1995年1月17日、6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災。被災者と被災地の「あの日」と「いま」を見つめます。
朝日新聞デジタルはビジュアル特集「1.17 再現/阪神・淡路大震災」を公開しました。地震発生当時の写真や映像・音声で追いながらスマートフォンの中に「あの日」を再現します。[特集ページへ]
震災を知らない世代が増えるなか、どうすれば実際に起きた直下型地震をリアルに感じてもらえるかを考え、企画しました。[続きを読む]
「満月、見んの怖いなぁ」 焼け野原になった神戸・長田にある南駒栄公園。 当時28歳だったミュージシャンの中川敬(たかし)さんは、たき火を囲む人がそうつぶやくのを聞いた。 差し入れの焼酎を飲みながら見…[続きを読む]
阪神・淡路大震災の発生から25年となるのを前に、当時、報道番組「ニュースステーション」でキャスターを務めたフリーアナウンサーの久米宏さん(75)が神戸市を訪れ、当時取材した被災者らと再会した。久米さんは当時を振り返り、「カメラに映せない本…[続きを読む]
1995年1月17日、阪神・淡路大震災が起きました。国内ではその後、大きな地震や豪雨が相次ぎ、「大災害時代」の始まりを告げたといわれたこの震災は、どのようなものだったのでしょうか。 ■Q 地震の特徴…[続きを読む]
25年前の阪神・淡路大震災は、日本中に衝撃を与えた。燃え広がる市街地から上がる黒煙、線路が曲がり脱線した電車、横倒しになった高速道路……。マグニチュード(M)7・3の大地震は、神戸市を中心とした地域…[続きを読む]
1995年の阪神・淡路大震災からさかのぼること約400年。1596年にも京阪神地域は大きな揺れに襲われた。豊臣秀吉が築いた伏見城が倒壊したことでも知られる慶長伏見地震だ。共通するのは、このエリアの地…[続きを読む]
■阪神大震災25年「あの日まで あの日から」 ドラえもんのように、人を癒やすロボットが作りたい――。そんな情熱に燃えていた神戸の大学院生は、25年前の阪神・淡路大震災で逝った。果たせなかった夢は、思い…[続きを読む]
■阪神大震災25年「あの日まで あの日から」 「奇跡のバス」。そう呼ばれるようになった。25年前のあの日、高速道を走る観光バスを激震が襲った。前方の道路は崩落。辛うじて落下は免れた。運命を共にした運転…[続きを読む]
■阪神大震災25年「あの日まで あの日から」 14歳の少女は恋をしていた。幸せな日常は、しかし、地震に奪われた。あの日を境に、建築士の父は勤務先を辞めて木造建築を学び直し、母は映画づくりに打ち込み、カ…[続きを読む]
■阪神大震災25年「あの日まで あの日から」 いつまでもつながらなかったモーニングコール。母はいま、届かぬ所へ行った息子の声を、碑に刻まれた名に触れ、聴く。■「18歳までに初段になれなかったら帰す」 …[続きを読む]
■阪神大震災25年「あの日まで あの日から」 年明け、街の写真店主は卒業アルバムの制作で慌ただしい日々を送る。25年前もそうだった。ただ、あの大震災がそれを阻んだ。仕事を引き継いだのは、同じ写真の世界…[続きを読む]
東海大2年の梅崎世成(うめざきせな)さん(21)は2016年4月の熊本地震で右足のひざ上から足先までを失った。熊本県南阿蘇村の木造2階建てアパート1階の自室で就寝中、本震が襲った。建物は倒壊し、足は…[続きを読む]
下半身が動かなくなっても、震災障害者と認められないなんて――。飯干初子さん(71)は、疎外感に苦しんできた。 23年前、兵庫県西宮市の文化住宅で被災。たんすの下敷きになって腰の骨が折れ、1年近く入院…[続きを読む]
岩手県山田町の大川貞男さん(75)は東日本大震災で大きな揺れを感じた直後、防潮堤に上って海を見渡した。潮位が上昇し、これまでに見たことがない光景が広がっていた。 40年以上、カキやホタテの養殖業を営…[続きを読む]
暗闇の中、身動きが取れず、息もできない。 神戸市東灘区のビル1階。23年前の1995年1月17日未明、岡田一男さん(77)は倒れた壁とこたつの間に上半身を挟まれていた。 「重機を呼んでくる」。近所の…[続きを読む]
津波到達まで19分――。 スマートフォンの画面でカウントダウンが始まる。地図上で、浸水区域を示す青色の範囲が広がっていく。 79歳の男性は、付き添いの高校生が持つスマホを見ながら裏山へ。急な階段を上…[続きを読む]
枕元に翌日の服を置いて寝る――。神戸市長田区で明治期から続く酒屋の3代目、戸田一弘さん(79)の習慣だ。 戦時中、空襲に備えて両親から教わり、体に染みついた。1995年1月17日の朝、店舗2階の寝室…[続きを読む]
何千、何万ものかけがえのない命を奪い、街を破壊する大災害。私たちは、どうすれば時がたっても、その経験を忘れずにいられるだろうか。起こりうる災害を「我がこと」としてとらえてもらうよう、震災体験の継承や…[続きを読む]
精選版 日本国語大辞典の解説
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