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■現場へ! ネット通販と地場産業(5) 奈良県は古くから履物の産地として知られる。県の中西部にある大和高田市に今月、サンダルが展示される場所ができた。地元の中小企業の川東履物商店が、事務所兼工場の敷地…[続きを読む]
■現場へ! ネット通販と地場産業(4) 地方の中小企業にとって共通の悩みはブランド力をいかに上げるかだ。コロナ禍をきっかけに商品を開発し、ネットで売り上げを伸ばしたところがある。 竹箸製造のヤマチク(…[続きを読む]
■現場へ! ネット通販と地場産業(3) 中国山地のほぼ中央にある岡山県真庭市。山あいの国道沿いに小さな豆腐店がある。2015年に東京から移住した松井美樹(38)が始めた「小屋束(こやづか)豆腐店」だ。…[続きを読む]
■現場へ! ネット通販と地場産業(2) 静岡県浜松市に本社を置くアパレル会社「HUIS(ハウス)」は、常設の店舗を持たない。全国各地の百貨店で開かれる催しに、年間100回ほど参加する。常に2~3カ所で…[続きを読む]
■現場へ! ネット通販と地場産業(1) 鹿児島市の南約400キロに喜界島が浮かぶ。周囲が約49キロ、人口約6千人の島で、地元産のみかんから「クラフトコーラシロップ」をつくる夫婦がいる。 地元出身の甲原…[続きを読む]
■現場へ! ロボット野郎一代記(5) 社長職をバトンタッチした高本陽一(67)は今、日本の農業の行く末を憂えている。自身の創業したテムザック(京都市)は新たな出資を受け入れて借入金や滞納金を一掃し、つ…[続きを読む]
■現場へ! ロボット野郎一代記(4) 女の子が「痛いよ」と泣き叫ぶ。「大丈夫、麻酔をするから」。でも泣きやまない。突然けいれんが始まった。大変だ。瞳孔が開いている。誰かが「早く救急車を」と叫んだ――。…[続きを読む]
■現場へ! ロボット野郎一代記(3) ベルトコンベヤー会社、テムス社長の高本陽一(67)は、受付ロボットの好評に気をよくした。1996年に広告会社の依頼でII号機を、さらにPHSで遠隔操作できるIII…[続きを読む]
■現場へ! ロボット野郎一代記(2) 北九州市は4大工業地帯のひとつとして「ものづくりの街」で栄えてきた。ロボットメーカー、テムザックを創業した高本陽一(67)の源流は、旧満州から引き揚げてきた祖母が…[続きを読む]
■現場へ! ロボット野郎一代記(1) 織物の街、京都の西陣。町家が並ぶ風情ある通りを進むと、かつて機織り工場だった木造の建物がある。のれんをくぐり、格子戸を開けると、そこにいたのはロボットだった。 武…[続きを読む]
■現場へ! 原爆被害に国境はない(5) 桜が満開を迎えた4月1日、山口県柳井市の「伊陸(いかち)ロンサムレディ号平和記念館」の前に広がる田んぼで、小さなコンサートが開かれた。「VILLAGE(ビレッジ…[続きを読む]
■現場へ! 原爆被害に国境はない(4) 被爆者の森重昭(86)が調査してきた被爆米兵12人のうち、6人が乗っていたのはB24爆撃機ロンサムレディー号だ。広島に原爆が投下される9日前の1945年7月28…[続きを読む]
■現場へ! 原爆被害に国境はない(3) 米軍が原爆投下の目標とした相生(あいおい)橋で息絶えた被爆米兵ヒュー・アトキンソン。その娘や孫を招いてやっと実現した3月20日の追悼法要で、森重昭(86)の妻佳…[続きを読む]
■現場へ! 原爆被害に国境はない(2) 米国のジョージア工科大の大学院生ら11人を広島で迎えた被爆者の森重昭(86)は、どうしても案内したい場所があった。平和記念公園の一角にある原爆供養塔。直径16メ…[続きを読む]
■現場へ! 原爆被害に国境はない(1) 穏やかな春の日差しに包まれた3月18日午後、米国のジョージア工科大の大学院生ら11人が広島市内を巡った。両杖をつきながら案内したのは、歴史研究家で被爆者の森重昭…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (7) 4月7日、東京高裁民事101号法廷。集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法の憲法適合性が争われている裁判で、控訴審の口頭弁論があった。 「政府は長年、個別的自衛権…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (6) 3月下旬、訪れた金沢市は桜が咲き誇っていた。金沢市役所の隣に、南北約60メートル、東西約50メートルの「市庁舎前広場」はある。憲法21条が保障する集会の自由をめぐり…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (5) 「表現の不自由展」は、美術館など公共の施設で展示を拒否されるなどして発表の場を失った作品を集めた企画展だ。 企画のきっかけは、2012年に東京の新宿ニコンサロンが、…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (4) 3月末、山口市の山口県護国神社を訪ねた。神社のホームページによると、約5万2千柱の戦没者がまつられ、約9割が満州事変以降に亡くなった軍人・軍属ら。戦後は殉職自衛官4…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (3) 1月27日、東京・丸の内の日本外国特派員協会。日本の死刑制度が抱える問題を世界に発信してもらいたいと、大阪弁護士会に所属する4人の弁護士が記者会見に臨んだ。 金子武…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (2) 経済産業省で働く50代の職員は、幼いころから男性であることに違和感を覚えていた。大学を卒業し、男性として入省。1998年に性同一性障害の診断を受け、女性ホルモンの投…[続きを読む]
