不登校を経験した元ゲーム会社員――。鹿児島市の精神保健福祉士、増田貴久さん（４４）は異色の経歴をもつ。依存症を知る立場から「ゲームを悪者にしない」予防教育にとりくむ。 ■「ダメ」は逆効果 昨年１１月…[続きを読む]
アディクションを考えるシンポジウム 3月28日開催(2021/3/15) アルコールや薬物に依存する「物質依存」とゲームなどにのめり込む「行動嗜癖（しへき）」を合わせて「アディクション」と呼ぶ。その対応は難しく、悩む人は多い。学術的な取り組みも不十分なこの問題について、解…
ドラクエに命救われた僕 ゲーム依存「ダメ絶対」はダメ(2021/2/20) 子どものゲーム依存を防ごうと、かつてゲーム会社にいた人や、いま業界にいる人も動き出している。 鹿児島市の依存症専門病院に勤める精神保健福祉士・増田貴久さん（44）は「ゲームを悪者にしない」予防教育に… ▼『私のエッセイズム 古井由吉エッセイ撰』（堀江敏幸監修、築地正明編、河出書房新社・３８５０円）が、古井の没後１年を前に刊行された。古井文学の核心を照らしだす精選された４７編を、テーマ別に構成した。… コロナ禍で経営基盤の弱いミニシアターに深刻な影響が出ている。折に触れてそう伝えてきた。取材するなかで、映画館にとどまらず地域のホールや学校、公民館、市民勉強会などでの上映会も軒並み中止になっているこ…
在来種野菜で食文化の多様性を守る 雲仙の奥津爾さん(2021/1/12) 「結婚して最初の1年は隠せても、年数が経つとボロが出る。全部出し切ったときに（相手と）近づける。たくさんの欠点をいかに知って良さを生かすか」 「欠点を愛せるか、ということですよね」 生涯の伴侶につい…
ネトゲCM、依存症を美化？ 当事者への配慮、どこまで(2021/1/8) 新作オンラインゲームの動画CMの描写をめぐり、「ゲーム依存症を美化、助長しないか」と懸念する声が依存症の当事者から上がった。ゲームなどのネット依存の恐れがある人は国内で推計90万人以上ともいわれるが…
父の死の瞬間もシンナーを…薬物アルコール依存症を語る(2020/8/9) 「本人の意志が弱いから」などと、いまだ偏見にさらされやすい薬物アルコール依存症。この病気から回復した渡邊洋次郎さん（44）は「特別な人たちだけの問題ではない」と訴える。渦中にいる人の生活を支えながら…
（ひと）渡邊洋次郎さん 薬物アルコール依存症の体験を語り、啓発に努める(2020/8/1) 両腕を覆うケロイドは、たばこの火で何度も焼いた痕だ。少年の時から、ひどい自傷行為を重ねた。その過去をさらし、大阪市の依存症者の回復施設で生活支援にかかわり、大学での出前授業など啓発活動に力を注ぐ。「…
鳥取ダルク開設から15年 フェーズ制で成果 鳥取(2020/6/25) 覚醒剤などの薬物依存からの回復を目指す民間リハビリ施設「鳥取ダルク」が今月、開設から15年を迎えた。入寮者らは自身と真摯（しんし）に向き合う。一度は踏み外してしまった人生を再び生きようと回復のための…
（芸の足跡）エリック・クラプトン ギターの神、荒波くぐり円熟(2020/6/4) 英国で「神」と称された華やかなギタープレー、長く苦しんだ薬物やアルコール依存、息子の死……。激流の人生を歩み、なおステージに立ち続けるエリック・クラプトンが、朝日新聞の紙面に初めて登場したのは１９７…
みなさんから・編集部から(2020/5/30) ■みなさんから ２３日付１、３面「フロントランナー」は薬物依存症の問題に取り組む精神科医の松本俊彦さんでした。「自身の弱さもさらす強さに信頼性を感じた。薬物に触れたら人生終わりだと思い込んでいた一人…
「大切な人は薬物を勧めた人」依存症の困難さと向き合う(2020/5/28) 覚醒剤、大麻、危険ドラッグ……。有名人による事件のたびに「だらしがない快楽主義者」などとバッシングが起きる。こうした見方に対し、長年患者たちと向き合ってきた精神科医の松本俊彦さん（52）は、「精神論…
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