未来を育む素材の会社AGC
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科学かがく探究たんきゅうノートの
クイズ答こたえあわせ
建物たてものから電子でんし機器ききまで暮くらしに欠かかせないガラス。何なにからつくる?
珪砂けいさという砂すな

透明とうめいなガラスが砂すなからできているというのは意外いがいじゃろ?ガラスをつくるにはこの砂すなを1,700℃以上いじょうに熱ねっして溶とかす必要ひつようがあるんじゃが、そんなに高たかい温度おんどにするのは簡単かんたんではない。そこで、もっと低ひくい温度おんどで珪砂けいさが溶とけるようにするためソーダ灰ばいというものを入いれ、さらに水みずに溶とけないガラスにするため石灰せっかいも加くわえる。つまり珪砂けいさとソーダ灰ばいと石灰せっかいがガラスの主おもな材料ざいりょうというわけじゃ。

ところで水みずはふつうの状態じょうたいでは「液体えきたい」、沸騰ふっとうさせて水蒸気すいじょうきになると「気体きたい」、凍こおらせて氷こおりになると「固体こたい」と呼よぶのは知しっておるね?ではガラスは何なんじゃろう?実じつは液体えきたいかもしれんと言いったら君きみは信しんじられるかね?

すべてのものは、原子げんしと呼よばれるとても小ちいさな「つぶ」でできておる。そして固体こたいの場合ばあい、「つぶ」はその物質ぶっしつごとに決きまった並ならび方かたをするものなんじゃ。ところがガラスはこの「つぶ」の並ならび方かたがバラバラで、その様子ようすは液体えきたいに近ちかい。身近みぢかにたくさん使つかわれておるガラスじゃが、液体えきたいとも固体こたいともいえるような、なんともふしぎな素材そざいなんじゃよ。

正解せいかい!
残念ざんねん…

透明とうめいなガラスが砂すなからできているというのは意外いがいじゃろ?ガラスをつくるにはこの砂すなを1,700℃以上いじょうに熱ねっして溶とかす必要ひつようがあるんじゃが、そんなに高たかい温度おんどにするのは簡単かんたんではない。そこで、もっと低ひくい温度おんどで珪砂けいさが溶とけるようにするためソーダ灰ばいというものを入いれ、さらに水みずに溶とけないガラスにするため石灰せっかいも加くわえる。つまり珪砂けいさとソーダ灰ばいと石灰せっかいがガラスの主おもな材料ざいりょうというわけじゃ。

ところで水みずはふつうの状態じょうたいでは「液体えきたい」、沸騰ふっとうさせて水蒸気すいじょうきになると「気体きたい」、凍こおらせて氷こおりになると「固体こたい」と呼よぶのは知しっておるね?ではガラスは何なんじゃろう?実じつは液体えきたいかもしれんと言いったら君きみは信しんじられるかね?

すべてのものは、原子げんしと呼よばれるとても小ちいさな「つぶ」でできておる。そして固体こたいの場合ばあい、「つぶ」はその物質ぶっしつごとに決きまった並ならび方かたをするものなんじゃ。ところがガラスはこの「つぶ」の並ならび方かたがバラバラで、その様子ようすは液体えきたいに近ちかい。身近みぢかにたくさん使つかわれておるガラスじゃが、液体えきたいとも固体こたいともいえるような、なんともふしぎな素材そざいなんじゃよ。

しゅわしゅわと泡あわの出でる入浴にゅうよく剤ざいは気持きもちがいいものじゃ。あれは重曹じゅうそう(炭酸たんさん水素すいそナトリウム)とフマル酸さんというものからできておる。重曹じゅうそうはスーパーやドラッグストアでは掃除そうじ用ようの洗剤せんざいコーナーなどで売うっておるし、フマル酸さんは食品しょくひんの酸味さんみ料りょうなどに使つかわれることが多おおい。この重曹じゅうそうとフマル酸さんは、粉末ふんまつのまま混まぜても何なにも起おこらんのに、水みずに溶とかすと化学かがく反応はんのうが始はじまって二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)を出だすんじゃ。

