貧困や虐待などで実親と暮らせない子どもの９割は施設で暮らし、里親などの家庭的な環境で暮らす子は１割です。国は今年、家庭的な環境を積極的に増やしていく方向を示しました。子どもにとって最善の育ちの場を、…[続きを読む]
来年度の税制改正論議で、貧困家庭の子どもに対する贈与税を一定額まで免除することが議題になっている。祖父母や親から教育資金をもらうと最大１５００万円まで課税されないが、篤志家からもらうと税金を払わなけ…[続きを読む]
スマートフォンに保存した風呂上がりの女児の写真を、神奈川県の女性（２７）はよく眺める。生後１週間で、養親になることを希望していた夫婦に託し、特別養子縁組を結んだ。 仲介する民間事業者にメールを送った…[続きを読む]
■子どもと貧困 生活保護世帯の子どもが平均より高い割合で高校を中退している。背景に貧困の影響を指摘する声があり、中退後の学び直しや中退を防ぐための新たな支援が始まっている。 １０月中旬。中退や不登校を…[続きを読む]
福岡県小郡市長選が18日告示され、新顔の古賀秀紀氏（66）、前職の平安正知氏（60）、現職の加地良光氏（56）のいずれも無所属の3人が届け出た。25日に投開票される。17日現在の選挙人名簿登録者数は…[続きを読む]
（社説）「こども庁」 器作りより政策遂行を(2021/4/17) 自民党の若手議員らの提案をきっかけに、菅首相が「こども庁」の創設に意欲を示している。首相の指示を受け、党内の検討組織も立ち上がった。 首相が掲げる「行政の縦割り打破」の看板政策にして、年内に行われる…
ふたり親困窮世帯への給付金 明石市は5月に早期支給へ(2021/4/16) コロナ禍で困窮するふたり親世帯への国の特別給付金をめぐり、兵庫県明石市は16日、対象世帯を独自に判定し、5月中に支給する方針を発表した。住民税の非課税世帯が支給対象だが、課税額の決定や国の仕組みづく…
中国「脱貧困」は本当か 農村調査20年の東大教授語る(2021/4/16)
農村部などで貧困人口をゼロにする「脱貧困」の目標を達成した――。中国は昨年末にこう宣言し、今年3月の全国人民代表大会（全人代）でも大々的にアピールしました。中国では都市部がどんどん発展する一方で、そ…
「こども庁本部」トップは二階氏 門外漢に頼る党の事情(2021/4/15) にわかに自民党で本格化した「こども庁」構想。議論を詰めるために立ち上げた本部のトップは二階俊博幹事長だ。公共事業や観光振興で力を発揮してきたこわもての二階氏が、なぜ、こども庁？ 「全ての子どもの未来…
こども庁は「パンドラの箱」 所管官庁は複数、難航予想(2021/4/14) 子どもに関連する諸課題に一元的に取り組む「こども庁」の創設に向け、自民党は13日、「『こども・若者』輝く未来創造本部」の初会合を開いた。「縦割り行政の打破」を掲げる菅政権は、同庁創設を次期衆院選の目…
大学修学支援、進学率あがったが 低所得世帯向け、さらに拡充求める声(2021/4/14) ２０２０年度から国が始めた低所得世帯向けの修学支援制度により、大学・短大などへの進学率がどの程度上がったか文部科学省が調べたところ、住民税非課税世帯では、導入前と比べて１０ポイントほど上昇したとみら…
こども庁、器作りが先行 具体策見えず 自民が初会合(2021/4/14) 子どもに関連する諸課題に一元的に取り組む「こども庁」の創設に向け、自民党は１３日、「『こども・若者』輝く未来創造本部」の初会合を開いた。「縦割り行政の打破」を掲げる菅政権は、同庁創設を次期衆院選の目…
コロナでバイトなく…制度の対象外、待ち受ける奨学金(2021/4/13) 昨年度から導入された国の修学支援制度により、収入の少ない世帯の進学率が上がった。ただ、制度の対象となった学生も暮らしの厳しさを口にする。制度の対象外となり、コロナ禍でアルバイト先も減って苦しい生活を…
収入低い世帯、大学進学率10ポイント上昇 制度後押し(2021/4/13) 2020年度から国が始めた低所得世帯向けの修学支援制度により、大学・短大などへの進学率がどの程度上がったか文部科学省が調べたところ、住民税非課税世帯では、制度導入前と比べて10ポイントほど上昇したと…