■現場へ! 憲法を手にII (1) 国籍法11条1項は、「日本国民は、自己の志望によつて外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う」と定める。 この規定があるため、仕事などの関係で外国に帰化し、日本…[続きを読む]
■■現場へ! 「声」の向こうに(5) 2人に1人はがんになる時代。がんとどう向き合うかは「声」欄の重要なテーマの一つだ。編集部には患者や支える家族、医療従事者から常に投稿があり、「がんとともに」のタイ…[続きを読む]
■■現場へ! 「声」の向こうに(4) 聞こえない人が孤立することなく、セカンドステージを生きることをめざすNPO法人「なせばなる」が2022年夏、岐阜市に発足した。代表で団体職員の加藤ゆかりさん(59…[続きを読む]
■■現場へ! 「声」の向こうに(3) 近寄りがたい。口を開けば、命令調で会話にならない――。愛知県尾張旭市の警備員、宮本公隆さん(70)にとって元陸軍中尉の父・武雄さんはそんな存在だった。昨年、図書館…[続きを読む]
■■現場へ! 「声」の向こうに(2) 青空が広がった3月の週末。京都府大山崎町のバーベキュー場に、8組の家族の姿があった。シートの上でのんびりしたり緑の上でボール遊びをしたりする子どもたち、近況を語り…[続きを読む]
■■現場へ! 「声」の向こうに(1) 青い海面の先に白い灯台と赤い鳥居が見える。右手には江の島。はるか向こう、雲の上にうっすら稜線(りょうせん)をのぞかせているのは富士山だ。3月半ばの平日、神奈川県葉…[続きを読む]
■現場へ! 中国経済を診る(5) 中国の貿易額は21世紀に入って、日本、ドイツを抜き、米国に並ぶようになった。バナナにサーモン、パイナップル……。 中国はときに「買う力」を武器化し、政治的な争いがある…[続きを読む]
■現場へ! 中国経済を診る(4) 「中国は変化がものすごく速い。過去があっという間にひっくり返る。自分のものさしを常にアップデートすることを肝に銘じています」。中国の重点大学、対外経済貿易大学教授の西…[続きを読む]
■現場へ! 中国経済を診る(3) 中国を混乱に陥れた文化大革命が終わり、鄧小平(トンシアオピン)が改革開放政策にかじを切った1980年代。日本はバブル経済を謳歌(おうか)していた。良好な外交関係を背景…[続きを読む]
■現場へ! 中国経済を診る(2) 円と元の「番人」の交流には50年を超える歴史がある。 日本銀行が戦後初めて、中国に駐在員を派遣したのは1972年9月。日中が国交を正常化した年である。初代は後に北洋銀…[続きを読む]
■現場へ! 中国経済を診る(1) 中国経済は米国を超えるか。 国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界第2位になった2010年前後から注目を集めてきた。中国のGDPは22年時点で米国の約7割に達し、中国…[続きを読む]
■現場へ! どうなる寄宿舎(5) 2022年10月27日。栃木県那須塩原市の県立那須特別支援学校に着くと、記者が名乗る前に正門前に立っていた職員が話しかけてきた。「今日は立ち入り禁止です。議会の指示で…[続きを読む]
■現場へ! どうなる寄宿舎(4) 2022年5月20日、栃木県立那須特別支援学校(那須塩原市)の体育館に保護者が集まった。県教育委員会は21年11月、那須、栃木(栃木市)両特別支援学校の寄宿舎を23年…[続きを読む]
■現場へ! どうなる寄宿舎(3) 強い日差しが照りつけ、気温は35度に迫っていた。2022年7月2日、栃木県那須塩原市で鈴木美由紀さん(48)は声を張り上げた。「寄宿舎存続の署名にご協力、お願いします…[続きを読む]
■現場へ! どうなる寄宿舎(2) 栃木県那須塩原市の県立那須特別支援学校の寄宿舎では、指導員13人が生徒と生活をともにする。生徒は普段、「先生」と呼ぶ。各生徒に担当の先生がつくが、3交代勤務なので「み…[続きを読む]
■現場へ! どうなる寄宿舎(1) 琥珀(こはく)君(17)の自宅は栃木県最北部、福島県境にある。栃木県立那須特別支援学校高等部の2年生。那須塩原市にある学校は自宅から30キロ以上離れており、平日は校舎…[続きを読む]
■現場へ! 「入管問題」の片隅で(4) 松浦篤子(59)には月30人ほど、在留資格のない外国人から相談がくる。働けず暮らしていけない、入管施設から出たい、難民申請をしたい……。 松浦はカトリック大阪大…[続きを読む]
■現場へ! 「入管問題」の片隅で(3) 在留資格のない外国人たちのカフェは、いつもにぎやかだ。その雰囲気を中心で支えるのがカトリック団体「シナピス」(大阪市)の職員、山田直保子(なおこ)(50)。明る…[続きを読む]
■現場へ! 「入管問題」の片隅で(2) 在留資格のない外国人らのカフェは2020年末、大阪市生野区にオープンした。 運営するカトリック大阪大司教区の「シナピス」はその半年前、空き家だった元修道院の建物…[続きを読む]
■現場へ! 「入管問題」の片隅で(1) 水曜の午後、彼女(46)には行く場所がある。大阪市生野区の路地に立つ、れんが壁の建物。広間でカフェが開かれる。 客が来るとテーブルに案内し、メニューから注文を聞…[続きを読む]
■現場へ! プルトニウム秘録(5) 1970年代後半、米カーター政権は核不拡散を重視し、使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出すのを止めようとした。原発の燃料などで平和利用する場合でも、当時の…[続きを読む]
■現場へ! プルトニウム秘録(4) 《英国が世界の核のごみ箱になる》。1975年10月、日英が水面下で進めていた再処理交渉を英紙がスクープした。日本の電力会社が用意する資金をもとに英核燃料会社(BNF…[続きを読む]
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