重曹じゅうそうは掃除そうじや洗濯せんたく用ようにも使つかわれるぐらいじゃから皮膚ひふの汚よごれを落おとす力ちからがあるし、お風呂ふろから上あがったあとはその水みずで浴槽よくそうの掃除そうじもできる。そして二酸化炭素にさんかたんそは血管けっかんを広ひろげて体からだを温あたためてくれる効果こうかがあるんじゃ。重曹じゅうそうというのは、実じつに入浴にゅうよく剤ざいにぴったりの素材そざいだと思おもわんかね?

重曹じゅうそうとフマル酸さんと片栗粉かたくりこを使つかえば、泡あわの出でる入浴にゅうよく剤ざいはおうちでも簡単かんたんにつくれるぞ。フマル酸さんが手てに入はいりにくいときはクエン酸さんでもよい。好すきな形かたちと香かおりのオリジナル入浴にゅうよく剤ざいをつくれば、お風呂ふろの時間じかんがきっとますます楽たのしくなるぞ。

〈入浴にゅうよく剤ざいのつくり方かたはこちら〉
https://www.agc.com/everyday/daily_commodities/bath-bombs.html

えんぴつの芯しんは、黒鉛こくえんという炭すみの一種いっしゅを粉こなにして、粘土ねんどとまぜて焼やき固かためてつくる。そして紙かみというのは、ツルツルしておるようでも顕微鏡けんびきょうで見みると表面ひょうめんはけっこうでこぼこになっておるんじゃ。このでこぼこに黒鉛こくえんの芯しんをこすりつけると、削けずれてこまかい粉こなになり、紙かみのでこぼこにくっつく。これがえんぴつで字じが書かける仕組しくみじゃよ。

ところでえんぴつには「Hエイチ」や「Bビー」という記号きごうが書かいてあるじゃろ?「Hエイチ」は英語えいごで「かたい」という意味いみを表あらわす「Hardハード」の頭文字かしらもじじゃ。「Hエイチ」よりも「2Hエイチ」「3Hエイチ」と数字すうじが大おおきくなるほど芯しんがかたくなる、つまり紙かみにこすりつけてもなかなか削けずれないので、書かける線せんの色いろはうすくなっていく。そして「Bビー」は「黒くろい」という意味いみの「Blackブラック」の頭文字かしらもじで、「2Bビー」「3Bビー」と数字すうじが大おおきくなるほど芯しんがやわらかくなり、より黒くろい線せんが書かけるというわけじゃ。

ちなみにえんぴつというのは漢字かんじで「鉛なまりの筆ふで」と書かくじゃろ?これはむかし、線せんを引ひくときに鉛なまりの棒ぼうを使つかっていたことのなごりと言いわれておる。いまの鉛筆えんぴつに鉛なまりは使つかわれておらんぞ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル1ねんせい」
みぢかなかがくのサバイバル第だい5話わ

今いまのように暑あつい季節きせつになると、食たべものはすぐ冷蔵庫れいぞうこにしまいなさいとおうちの人ひとに言いわれたことがないかね?冷蔵庫れいぞうこに入いれるのは、食たべものを腐くさりにくくするためじゃ。では、「腐くさる」とはどういうことじゃろう?それには細菌さいきんが関係かんけいしておる。

細菌さいきんは身みのまわりに無数むすうにいる微生物びせいぶつの一種いっしゅで、空気くうき中ちゅうにもたくさんの細菌さいきんがただよっておるし、君きみたちの体からだやおうちの食器しょっきにもたくさんの細菌さいきんがくっついておるはずじゃ。え、こわいって?大丈夫だいじょうぶ、ほとんどの細菌さいきんは人間にんげんにとって無害むがいなんじゃ。乳酸菌にゅうさんきんや納豆なっとう菌きんのように役やくにたつ細菌さいきんもたくさんおるぞ。「腐くさる」というのは、人間にんげんにとって有害ゆうがいなものを出だす細菌さいきんが、自分じぶんたちの仲間なかまをどんどん増ふやしていくことを言いうんじゃよ。

