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１９８３年のカンヌ国際映画祭は、老人を山に捨てる今村昌平監督の「楢山節考」に最高賞パルムドールを授与した。そして今年の同映画祭では、再び老人を捨てる邦画が世界の注目を浴びた。しかし、現代の“姥捨（う…[続きを読む]
「環境作ったのは大人たち」 映画を早送りで観る理由とさらなる未来(2022/6/10) 「映画を早送りで観（み）る人たち」、あなたはどう思いますか――。映画を無断で短く編集したネット投稿者に対して、大手映画会社などが5億円の損害賠償を求めて「ファスト映画」問題が再び注目を集めたが、若い…
想像できない、私になりたい 三浦透子、舞台「Ｓｅｃｒｅｔ Ｗａｒ」(2022/6/9) この１年で注目度が上がった役者といえば、三浦透子だろう。ＣＭやドラマでも知られていたが、映画「ドライブ・マイ・カー」の感情を抑えた運転手役は、次のステージへ押し上げた。舞台も縁の深い２５歳の言葉に、…
（旅する文学）栃木編 徳川時代の光、近代が生んだ影 文芸評論家・斎藤美奈子(2022/6/4) 外国人の日本旅行記で、西の京都と同じくらい注目度が高いのはどこだろう。それは東の日光だ。 １８７８（明治１１）年に日本を訪れたイギリス人旅行家イザベラ・バードは『日本奥地紀行』（１８８５年／高梨健吉…
（明日へのＬｅｓｓｏｎ）第１週：ブック 戦場で見いだした博愛主義 『戦争と平和』(2022/6/2) ナポレオン率いるフランスとロシアとの戦いのさなか、懸命に生きる人々の群像を描いたレフ・トルストイの超大作「戦争と平和」。ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにしている私たちは、この作品から今、何を学べ…
87歳「ラジオ界のレジェンド」浜村淳さん 「アドリブ」支える源は(2022/6/1) 「司会」「解説」という仕事は、あらゆるテーマやゲストに対応するための「引き出し」をいかに多く持つかが問われます。その最たる職業の一つ、「ラジオパーソナリティー」として、関西を拠点に生放送番組を半世紀…
求められる役割、本当の自分は？ 東京で「ロール プレイ」展(2022/5/31) 職場で家庭でネット上で、現代人は役割を演じて生きている。東京・南青山のプラダ青山店５階で開催中の「ロール プレイ」展も、そうした意識に基づく企画展（６月２０日まで）。５作家が出品している。 澤田知子…
交流15年超 「東大阪新聞」社長の僕がウクライナ国旗を掲げる理由(2022/5/29) ロシアの侵攻を受け、世界が見つめるウクライナ。戦況は日々報じられるが、そこに住む人の文化や考え方をもっと知りたい。侵攻の前から15年以上にわたって交流を続けてきた小野元裕・日本ウクライナ文化交流協会…
平均的な顔ではないけれど…復元弥生人が「選ばれし1人」になるまで(2022/5/28) 鳥取市にある国史跡・青谷上寺地（あおやかみじち）遺跡で出土した頭蓋骨（ずがいこつ）から顔が復元され、一躍脚光を浴びた弥生人「青谷上寺朗」。28日に開かれる予定の「そっくりさんグランプリ」が大きな関心…
（いま聞く）小野元裕さん 日本ウクライナ文化交流協会会長 ウクライナ人、どんな気質(2022/5/27) ■自らの文化に誇り、自由・独立重んじるコサックの考え方息づく ロシアの侵攻を受け、世界が見つめるウクライナ。戦況は日々報じられるが、そこに住む人の文化や考え方をもっと知りたい。侵攻の前から１５年以上…
別れの時、訪れるのは仏ご一行 愛する人の幸せ祈る「来迎図」の世界(2022/5/17) 人生の幕が下りる時、大勢の菩薩（ぼさつ）を連れた阿弥陀さまが、輝く雲に乗って迎えに来てくれる――。そんな幸福な極楽往生への祈りを込めた「来迎（らいごう）図」を紹介する展覧会が22日まで、大阪市の中之…
縄文人の生活学ぶ 鍋島小で東名遺跡の出前事業(2022/5/17) 日本最古級の湿地性貝塚として知られる東名（ひがしみょう）遺跡（佐賀市金立町）を題材に、縄文人の暮らしを学ぶ市文化財課の「歴史出前授業」が13日、鍋島小学校（佐賀市鍋島1丁目、家永裕行校長）であった。…
舞台に描く「沖縄」、続く模索 時代の変わり目といま、結びつけ(2022/5/12) 沖縄の本土復帰50年の今年、その戦中戦後を描いた演劇の上演が相次ぐ。過去にあった時代の変わり目をどう実感し、現在と結びつけて考えるか。それぞれの作り手が方法を模索する。 東京で13日に開幕する「島口…
（復帰５０年）いま舞台に描く沖縄 戦後生き抜く姿、新演出で復活／実感と共に伝える復帰以後(2022/5/12) 沖縄の本土復帰５０年の今年、その戦中戦後を描いた演劇の上演が相次ぐ。過去にあった時代の変わり目をどう実感し、現在と結びつけて考えるか。それぞれの作り手が方法を模索する。 東京で１３日に開幕する「島口…
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