障害者の多様な表現活動を取材したドキュメンタリー、とまずは言える。でもそれだけではこの映画を正確には言い表せない。これは文字通り「変身」する映画だ。気づけばその姿をどんどん変え、見る者を思わぬ場所へ…[続きを読む]
「春の祭典」、フラメンコで躍動 イスラエル・ガルバン(2021/6/17) 身体の衝動を内側から呼び起こす１９１３年のストラビンスキーの傑作「春の祭典」を、スペインのフラメンコダンサー、イスラエル・ガルバンが今月、横浜と名古屋で踊る。２週間の隔離を含めて約１カ月、日本に滞在…
隠されるもの暴き、思考の渦を 振付家・下島礼紗、「ビコーズカズコーズ」(2021/6/3) 振付家の下島礼紗が主宰するダンスカンパニー「ケダゴロ」が１７～２０日、東京・下北沢で新作「ビコーズカズコーズ」を初演する。同僚のホステスを殺害し、指名手配され、時効ギリギリに逮捕された福田和子元受刑…
元トップ娘役白城あやか、「エリザベート」舞台裏を語る(2021/5/17)
■すみれForever:25宝塚歌劇団の元星組トップ娘役、白城あやかさん。1988年に初舞台を踏んだ74期生です。男役をきわめた、あのトップスター2人の相手役を務めました。当時の楽しさや、「エリザベー…
動いて、声を出して、本能を再起動 山田うん、コロナ禍に祈る舞踊(2021/5/13) ダンサーで振付家の山田うんが２２日、国立劇場の企画公演「二つの小宇宙――めぐりあう今――」で新作「Ｂｒｉｄｇｅ」を初演する。異質な世界に橋をかけ、コロナ禍で失った多様で緩やかな共同体をいま一度私たち…
（一語一会）バレリーナ・森下洋子さん 演出・振付家の清水哲太郎さんからの言葉(2021/4/22) ■何のために踊るのか 「何のために踊るのか」 そんな問いかけに答えることができなかった。 １９６９年、２０歳のころだ。バレエ界のホープとして注目されていた森下さんは、同じ若手注目株の清水哲太郎さんと… リアム・スカーレットさん（英国の振付家）３５歳で死去。英国ロイヤル・バレエが１７日、ウェブサイトで明らかにした。 １２年、２６歳の若さで名門ロイヤル・バレエの常任振付家に。１８年、ロイヤル・バレエで…
＃コロナを生きる言葉集(2021/4/19) 同じ状況と体験を誰もがシェアしている。これって実は、チャンスなのかも （ダンサー・振付家、柿崎麻莉子さん） ◇ 国際的ダンサー。コロナで１年くらい先まで公演がなくなった。稽古場を何とか見つけ…
イギリスの振付家、リアム・スカーレットさん死去(2021/4/19) リアム・スカーレットさん（英国の振付家）が35歳で死去した。英国ロイヤル・バレエが17日、ウェブサイトで明らかにした。 12年、26歳の若さで名門ロイヤル・バレエの常任振付家に。13年、同じロイヤル…
これって実はチャンスなのかも #コロナを生きる言葉集(2021/4/17) 同じ状況と体験を誰もがシェアしている。これって実は、チャンスなのかも（ダンサー・振付家、柿崎麻莉子さん）■#コロナを生きる言葉集 コンテンポラリーダンスの本場イスラエルで、独自の身体メソッド「GAG…
（ａｒｏｕｎｄ Ｓｔａｇｅ）コロナ下の身体芸術 社会との連携、ダンスの本質(2021/4/1) コンテンポラリーダンスの世界がコロナ禍で、かつてなく積極的に社会との具体的な連携に挑んでいる。ワークショップの形で、創作を継続するという揺るぎのない意思を示す人も少なくない。オンラインを「新時代の舞…
五輪開会式責任者退任へ 容姿侮辱の演出提案と文春報道(2021/3/18) 今夏に延期となった東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏（66）が、開会式に出演予定だった女性タレントの容姿を侮辱するようなメッセージをチー…
「境界越えた劇場に」さいたま芸術劇場・次期芸術監督(2021/3/13) 【埼玉】ダンスカンパニー「コンドルズ」を率いる舞踊家の近藤良平さん（52）が4月、彩の国さいたま芸術劇場（さいたま市中央区）の次期芸術監督に就任する。演劇、音楽、ダンスといった境界を越え「特別な人が…
霧矢大夢 紫子の再演、本人に学んだ「強さとはかなさ」(2021/3/9) 毅然（きぜん）としたりりしさと甘さを兼ね備え、長身の貴公子として輝いた「みねちゃん」。宝塚歌劇団の元星組トップスター峰さを理が1月、68歳で亡くなりました。衝撃と悲しみの急逝から1カ月。58期の同期…
萬斎さん、チーム解散「断腸の思い」 五輪パラ開閉会式、簡素化へ(2020/12/24) 東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出を担ってきた狂言師の野村萬斎さんを統括とする７人のチームの解散が決まった。大会組織委員会はコロナ禍に伴う式典の簡素化を短期間で進めるため、チームの一員で、電通…
萬斎さん「判断に時間かかる」 五輪開閉会式チーム解散(2020/12/23) 東京オリンピック（五輪）・パラリンピックの開閉会式の演出を担ってきた狂言師の野村萬斎さんを統括とする7人のチームの解散が決まった。大会組織委員会はコロナ禍に伴う式典の簡素化を短期間で進めるため、チー…
（回顧２０２０）音楽・クラシック 公演減、内省が生んだ希望(2020/12/17) 公演数こそ例年より大きく減った。しかし、固有の濃密さをたたえた「一世一代」の演奏に出会う確率が、こんなに高い年もなかった。 今日はこの街、明日はあの街と、音楽家が世界を駆け回るスピードはここ数十年、… ダンサーで振付家でもある吉開（よしがい）菜央監督の中・短編を集めた「吉開菜央特集・Ｄａｎｃｉｎｇ Ｆｉｌｍｓ」が１２日から東京・渋谷のユーロスペースで開かれる。４月の予定だったが、延期されていた。２… ■オンラインシンポジウム「封鎖都市と演劇身体――ＧＬＯＢＡＬ ＰＡＮＤＥＭＩＣ２０２０の中に如月小春を甦らせる――」 ２０００年１２月に４４歳で急逝した劇作家・如月小春の仕事を通して、コロナ時代の演…
映像上映・ＶＲ…「テクノロジーが芸術の物差し増やした」 コロナ下の「東京芸術祭２０２０」(2020/11/26) 都市型総合芸術祭「東京芸術祭２０２０」が今秋も池袋を中心に実施された。コロナ禍で開催の危機に直面した末に得たものは。 今春の緊急事態宣言で、スタッフは秋も海外作品を招待できないことを想定。最善策を模…
没後半世紀 三島由紀夫の演劇的人生 宮本亞門さん語る(2020/11/25) 三島由紀夫の死から11月25日で半世紀。劇作家でもあった三島の人生は演劇的なたくらみとドラマに満ちていたと語るのは、演出家の宮本亞門さんだ。自身も三島作品に大きな影響を受けたという亞門さんは、小説「…
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