細菌さいきんが活動かつどうしやすい条件じょうけんは三みっつある。栄養えいようがあること、水分すいぶんがあること、そして暑あつすぎず寒さむすぎないぐらいの温度おんどであること。逆ぎゃくにいえば、この条件じょうけんがそろわなければ細菌さいきんも簡単かんたんには仲間なかまを増ふやせない。その点てん、冷蔵庫れいぞうこのなかは温度おんどが低ひくく、食たべものはなかなか腐くさらないというわけじゃよ。ただしペットボトルや缶詰かんづめのように開あけていなければ冷蔵庫れいぞうこに入いれなくてもよい食品しょくひんもあるので、保存ほぞん法ほうをよくたしかめるといいぞ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル1ねんせい」
みぢかなかがくのサバイバル第だい6話わ

ものが目めに見みえるというのは、ものに当あたってはね返かえされた光ひかりが目めに届とどくということなんじゃ。このはね返かえりのことを「反射はんしゃ」といって、鏡かがみはふつう、反射はんしゃが起おこりやすい二ふたつの素材そざいを使つかっておるぞ。それはガラスと銀ぎんじゃ。

銀ぎんは、当あたった光ひかりをほぼ100%反射はんしゃするという性質せいしつを持もっておる。じゃがそこで気きをつけなければならんのは、その銀ぎんがピンとまっすぐになっておるかどうかじゃ。アルミホイルにも顔かおはうつるが鏡かがみのようにはきれいに見みえんし、スプーンに顔かおをうつしても、ひっくりかえったりしてなんだかおかしな顔かおに見みえるじゃろ?

鏡かがみがきれいに見みえるためには、光ひかりをまっすぐひとつの方向ほうこうにだけ反射はんしゃしなければならん。そのためには、たいらでゆがみのないガラスに銀ぎんをはることが重要じゅうようなんじゃ。でこぼこのあるガラスや場所ばしょによって厚あつさのちがうガラスだと、スプーンやアルミホイルのような、あまり役やくにたたない鏡かがみになってしまうぞ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル3年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル第だい3話わ

建物たてもののガラスというのはふつう無色むしょくとうめいじゃから、どれも同おなじに見みえるじゃろ?でも本当ほんとうはガラスにもいろんな種類しゅるいがあって、目的もくてきや使つかう場所ばしょによってそれぞれちがったガラスが活躍かつやくしておるんじゃ。

たとえば君きみたちが通かよう学校がっこうでは、たまに元気げんきのよすぎる子こどもが窓まどにボールをぶつけてしまったりもするじゃろう。その時ときすぐにガラスが割われたり、とがった破片はへんが飛とびちったりするようではとてもあぶない。それに災害時さいがいじには学校がっこうの体育館たいいくかんが近所きんじょの人ひとたちのひなん場所ばしょになることもあるから、台風たいふうや地震じしんにも強つよいガラスのほうが安心あんしんじゃ。こうした理由りゆうから、学校がっこうでは割われにくい強化きょうかガラスや、2枚まいのガラスの間あいだに特殊とくしゅなフィルムを入いれて割われても飛とび散ちらないガラスが使つかわれることが多おおいぞ。

じゃが、もしも火事かじが起おこったときは、消防しょうぼう隊たいがすこしでも早はやくなかに入はいれるように、ガラスが割われてくれなければ困こまってしまう。どこかで赤あかい三角さんかくのマークがついた窓まどガラスを見みたことがないかな?あれは「ここは割わりやすいガラスです」という目印めじるしなんじゃよ。

建物たてものの塗ぬりかえをするときは、作業さぎょうをする人ひとたちが動うごくための足場あしばを組くんだり、壁かべや屋根やねをきれいに洗あらったり、ペンキを塗ぬる以外いがいにもやることが多おおいんじゃ。ふつうの家いえでも工事こうじには10日かから2週間しゅうかんほどかかるようじゃから、展望台てんぼうだいのあるタワーや海うみにかかる橋はしのような大おおきな建物たてものでは、どれだけ手間てまと時間じかんがかかるか想像そうぞうもつかんのう。

