力福島第一原発の事故で、国の「前線基地」になるはずだった福島県大熊町の旧オフサイトセンター。その建物本体の解体工事が２５日、始まった。事故の直後に対応に当たっていた国の役人や原発の専門家らが全員撤収し、事故へのずさんな備えの象徴だった施設は、「復興」の…(2019/11/8)
政府は、東日本大震災からの復興の司令塔となる復興庁について、２０２０年度末となっている設置期限を１０年間延長して３０年度末とする方針を決めた。延長後は、東京電力福島第一原発事故の被災地の支援に重点を置き、岩手や宮城などの津波被災地への支援は２６年３月末までの…(2019/11/7)
政府は、東日本大震災からの復興の司令塔となる復興庁について、２０２０年度末となっている設置期限を１０年間延長して３０年度末とする方針を決めた。延長後は、東京電力福島第一原発事故の被災地の支援に重点を置き、岩手や宮城などの津波被災地への支援は２６年３月末までの…
関電にみるトップとムラの絆 もはや「反経済的勢力」？(2019/10/15)
■経世彩民 大月規義の目 またしても、原発がらみの辞任となった。 福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた責任をとり、関西電力の岩根茂樹社長や八木誠会長、原発担当の役員らが退任すると発表した。 この２０年、日本の大手電力会社のトップが原子力に絡むトラ…
原発自主避難は「担当外」 新復興相「福島県で対応」 住居問題(2019/9/14)
田中和徳復興相（７０）は１３日の閣議後会見で東京電力福島第一原発事故の自主避難者について「復興庁は担当の役所ではない」と発言した。復興庁は自主避難を含む原発事故避難者の生活を守る「子ども・被災者支援法」を所管しており専門家から疑問の声が出ている。 田中氏の発…
原発自主避難者「復興庁は担当外」 田中復興相が発言(2019/9/13)
田中和徳復興相（７０）は１３日の閣議後会見で、東京電力福島第一原発事故の自主避難者について、「復興庁は担当の役所ではない」と発言した。復興庁は自主避難を含む原発事故避難者の生活を守る「子ども・被災者支援法」を所管し、東日本大震災の被災者支援全体には毎年１００…
課題山積み、暮らしは・経済は 概算要求(2019/8/31)
来年度予算の概算要求は、過去最大の１０５兆円規模に膨らんだ。児童虐待対策や就職氷河期世代の支援、自然災害への対応など切実な課題は山積みだ。私たちの暮らしや経済にとってどんな影響がある要求になったのだろうか。▼１面参照 ■子育て・介護 児童虐待防止を強化、ハン…(2019/8/8)
世耕弘成経済産業相は８日、廃炉が決まった東京電力福島第二原発の立地２町を対象とする特別な交付金制度を設立することに前向きな姿勢を示した。２町が要望しており、廃炉が決定した原発の立地自治体を対象とする交付金制度より手厚い仕組みにする考えだ。 世耕氏は８日、福島…
さかなクンとポーズ 初代復興相は落選 予言は的中(2019/7/30)
■経世彩民 大月規義の目 「ギョ、ギョ～！」――。７月２５日、東京・霞が関にある復興大臣の部屋に、さかなクンが現れた。震災復興に貢献した団体や個人に感謝状を贈る、復興庁の催しだった。 さかなクンは岩手県久慈市で被災した水族館の再建を手伝ったという。感謝状を左手…
前線基地、放射能に無防備 オフサイトセンター、解体へ(2019/7/30)
東京電力福島第一原発事故で政府が「大失態」を演じた旧オフサイトセンター（福島県大熊町）が、解体されて無くなる。その作業を控えた建物の内部を取材すると、放射能への備えがまるでないずさんな構造が改めて見えてきた。▼１面参照 ■雑居ビルのよう 取材した６月２５日の…
原発、甘い備えの象徴解体へ 福島、機能しなかった「事故対策拠点」(2019/7/30)
東京電力福島第一原発事故で「前線基地」になるはずだった福島県大熊町の旧オフサイトセンターが、解体されることになった。８月にも作業が始まる。事故直後、役割を全く果たせず事故への備えをないがしろにしていた象徴の建物が、今年度内に姿を消す。事故の教訓をきちんと伝え…
原発事故の対策拠点、解体へ 「教訓が消える」と懸念も(2019/7/30)
東京電力福島第一原発事故で「前線基地」になるはずだった福島県大熊町の旧オフサイトセンターが、解体されることになった。８月にも作業が始まる。事故直後、役割を全く果たせず事故への備えをないがしろにしていた象徴の建物が、今年度内に姿を消す。事故の教訓をきちんと伝え…(2019/7/27)
２０２１年３月末に廃止される復興庁について、政府・与党は同年４月以降も存続させる方針を固めた。原発事故を受けた福島を中心に、国の対応がまだ必要だと判断した。当初、復興庁と、内閣府にある防災部局を統合し、将来の巨大災害にも対応する新組織を立ち上げる方向で検討し…
東電元社長、原発の必要性に異例の言及 「必要悪だ」(2019/5/25)
政策シンクタンク「構想日本」が２４日に東京都内で開いた原発問題をテーマにしたフォーラムに、元東京電力社長の南直哉（のぶや）氏（８３）が参加し、原発の必要性を語った。２０１１年３月の福島第一原発の事故以降、東電の社長経験者が大衆の前で原発政策について語るのはま…
原子力学ぶリケ女の家庭内不和と、聞く耳持たぬ人たち(2019/5/14)
■経世彩民 大月規義の目 福井市に住む大学４年生、中武真穂さん（２１）は１０連休を前に気が重かった。法事のため、兵庫県の実家に帰省する。そこで、父方の祖母と顔を合わせなければならない。 「また、おんなじことを聞かれ、おんなじことを言わなくちゃいけないのかあ」 …
新築の間取り、大熊の自宅と同じに 避難生活８年の現実(2019/4/10)
福島県大熊町の大川原地区は１０日、原発事故による避難指示が解除された。だが、ここに自宅を持つある一家は通いこそすれ、暮らすことはない。８年にわたる避難生活を過ごした人々にとって、帰還か否かだけではない。 「家に行くけど一緒に来るか」。大熊町から南に４０キロ離…PR注目情報