こども庁、2つの組織案 霞が関、思惑透ける主導権争い(2021/4/11) 菅義偉首相が創設に意欲を示す「こども庁」について、内閣府と文部科学省がそれぞれ作成した組織案が判明した。検討は今後、自民党主導で進むことになっているが、水面下では与党の目玉政策に乗じ、新組織の主導権…
子育て給付金、ふたり親世帯は7月以降 対象確定に時間(2021/4/11) 菅義偉首相が3月に支給を表明した困窮する子育て世帯向けの特別給付金のうち、ふたり親世帯への支給が7月以降にずれ込む見通しであることが、厚生労働省への取材でわかった。国による仕組みづくりに時間がかかる… 菅義偉首相が３月に支給を表明した困窮する子育て世帯向けの特別給付金のうち、ふたり親世帯への支給が７月以降にずれ込む見通しであることが、厚生労働省への取材でわかった。国による仕組みづくりに時間がかかる…
コロナ禍、不本意な中退防ぐには 家計厳しく友人作れず意欲低下――専門家に聞く(2021/4/11) コロナ禍によって、大学生や高校生の中退が増えることが心配されている。保護者や自分が仕事を失ったり待遇が悪化したりして、家計が厳しくなった学生のほか、オンライン授業が続いて友人がつくれなかったり、学習… 農林水産省が、取れすぎた野菜の廃棄を減らし、フードバンクなどに回して困窮世帯への支援につなげようと、農家への補償制度の改革に取り組んでいる。 従来の制度は、豊作などで野菜の市場価格が暴落して出荷を見…
失望から自立へ、助け合い得る希望 「サンドラの小さな家」脚本・主演、クレア・ダン(2021/4/9) 公開中の「サンドラの小さな家」は、夫の暴力に傷つき貧困にあえぐ女性が自力で家を建て居場所を見いだしていく希望の物語だ。自らの脚本で主演を務めたアイルランドの新星クレア・ダンは「自分が紙に書いたものが…
（現場へ！）「外国ルーツ」の子を支える：４ 見守る大人の愛、あふれてる(2021/4/8) 「Ｍｉｎａｍｉこども教室」のボランティア名簿に今年１月、新しい名前が加わっていた。 「松井校長」 大阪市立南中学の校長、松井宏之（５９）のことだ。あまりに頻繁に教室に来てくれるからと、スタッフが書き…
ファミマ、子ども食堂支援 家庭で余った食品、店頭で受け付け コロナ禍、困っている人を応援(2021/4/8) ファミリーマートは、家庭で余った食品を店頭の回収箱で預かり、必要な人に届ける「フードドライブ」の活動を全国で順次展開する。コロナ禍で食糧支援のニーズが高まるなか、各地の社会福祉協議会やＮＰＯと連携し…
「こども庁」創設、選挙目当てでは？仕掛け人に聞くと…(2021/4/7) 《子どもをめぐる政策を担当する「こども庁」の創設について、菅義偉首相が検討を指示》。新年度早々、そんなニュースが話題を呼んだ。まだ組織や人員の規模など具体的な内容は固まっていないが、行政の縦割りをな…
苦しかったよね、リュウちゃん 3歳児亡くした母の悲痛(2021/4/6) 幼い息子を抱えてシングルマザーになった女性に寄り添ってくれたのは、同じように幼子を1人で育てる交際相手。「父親になる」との言葉を信じ、同居していた東京都江東区のタワーマンションに息子を残して海外に出…
「本気示す」 ヴェルディが練習着にあえてSDGsロゴ(2021/4/3) サッカーのJ2東京ヴェルディが、SDGs（持続可能な開発目標）のロゴを練習着に入れることになった。本来なら、スポンサーのロゴを掲出できるスペースをあえて使う、異例の取り組みだ。 SDGsのロゴは、練…
「山梨の子ども白書」発行(2021/4/3) 山梨県内で子どもの教育や居場所づくりなどに取り組む個人や団体が、子どもたちの状況やそれぞれの活動内容を報告した「山梨の子ども白書」（2021年版）が初めて発行された。「コロナ禍で子どもは」などの三つ…
（書評）『蔓延する東京 都市底辺作品集』 武田麟太郎〈著〉 下平尾直〈編〉(2021/4/3) ■低い目線で帝都のリアルを描く 表題から、昨今のコロナ禍の話と思われるだろう。だが本書の舞台は１９３０年代だ。当時、銀座などの都心は関東大震災から復興を遂げて外観を一新した。対照的に郊外や工場街は、…
谷原章介 「めざまし８」メーンキャスター 生活の一部になる(2021/4/3) コロナ禍の前から日本にじわりと広がる、相互監視の鬱屈（うっくつ）した空気を感じ取ってきた。「いろんな『私的』警察が出ているじゃないですか。そういう空気感を変えたい。見張ってたら、いつか自分が見張られ…