東京とうきょうタワーの場合ばあい、1回かいの塗ぬりかえには1年ねん以上いじょう、のべ数千人すうせんにんの職人しょくにんさんが必要ひつようになるそうじゃ。では明石あかし海峡かいきょう大橋おおはしや東京とうきょうゲートブリッジのような大おおきな橋はしの場合ばあいはどうか。このふたつの橋はしでは、フッ素樹脂そじゅしという素材そざいを使つかった特殊とくしゅなペンキを塗ぬっておる。ペンキが弱よわってはがれてしまう大おおきな理由りゆうのひとつは太陽たいようの紫外線しがいせんなんじゃが、フッ素樹脂そじゅしというのは紫外線しがいせんにとても強つよい。つまり、ふつうのペンキよりもずっと長ながいあいだ塗ぬりかえをせずにすむんじゃよ。

塗ぬるのが難むずかしい場所ばしょなら、どうやって塗ぬるかで悩なやむより、なるべく塗ぬり直なおさなくてよい方法ほうほうを考かんがえる。君きみたちも何なにかで困こまった時ときは、こういう逆転ぎゃくてんの発想はっそうをしてみるのもよいぞ。

たとえばお店みせでもらうポリ袋ぶくろの原料げんりょう「ポリエチレン」は、石油せきゆを分解ぶんかいしてできる「エチレン」という化学かがく物質ぶっしつに熱ねつや力ちからを加くわえてつくるんじゃ。英語えいごのプラスチックという言葉ことばは「自由じゆうに形かたちを変かえられる」という意味いみで、身みのまわりのあらゆる場所ばしょで色いろや形かたちを変かえたプラスチックが活躍かつやくしておるぞ。

じゃがそんなに便利べんりなプラスチックも、ゴミとして捨すてられると分解ぶんかいされず何百なんびゃく年ねんも自然しぜんの中なかに残のこったり、燃もやすと有害ゆうがい物質ぶっしつを出だしたりすることがある。そこで最近さいきんでは、微生物びせいぶつに分解ぶんかいされて土つちにかえるプラスチックや、植物しょくぶつ由来ゆらいの原料げんりょうを使つかったプラスチックのような環境かんきょうにやさしい素材そざいの研究けんきゅうも進すすんでおるんじゃ。

お店みせでもらうレジ袋ぶくろが2020年ねん7月がつから有料ゆうりょうになったのは、プラスチックのゴミを減へらすことと、原料げんりょうの石油せきゆをなるべく節約せつやくすることが主おもな目的もくてきじゃ。また同おなじプラスチックでも、原料げんりょうの6割わりが天然てんねんの塩しおからつくられる塩素えんそで、石油せきゆは4割わりだけしか使つかわん「塩化えんかビニル」もある。こうした素材そざいをうまく活用かつようすることも大切たいせつじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル5年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル第だい4話わ

うすい金属きんぞくの板いたを手てでゆっくり曲まげていくと、はじめのうち手てをはなせば板いたは元もとにもどるが、そのまま力ちからを加くわえ続つづけると曲まがったままになってしまう。ではガラスの板いたで同おなじことをするとどうなるかわかるかね?

