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朝日新聞デジタル
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プロだけが使うのはもったいない!写真加工もデザインも楽しくこだわってスキルアップ

「サブスク」で個人の利用が広がる

社会人なら「Photoshop」(フォトショップ)、「Illustrator」(イラストレーター)の名前ぐらいは、聞いたことがあるのではないだろうか。印刷物やデジタル制作物を、より美しく洗練するために活躍する二つのアプリ。「いつかは自分も使ってみたい!」と思ったことのある方も多いでしょう。

一般のビジネスパーソンにはPhotoshopもIllustratorもハードルが高そうに見えますが、本当にそうでしょうか? 販売元のアドビ システムズ(以下「アドビ」)に質問をぶつけると、「法人やデザイナーなどプロのお客様と同様に、個人の方からも支持をいただいております」との意外な回答。趣味などで画像編集やデザインをする人が購入するケースも多いそうです。

個人の利用が広がった理由の一つは、サブスクリプション(サブスク)の先駆けとなった「Adobe Creative Cloud」シリーズ。2012年の発表以来、前述のPhotoshopもIllustratorも、1カ月もしくは1年の定額料金で利用できるようになったのです。ユーザーは10万円以上もするパッケージ版ソフトを買っていた頃に比べ、手軽に始められるようになりました。

初心者でも楽しみながら習得できるPhotoshopやIllustrator。そのコツについて、アドビのマーケティングマネージャー、岩本崇さんにお聞きしました。

Illustrator
初心者にも使いやすいテンプレート

グラフィックデザインソフトのIllustratorは、チラシなどの印刷物や、Webサイト用の素材などを作成するクリエーティブの現場では当たり前のように使用されています。一般のビジネスパーソンが使う機会は、そんなに多くありません。逆に考えると、Illustratorの知識を少しでも身に付ければ、普段の仕事においても外注任せだったデザインの業務をスムーズに進行させられるのではないでしょうか。

初めてデザインに挑戦する人に向けて、岩本さんがオススメするのが、プライベート用の「名刺づくり」。「ペーパーレスの時代と言いながら、日本はまだ名刺の文化です。安く印刷してくれるところも多いので、個人でも作りやすいですね」と説明してくれました。仕事の名刺にもう1枚足せば相手の印象に残りますし、趣味のつながりやママ友同士など、名刺の使い道は高そうです。

Illustratorを開くと、名刺サイズのデザインを新規で作成することもできますが、まずは用意されたテンプレートを使ってみましょう。名前や基本情報がプロのデザイナーによってレイアウトされており、文字を差し替えるだけで名刺のデザインが完成します。

ここで重要なのが、文字のフォント(書体)。名刺に適した高品質なフォントが用意されており、文字だけのレイアウトでも“名刺っぽさ”を演出できます。これらのフォントには購入すると数万円相当のものも含まれていますが、Illustratorでは1万7000種類以上のフォントが商用でも使用可能(Photoshopの場合も同様)。膨大な数のフォントの中から、利用シーンに適したものをテンプレートで推奨してくれます。

文字を配置したら、名刺の背景に画像を加えたり、ロゴを付けてみたりするのも良いでしょう。ニックネームやブログのタイトルなどの文字をロゴにしたり、自分のシンボルマークを作ったりするのは、Illustratorの得意分野。ぜひチャレンジしてみてください。

テンプレートは、印刷物だけではありません。WEB用のアイコンやバナー、サイネージなどのデジタル制作物のテンプレートも用意されているので、さまざまな用途でIllustratorの楽しさを体験することができます。

Photoshopで
自然な写真加工をスピーディーに

画像編集ソフトとして30年の歴史を誇るPhotoshop。スマホのアプリで簡単な画像が加工できる時代になっても、機能の充実ぶりや精密さに関しては、パイオニアとしての圧倒的な強みがあります。

「インスタグラムに投稿した1枚の写真が素晴らしいものであれば、世界へと広がっていく可能性があり、写真の重要さはますます高まるでしょう。写真を撮るだけでなく、それをいかに魅力的に見せるかのプレゼンテーションが問われています」と岩本さんは語ります。

料理の写真をおいしそうな色合いにしたり、商品の写真の背景をキレイにしたりすることは、ビジネスの世界だけでなく、SNSやネットオークションでも当たり前に。人物の写真でも「奇跡の一枚」や話題の「Matt化」などを、無理なく自然なレベルで行うことができるのが、Photoshopというわけです。

進化した機能の例として岩本さんが挙げたのが、画像の「切り抜き」に関連した機能。たとえば、ある画像の人物だけを背景とは切り離して、別の画像に合成するのは、デザイナーでない人にはけっこう大変です。Photoshopでは切り抜きを行うための複数のツールが用意されており、自然かつスピーディーに作業を行うことができます。

さらに最新版では、AI(人工知能)の「Adobe Sensei」を利用して、最も目立つ被写体を一発で選択できるようになりました。岩本さんは「約10年前のパッケージ版のPhotoshopを使っている人から見ても、スピードやクオリティーは格段に進化していると思います」と説明してくれました。

WEBに載せる写真に関係者以外の人物が写り込んでいた際も、プライバシーを守る写真加工が可能です。この場合にも、「ぼかし」の加工の種類が複数用意されており、自然な形で写真を仕上げるために用意された機能の「懐の深さ」が、Photoshopの特長の一つと言えるでしょう。

デザインの基本など学習コンテンツも豊富

サブスクで手が届きやすくなって、テンプレートなどが増えて初心者も使いやすくなって……。気になるのが、使い方がわからず壁にぶつかった時。その意味では、世界中のプロがアドビの製品を使っているということが、大きなメリットになります。やりたいことをネットで検索すれば、ほとんどのケースで既に誰かが説明してくれているのは安心材料です。

岩本さんは「我々の製品にも『ラーニング』という、学ぶための機能がありますので、ここを見ていただきたい。知りたいものに対して、かなりの答えが用意されています。さらに『もっと見る』という形でサイトに移動すると、学習コンテンツがかなり充実しているのがわかります」と、サポートについて語ります。

たとえば「人物写真のレタッチ方法」「インパクトのある企画書の作成」「LINEスタンプの作り方」。これらは、ユーザーの意見をヒアリングして日本で独自に作成されたコンテンツです。「一部の機能しか使わないと、自分は使いこなしていない、というお客様が多いのですが、プロのデザイナーでも使う機能は限定的。どんな要望にも応えられるように多くの機能を搭載しているだけなので、100%使わないといけない、と思わず、やりたいことを選んで気軽に取り組んでみてほしいですね」と岩本さん。

最近では、ツールの使い方だけでなく、デザインの基本を学ぶコンテンツも提供しています。「当社がデザインに関することを教えるのは大変おこがましいのですが、プロの作るものに皆さんが近づくことで、つくる楽しさを知っていただけたら」というのが目的です。

PhotoshopやIllustratorでクリエーティブのスキルを向上させれば、いつも作っている書類や資料のクオリティーをアップすることも可能。副業を容認する企業も増えている昨今、名刺など営業ツールを自分で制作すれば、大きなアドバンテージになります。

でも、両アプリの魅力は、仕事やスキルアップに役立つだけではありません。自分のこだわりで新しいものを生み出すという、クリエーティブの純粋な楽しさが、そこにはあります。あまり難しいことは考えずに、この春はクリエーティブ能力を磨くのにチャレンジしてみるのはいかがでしょう。

「Adobe Creative Cloud」では、PhotoshopやIllustratorの単体プランのほか、動画やPDFなどの編集アプリ、
それらがセットになったお得なプランもあります。まずは7日間の無料体験で試用することも可能です。

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