ロケット弾の嵐のなかで それでもパレスチナを憎まない(2021/4/2)■青春と愛国とロケット弾（5） あの日、イスラエル人がパレスチナを恐れる気持ちが少しわかった気がした。 2年前の5月、私は取材でイスラエル南部の民家を訪れていた。前日、パレスチナのガザ地区から250発…
支援後「礼がないなら警察だ！」 感謝求める「督促状」(2021/4/2) 「これで2回目の督促だ！ 礼がないなら、次は警察から連絡があるから待ってなさい！！」 「19歳ひとり親 『ご飯ない』と検索」（昨年10月18日付朝刊1面掲載）で伝えた、幼い男の子を育てながらコロナ禍…
コロナ禍で半数休止 弁当配布やガイドラインで工夫も(2021/4/2) 「感染者が増えつつあって、お年寄りも来る場で、大人数での食事が再開できるのか判断できない」 新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年3月に活動を休止した島根県江津市の「お茶のま食堂」事務局の冨金原（ふき…
子ども食堂普及 鳥取は3位、お隣の島根はなぜ最下位？(2021/4/1) 低額で食事を提供し、子どもの居場所にもなっている「子ども食堂」。全国でその数は増加傾向にあるが、山陰両県の普及度は鳥取が全国3位の一方、島根は最下位。この差はどこから来るのか、2回にわたって探る。 …
「ご飯ない」19歳母へ10万円 昭和の記憶が動かした(2021/4/1) 19歳ひとり親 「ご飯ない」と検索 昨年10月18日の朝刊1面にこんな見出しの記事が載った後、これまで経験したことのない読者からの反響があった。 「支援をしたいから、19歳のママの連絡先か支援団体を…
混乱１０年「人間以下の生活」 避難民キャンプ、物資不足 シリア(2021/4/1) 丘の上の雑木林にテントが乱立していた。２月初旬、シリア北西部アフリン。数日前に降った雨で地面はぬかるみ、靴底に赤茶の土がべっとりとまとわりつく。避難民キャンプには１５００人以上が暮らしていた。 アハ…
「せっかち」な菅首相、閣僚10人呼ぶ 翌朝会うのに(2021/3/30) 新年度予算の成立から週が明けた29日、菅義偉首相は10人の閣僚と立て続けに面会し、政権の看板の「デジタル化」や「脱炭素化」などをめぐり矢継ぎ早に対応を指示した。閣内からも「せっかち」と評される首相。…
SDGs17目標に挑戦 B1川崎、子どもMCや川崎丼(2021/3/29) 【神奈川】プロバスケットボールB1川崎ブレイブサンダースは27、28の両日、川崎市とどろきアリーナで、国連のSDGs（持続可能な開発目標）が掲げる17目標すべてに挑戦するイベントを開いた。チームは昨…
夜間中学の歴史 生徒の思い伝える 御所市で企画展(2021/3/29) 学ぶこと、それは生きること。夜間中学をテーマにした企画展が、奈良県御所市の水平社博物館で開催中だ。奈良も含めた夜間中学の歴史や学ぶ人たちの思いを丹念に伝えている。29日休館、4月4日まで。大人500…
大会遠征資金40万円を寄付 松島中学校、女子バスケ部(2021/3/29) 松島中学女子バスケットボール部は27日、県内の子どもの貧困解消に取り組む「沖縄こども未来プロジェクト」（代表・武富和彦沖縄タイムス社長）へ40万円を寄付した。新型コロナウイルスの影響で出場予定だった…
口座ないが携帯はある 貧困層に支援金、3週間で届けた(2021/3/29) お金をためたり、送ったり借りたりもできる金融サービスは、計画的な暮らしに欠かせない生活基盤だ。 だが、世界銀行の2017年の調査によると、世界では17億人の成人が銀行口座を持っていない。ほとんどが途…
「めざまし8」谷原章介「視聴者の憂さ晴らしはしない」(2021/3/29) 「違うガス抜きの仕方もあると思うんですよ。もっと楽しいこととか」。不倫警察に自粛警察。谷原章介（48）はコロナ禍の前から日本にじわりと広がる相互監視の鬱屈（うっくつ）した空気を感じ取ってきた。「いろ…