軽かるく曲まげただけなら手てをはなすとまっすぐになるのは同おなじじゃが、元もとにもどれる限界げんかいをこえるとガラスは「割われる」。曲まがったままの状態じょうたいでは安定あんていせずに、割われてしまうということがガラスの大おおきなとくちょうなんじゃ。ところが最近さいきんは折おりたたみ式しきスマートフォンの登場とうじょうにあわせて、日本でも曲まがるガラスの開発かいはつが進すすんでおるぞ。

ガラスを曲まげても割われないようにするには、1ミリよりももっと薄うすくしていく必要ひつようがあるそうじゃ。それだけ薄うすくしながら、引ひっかき傷きずや曲まげたときのシワがつかない強つよさにするのは簡単かんたんなことではない。じゃが、この曲まがるガラスが一般的いっぱんてきになれば、いずれスマートフォンはたたんで持もち歩あるき、使つかうときだけ開ひらくというのが当あたり前まえになっていくかもしれんの。ちなみにガラスを高温こうおんで熱ねっすると、溶とけることはあっても燃もえることはないぞ。

「ヒートアイランド現象げんしょう」という言葉ことばを聞きいたことがあるかな?ヒートは「熱ねつ」、アイランドは「島しま」のことで、地図ちずのうえに気温きおんを色分いろわけしていくと、まわりよりも気温きおんの高たかい場所ばしょが島しまのように浮うかんで見みえることからこう呼よばれるんじゃ。そしてこの現象げんしょうは、自然しぜんの多おおい地方ちほうではなく都会とかいで起おこることが知しられておる。

その大おおきな理由りゆうは、地面じめんや建物たてものの表面ひょうめんがコンクリートなどでおおわれていること。土つちや植物しょくぶつは、なかに含ふくまれた水分すいぶんが蒸発じょうはつするときにまわりの温度おんどを下さげてくれるんじゃが、都会とかいでは土つちも緑みどりも川かわもすっかり少すくなくなったからのう。コンクリートは、夏なつの日ひざしを受うけると表面ひょうめんが50~60℃まで高たかくなり、空気くうきを熱あつくしている。そのうえ、夜よるまで冷さめずに熱ねつを蓄たくわえている。街まちなかでは夜よるになってもなかなか涼すずしくならんのは、建物たてものや道路どうろが空気くうきをずっと温あたため続つづけているからなんじゃ。

●建物たてものが密集みっしゅうしていて熱ねつが逃にげにくい

高層こうそうビルが密集みっしゅうしていると、風通かぜとおしが悪わるくなり、熱ねつがこもってしまう。

●自動車じどうしゃからの熱ねつ

自動車じどうしゃは、ガソリンなどを燃もやして走はしる。その熱ねつがはきだされる。

●会社かいしゃや家庭かていの冷房れいぼうの熱ねつ

冷房れいぼうは、部屋へやの中なかの温度おんどを下さげるが、その分ぶんの熱ねつを外そとに出だしている。

●地面じめんや建物たてものが熱ねつをためこむ

コンクリートやアスファルトで地面じめんや建物たてものがおおわれているため、熱ねつをためこみやすい。また、植物しょくぶつや土つちも少すくない。

●工場こうじょうなどからの熱ねつ

機械きかいを動うごかすためなどに、大量たいりょうのエネルギーを使つかい、熱ねつを出だす。

その他ほかに、ビルがすき間まなく建たっていて風かぜの通とおり道みちが少すくないこと、自動車じどうしゃやエアコンなどからたくさんの熱ねつが出でていることも都会とかいの暑あつさの原因げんいんと言いわれておる。ヒートアイランド現象げんしょうは、世界せかいの大だい都市としに共通きょうつうのなやみなんじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル4年ねん生せい」
自然しぜんのサバイバル第だい10話わ

世界せかいで最初さいしょの自動車じどうしゃが発明はつめいされたのは、なんと今いまから約やく250年ねん前まえ。そのころ日本はまだ江戸時代えどじだいじゃ。フランスのキュニョーという人ひとがつくった蒸気機関じょうききかんで動うごく自動車じどうしゃは、時速じそく10キロほどしか出でなかったものの、重おもく大おおきな車体しゃたいは操作そうさが難むずかしく、テスト走行そうこう中ちゅうに壁かべにぶつかってしまった。つまり世界せかい初はつの自動車じどうしゃは、交通こうつう事故じこの第だい 一いち号ごうでもあるんじゃよ。

