国産うなぎ食べ比べ 愛知と九州、ふわとろはどっち?

夏が近づくと食べたくなる「うなぎ」。父の日のプレゼントとしても大人気でしたね。
でも、うなぎと言えば……そう、「値段が高い!」
最近はうなぎの稚魚の不漁の影響で、スーパーで見ても、とにかく高い。国産だとさらに高い。そして、どれを選んでいいのやら、わからない……。
そんなあなたに、「希少でおいしい国産うなぎを、お手頃な値段で楽しんでもらいたい!」と企画されたのが、朝日新聞SHOPが土用の丑(うし)の日に合わせてお届けする「国産うなぎ食べ比べセット」です。
うなぎの名産地である「愛知・一色産うなぎ」と、「九州産うなぎ」の蒲(かば)焼きがセットになっているので、希少な国産うなぎの味を一度に楽しめちゃいます。実際に食べ比べてみましたので、ぜひお買い物の参考にしてくださいね。(朝日新聞SHOPバイヤー・小田切陽子)
※商品の販売は終了しました。
おいしく食べるコツは? 仕入れ担当者にききました
さっそく冷凍便で届きました。カッチカチです。

「愛知・一色産うなぎの蒲焼き」(右)を手がけたのは、明治創業の老舗メーカー。熟練の職人が1匹ずつ丁寧にさばき、タレ付けと焼きを4回繰り返しています。さらに、高い品質を保てるよう、養鰻(ようまん)場を1社に限定して仕入れているというこだわりよう。
「九州産うなぎの蒲焼き」は、焼きの工程の一部で備長炭を使用。稚魚から丹念に育てたうなぎを丁寧に焼き上げ、香り高い蒲焼きに仕上げました。肉厚でやわらかいのが自慢だそう。
これ、レンジでチンしちゃっていいのかな? うなぎ担当歴7年という仕入れ担当者さんに聞いたところ、
「もっとおいしく食べる方法がありますよ!」
それは「湯煎で温め→フライパンで仕上げ」というやり方だそうです。さっそく挑戦してみましょう!
タレはいつかける? 意外な答え
まずは湯煎。お湯を沸かして、凍った国産うなぎを袋のまま投入。3分ほどでふっくらと温まります。

このままでも十分おいしそうですが、このあとフライパンに移して「一手間」を加えます。
実は私、今までうなぎの解凍といえば「袋から出して、レンジでチン」しかやったことがありませんでした。今回はせっかくの国産うなぎ、大事に食べたいので頑張ります!
フライパンに、大さじ2の日本酒を投入。そこに温めたうなぎを加えて、軽く蒸し焼きにします。

じゅわーっとうなぎが音を立て、ふわーっといい香りが広がります。
炊きたてご飯にセットのたれをかけ、その上にのせれば完成!
あれ? うなぎにタレはかけないの? と思った方もいると思いますが、実はうなぎに既にしみているタレで十分なんだそうです。一度試してみて、足りないと思ったら追加してみてはいかがでしょうか。
こんなに違うの? 食べ比べてみたら……
さあ、食べ比べです!
おわん(写真右)に盛り付けたのが「愛知・一色産」、深皿(写真左)の方が「九州産」です。

まずは「愛知・一色産」からいただきます!
パクッ……おおっ、肉厚!!
うなぎそのものの味が口の中に広がります。それでいて、皮はやわらかい。さっきまで凍っていたなんて、信じられないくらい。フライパン+日本酒の一手間が効いています。風味がよく、パクパクいっちゃいます。ふわとろの「ふわっ」が強い感じです。おいしい!
さて、「九州産」は? いただきます。
おーーーっ! とろけるー!
とってもやわらかいです。想像以上のふわとろ感。こちらは口の中でとろけそうなくらい、「とろ」感が強いです。さらに「備長炭で香り付けした」というだけあって、とても香ばしい味わい。炊きたてのごはんとの相性が最高です。
「食べ比べ」をしてみると、それぞれの産地のうなぎのいいところがよくわかります。「こっちの味が好き」というような、今まで知らなかった自分の好みもわかって、すごく得した気分です。
今年の土用の丑の日は、ぜひ国産うなぎを心ゆくまで味わって下さいね。
※商品の販売は終了しました。