三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年3月26日午前10時21分、H2Aロケット28号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。搭載していた情報収集衛星は約20分後、正常に分離され、打ち上げは成功した。
純国産のH2をもとに、コストの削減を進めた日本の主力大型ロケット。全長53メートル、直径4メートル。最大6トンの人工衛星を静止軌道に運ぶことができる。2003年に6号機が打ち上げに失敗したあとは、連続で成功。より大型の「兄弟機」に当たるH2Bも、09年から打ち上げに使われている。
三菱重工業は23日、新型のH3ロケットを愛知県の飛島工場で公開した。現在の主力であるH2Aより一回り大きく、より重い衛星を打ち上げられるほか、ほとんどの電子部品を汎用(はんよう)品にするなどして打ち…[続きを読む]
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