その後ご、19世紀せいきになってモーターが発明はつめいされ、1873年ねんにはイギリスで電気でんきトラックが走はしっていたと記録きろくされておる。ガソリン自動車じどうしゃの登場とうじょうは、それからさらに10年ねんほどあとのことじゃ。電気でんき自動車じどうしゃは最近さいきんの新あたらしい技術ぎじゅつのように思おもわれておるが、実じつはガソリン自動車じどうしゃよりも歴史れきしが古ふるいというのは意外いがいじゃのう。

20世紀せいきになってガソリン自動車じどうしゃが世界せかい中じゅうに広ひろがったのは、エンジンが改良かいりょうされてスピードが出でるようになったことと、生産せいさん技術ぎじゅつの工夫くふうで安やすく大量たいりょうにつくれるようになったことが大おおきな理由りゆうじゃ。つまりこれからの技術ぎじゅつの進歩しんぽによっては、将来しょうらいは電気でんきやその他ほかの動力どうりょくで走はしる自動車じどうしゃが主流しゅりゅうになる可能性かのうせいも大おおいにあるぞ。

水みずは、水素すいそと酸素さんそというものが結むすびついてできておる。中学生ちゅうがくせいになると、水みずに電気でんきを通とおして水素すいそと酸素さんそをとりだす実験じっけんを理科りかの時間じかんにするはずじゃ。これを「水みずの電気でんき分解ぶんかい」というんじゃが、燃料ねんりょう電池でんちはその逆ぎゃく、つまり水素すいそと酸素さんそを反応はんのうさせて水みずと電気でんきをつくっておるんじゃよ。

ガソリンなどを燃もやさないので、燃料ねんりょう電池でんちは二酸化にさんか炭素たんそや大気たいき汚染おせんにつながる物質ぶっしつを出ださない。なにしろ電気でんきのほかに出でるものは水みずだけじゃからとってもエコじゃ。また火力かりょく発電はつでんや水力すいりょく発電はつでんではタービンという装置そうちを動うごかすことで電気でんきを得えておるが、燃料ねんりょう電池でんちは化学かがく反応はんのうで電気でんきを直接ちょくせつ生うみ出だすので、効率こうりつがとても良よいこともとくちょうと言いえる。

燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃの開発かいはつも進すすんでおるが、いまのガソリン車しゃのように一般的いっぱんてきになるには、ガソリンスタンドの代かわりの「水素すいそステーション」がたくさん必要ひつようになる。それに自動車じどうしゃそのものの値段ねだんももっと下さがってくれんとなかなか買かいづらい。こうした課題かだいのかいけつにつながる技術ぎじゅつの進歩しんぽが、これからのカギになるぞ。

一般いっぱんに「石油せきゆ」と呼よばれておるのはガソリンや灯油とうゆ、重油じゅうゆ、軽油けいゆなどを全部ぜんぶふくめた総称そうしょうじゃが、石油せきゆは地中ちちゅうから「原油げんゆ」をほりだしてつくる。では原油げんゆはどうやってできたのか。ここではよく知しられておる「ケロジェン根源こんげん説せつ」というものを紹介しょうかいしよう。

いまから数億すうおく年ねんから数千万すうせんまん年ねん前まえ、海うみにプカプカ浮うかんでくらしておったプランクトンという生いき物ものがじゅみょうを終おえると、その死しがいは海うみの底そこにしずんでどろにうまっていったんじゃ。この上うえからさらに長ながい時間じかんをかけて大量たいりょうの砂すなやどろがつもったことで化学かがく反応はんのうが起おこり、「ケロジェン」という物質ぶっしつに変かわった。このケロジェンが地熱ちねつの働はたらきで原油げんゆになったと考かんがえられておるぞ。