（共生のＳＤＧｓ コロナの先の２０３０）携帯使い融資、女性自立後押し(2021/3/29) （１面から続く） 「家の中にしまっておいた現金を夫に使われてしまうことがなくなった。お金のやり取りが携帯電話でできるので安心だ」。インド南部アンドラプラデシュ州で露店を営むシャンティアマさん（３５）…
差別はどうすればなくせるか それぞれの経験を聞く(2021/3/28) 森喜朗元首相による女性蔑視発言や新型コロナウイルス感染者らを排除する動き、人種差別に抗議する米国のブラック・ライブズ・マター運動など、差別の話題を耳にする機会が増えています。差別とは何か、どうすれば…
（フォーラム）差別をなくしたい：１ 当事者の経験から(2021/3/28) 森喜朗元首相による女性蔑視発言や新型コロナウイルス感染者らを排除する動き、人種差別に抗議する米国のブラック・ライブズ・マター運動など、差別の話題を耳にする機会が増えています。差別とは何か、どうすれば…
国軍に服従したら友人縁切り 仕事ゼロでも「闘うしか」(2021/3/25) ミャンマーで国軍がクーデターを起こし、権力を握ってから2カ月近く。市民の反発を力で抑え込もうとする国軍側の弾圧で、社会と経済の混乱がより深まっている。傷つき、苦しんでいるのは、クーデターが起きるまで…
生理痛、気持ちの問題と言われて 道行く女性に声かけた(2021/3/25) 15日朝。東京都豊島区役所の窓口を次々に女性が訪れ、茶色い大きな紙袋を受け取っていった。ハートを抱いた女性のイラストが描かれた紙袋の中には、生理用品が入っている。 「コロナの影響で仕事がなくなって、…
山中教授も有働アナも愛聴者 ラジオ英語、長寿番組に幕(2021/3/24) 34年間にわたって続いてきたNHKのラジオ講座「実践ビジネス英語」が、3月27日の放送を最後に終了する。国際ビジネスの実用英語が学べる先駆的な番組として1987年に始まり、幅広い年代のリスナーから愛…
生活苦の学生に「ご飯だよ」 僧侶からお供えのお下がり(2021/3/19) 新型コロナウイルスの影響で収入減などに悩む一人暮らしの大学生の支援に、山形県内の僧侶らが乗り出した。各寺院に寄せられた故人へのお供えから食品の「お下がり」を無償で譲る取り組みで、名付けて「ままけはく…
【詳報】感染微増なのに全面解除宣言 首相「今が大事」(2021/3/18) 菅義偉首相は18日、新型コロナウイルス対応で首都圏4都県に出している緊急事態宣言の解除を決め、記者会見で国民に説明しました。タイムラインで詳報します。■自殺者対策、菅首相「大きな問題との位置づけで取…
子ども食堂などNPOに60億円、職業支援も 首相会見(2021/3/18) 菅義偉首相は、5本の柱から成る総合的な対策と併せて、緊急事態宣言が解除された後も、「資金繰り、雇用調整助成金などできるだけの支援をきめ細かく行っていく」との考えを示した。 新たにとりまとめた緊急支援…
外国人の子に「可能性を」 在日男性が生野で私塾(2021/3/18) 外国籍住民が2割を超す大阪市生野区で、在日コリアン3世の男性が外国系の小中学生対象の私塾を開いている。学習支援のほか、多彩なフィールドワークを実施しているのが特色だ。自身の経験から、子どもたちのアイ…
給付金、当初慎重だった官邸 「一時的なカンフル剤だ」(2021/3/17) 菅義偉首相は16日、新型コロナウイルスの感染拡大で生活に困る子育て世帯を対象に子ども1人当たり5万円を配るなどの支援策を表明しました。首相官邸は当初、給付金には消極的でしたが、ここにきてなぜ支給を決…
困窮の子育て世帯へ給付金 第２子以降も５万円／ふたり親世帯も 官邸、消極姿勢から一転拡充(2021/3/17) 政府は１６日、新型コロナウイルスの感染拡大で生活に困る子育て世帯を対象に子ども１人当たり５万円を配るなどの支援策を決めた。コロナ禍が長引き、与野党を問わず支給を求める声が上がり、当初慎重だった首相官… 菅義偉首相は１６日、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた非正規労働者らへの支援を話し合う関係閣僚会議で、「ひとり親世帯や所得が低い子育て世帯に対し、子供１人当たり５万円を給付する」と表明した。…
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