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「カクテル」極めるフレアバーテンダーの世界

2008年11月7日

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 全国のバーテンダーが集い、カクテル作りを競う「全国ジュニアバーテンダー・カクテルコンペティション」「フレアテンディングバーテンダー・コンペティション」(日本バーテンダー協会主催)がこのほど東京都江東区で開かれた。全国ジュニアでは、東京の木戸孝治さんが、フレアーの大会は岡山の下村真一さんがそれぞれ優勝した。(アサヒ・コム編集部)

 「フレアテンディング・バーテンダー・コンペティション」は、お酒のボトルや、「ティン」と呼ばれるシェーカーを投げ上げたり、スピンさせたりしてキャッチするパフォーマンスをしながら、カクテルを作っていく「フレアテンディング」を競う大会。トム・クルーズ主演の映画「カクテル」で日本でも有名になったスタイルだ。

 競技は5分間に3杯分を作る。一連のアクロバティックな動作はもちろん、作る過程を一切見ない別室の審査員によって、味も審査される。

 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャッック・スパロー船長に扮した、岡山支部の下村真一さんのカクテルはその名も「キャプテン オブ ザ シップ」。映画の勇壮なテーマ曲をバックに、映画のアクションを思わせる技をテンポよく繰り出し、客席をわかせた。フォーボトルと呼ばれる、4本のボトルを宙に投げて操る難度の高い技も決め、優勝した。下村さんは来年ドイツ・ベルリンで開かれる世界大会に出場する。

13回目を迎える全国ジュニア大会は、各地の支部予選を勝ち抜いた、大会史上最多の114人が出場。次世代のバー文化を担う、28歳以下の若手バーテンダーが集合した。

 競技は壇上に6人の選手が並び、シェーカーを振る。制限時間の6分以内に、自らが考えた創作カクテルを5杯分、いっぺんに作る。今回のテーマは「オールデイ」。食事に関係なく、いつでも楽しめるカクテルだけに自由度が高く、難しいテーマでもあるという。

 実際の味はもちろんのこと、作品のネーミング、バーテンダーとしての所作振る舞いや、時間内に作れるか、分量が足りなくならないか、などが採点される。

 接戦を制し、グランプリに輝いたのは、選手宣誓もつとめた新宿支部の木戸孝治さん。ブラジルの蒸留酒、ピンガをベースに使った「CARNAVAL(カルナヴァウ)」で、ベストテイスト賞を得るとともに、グランプリに輝いた。

フレアテンディング大会 優勝・下村真一(岡山支部)、準優勝・大庭賢一(久留米支部) 3位・宮崎理彦(栃木支部)

全国ジュニア大会 グランプリ・木戸孝治(新宿支部) 金賞・上山幸子(八王子支部)、高橋理(大阪北支部)、松尾一麿(銀座支部)、吉富万洋(鹿児島支部)、向井仁美(札幌支部)

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