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映画「プール」、モデルの伽奈が初出演

2009年9月10日

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 ゆったり流れる“タイ時間”の中で、母と娘のすれ違いと和解を温かく描く映画「プール」(大森美香監督)が12日、東京・シネスイッチ銀座などで公開される。映画のカギを握る娘役は、映画初出演のモデル、伽奈(かな)。人付き合いが、ちょっと不器用な女の子を好演した。(アサヒ・コム編集部)

 小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮が出演する。「かもめ食堂」「めがね」に似た、まったりとした空気が漂っている。独特のスローテンポに、新顔の伽奈は自身を溶け込ますことができたのか。

 「撮影前、不安でいっぱいだった。チェンマイの暖かい空気に触れて、やっと心がほぐれて、思っていたより演技ができた」とはみかむ。

 大学卒業目前の「さよ」(伽奈)は、4年前に1人でチェンマイに行ったきりの母(小林)を訪ねる。牛や豚、犬や猫、そして緑に囲まれたコテージ風の家で、幸せな暮らしを満喫する母。タイの小さな男の子ビーの面倒まで見ている。寂しさを募らせてきたさよにとって、母は身勝手に映る。

 「私は母と毎日メールをするし、思い切り言い合う関係。だから、見たことも聞いたこともない、母と娘の距離の取り方、愛のカタチは新鮮だった」と話す。

 「タイに来たかったから来た。何が悪いの?」。母と娘といえども別個の人格で、互いに「分かり合えない」ことから出発する母親の描き方はどきりとする。「人と人は分かり合えるものとして接しているし、そうあってほしい。(この映画では)母と娘という近い関係なのに分かり合えない。おかあさんは娘を分かっているのに、娘は母の気持ちが分からない。そういう関係って不思議」

 さよは、人との距離感の取り方が、やや不得手。母がかわいがるビーにやきもちをやく。かといって、心を閉ざしているのは、どうやら母ではなくて私の方だと分かっている。繊細な演技を求められた。

 ただでさえ、「私は緊張するタイプ」だという伽奈。さらに「モデルの仕事も『動く』が、さよという人格を自分の中に入れて動くのも難しいと思った」。撮影序盤、小林、もたいから食事に誘われた。もたいに、こう助言されて、心がほぐれた。

 「自分の中に入れて、スッと出てこないことはしなくていい。そんなのを芝居と思ってほしくない」

 また、こうも言う。

 「海外(チェンマイ)に行ったきりの撮影でよかった。東京で撮っていたら、家に帰っては現場へ、また帰って…と、気持ちを切り替えなければいけない。チェンマイの空気になじめたし、知らない土地で、知らない人の中にポッと入るという状況は、さよに似ていて感情移入しやすかった」

 映画出演をきっかけに、やる気満々で活躍の場を広げるのかと聞くと、「熱くもぬるくもなく、温かいぐらいのところに気持ちを置いておきたい」と控えめな答えが返ってきた。伽奈は05年にモデルとしてデビュー。以後、「花椿」「SPUR」などの女性誌、ファッション誌に登場した。

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