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邪馬台国

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  • 邪馬台国論争と魏志倭人伝(2009年11月11日 朝刊)

    邪馬台国論争は、江戸時代の新井白石や本居宣長らに始まり、候補地は四国や山陰、北陸、東北説、ジャワ島説まで100カ所を超える。有力視されるのが吉野ケ里遺跡などを主な候補地とする九州説と、纒向遺跡などの畿内説だ。「魏志倭人伝」は、正しくは「三国志」魏書東夷伝倭人条(ぎしょとういでんわじんじょう)。編者・陳寿は晋王朝の吏官で、「三国志」は3世紀後半の成立とされる。「倭人は帯方の東南大海の中にあり、山島に依(よ)りて国邑(こくゆう)をなす」で始まり、邪馬台国への経路が登場する。問題になるのが距離と方角だ。魏(中国)から朝鮮半島の「狗邪(くや)韓国」を経て、海を渡って「対馬(つしま)国」「一支(いき)国」へ。さらに北部九州の「末盧(まつら)国」「伊都(いと)国」「奴(な)国」「不弥(ふみ)国」までの小国の推定地と行程については現地名との対照などで九州説も畿内説も、ほぼ一致するところ。問題はその後の「投馬(つま)国」までの「南水行20日」、さらに「邪馬台国」までの「南水行10日」「陸行1月」の行程だ。この通りに南へ進むとはるか南海の洋上に位置することになる。距離が誤りならば九州のどこかにあり、方角の「南」が「東」の間違いなら畿内にたどり着く。

  • 邪馬台国論争と纒向遺跡(2009年11月30日 朝刊)

    3世紀前半に中国・魏の皇帝に使いを送った邪馬台国がどこにあったのかをめぐり、全国的な議論が起こり、奈良を中心とした近畿説と、吉野ケ里説などの九州説が対立している。纒向遺跡で見つかった大型遺構を3世紀の建物跡とみて、邪馬台国の宮殿だった可能性が高いとする見解が近畿説の研究者の一部から示されたが、九州説の論者は、建物の時代はもっと新しいとして反論している。

  • 邪馬台国の都(2011年12月20日 朝刊)

    「魏志倭人伝」には、卑弥呼がいたという都について「宮室・楼観・城柵、厳かに設け、常に人あり、兵を持して守衛す」とある。楼観とは物見櫓(やぐら)のこと。その描写は厳重に守られた町の風景をほうふつさせるが、それが都市と呼べるものなのか、遺構から考古学的にどのようにとらえられるのか、など「都市」の定義も含めて議論が続く。

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