①大昔おおむかしの生いき物ものが死しんで、泥どろの中なかに沈しずむ。生いき物ものの入はいった泥どろが泥岩でいがんになる。

②泥岩でいがんは、圧力あつりょくを受うけてケロジェンになる。

③長ながい年月ねんげつが経たち、熱ねつや圧力あつりょくで、ケロジェンから水みず、石油せきゆ、ガスが発生はっせい。

④石油せきゆがガスや水みずと分わかれて、砂岩さがんの中なかにたまる。

石油せきゆは限かぎりある資源しげんじゃから、あと何年なんねん使つかえるのかということがみんな気きになるじゃろ?一説いっせつには2065年ねんごろまでとも言いわれるが、ほりだす技術ぎじゅつも進歩しんぽしておるからそれより長ながく使つかえるかもしれんし、反対はんたいにむだづかいをすればもっと早はやくなくなるじゃろう。つまり私わたしたちしだいというわけじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル6年ねん生せい」
自然しぜんのサバイバル第だい5話わ

世界せかいで最初さいしょのガラスが誕生たんじょうしたのは、なんと5,000年ねん前まえの古代こだいメソポタミアといわれておる。砂浜すなはまでたき火びをしていた漁師りょうしさんが、落おちていた岩塩がんえんで風かぜをよけようとしたところ、たまたま火ひに当あたった岩塩がんえんと砂すなが溶とけてガラスができたという説せつもあるようじゃ。その後あとエジプトなどにも伝つたわったものの、当時とうじのガラスはつくるのに手間てまがかかり、王様おうさまなど一部いちぶの人ひとだけが持もつぜいたく品ひんだったと考かんがえられておる。

日本では、弥生やよい時代じだいの遺跡いせきから見みつかったガラスビーズがもっとも古ふるいと言いわれておるが、これが日本でつくられたものか海外かいがいから持もち込こまれたのかははっきりしておらん。江戸時代えどじだいになると日本でもガラス製せいの器うつわがさかんにつくられるようになったが、そのころもまだガラス窓まどは外国がいこくからの高価こうかな輸入ゆにゅう品ひんしかなかったんじゃ。

ふつうの家いえにもガラス窓まどが多おおく使つかわれるようになったのは、大正たいしょう12年ねんの関東かんとう大震災だいしんさいより後あとのこと。それがいまでは日本のガラス技術ぎじゅつは世界せかいでもトップクラスだそうじゃから、大たいしたものじゃの。

大人おとなの人ひとは知しっておるじゃろうが、むかしの刑事けいじドラマでは、車くるまがぶつかったりピストルでうたれたりすると、フロントガラスがこなごなになるというシーンがよくあったものじゃ。しかしいまでは、そういうことはまず起おこらないようになっておる。日本では30年ねんほど前まえに、フロントガラスに「合あわせガラス」を使つかうことが義務ぎむ化かされたんじゃ。

合あわせガラスというのは、2枚まいのガラスの間あいだに特殊とくしゅなフィルムをはさんではり合あわせたガラスのことで、割われても破片はへんが飛とびちりにくいという長所ちょうしょがある。このほかにも自動車じどうしゃのガラスには、紫外線しがいせんやまぶしさをおさえたり、雨あめの日ひでも水みずをはじいて前まえを見みやすくしたり、乗のる人ひとの安全あんぜんと快適かいてきを守まもるためのいろんな工夫くふうがされておるぞ。

合あわせガラス ラミセーフ

ラミセーフの断面だんめん

ラミセーフが割われた状態じょうたい 破片はへんが飛とび散ちりにくい

問題もんだい④の解説かいせつでも述のべた通とおり、日本のガラス産業さんぎょうがさかんになったのはそんなに昔むかしのことではない。じゃが今いまでは世界せかい中じゅうでつくられる新車しんしゃの4分ぶんの1が、日本のAGCという会社かいしゃのガラスを使つかっておるそうじゃ。もしかすると君きみたちのおうちの車くるまもAGCのガラスかもしれんの。

みんなが大好だいすきな日本の花火はなびは、名前なまえのとおりあの光ひかりを菊きくやぼたんのような「花はな」に見立みたてておる。どの方向ほうこうからでもきれいに丸まるく広ひろがって見みえるように、昔むかしの職人しょくにんさんたちが工夫くふうしながら技術ぎじゅつを開発かいはつしてきたんじゃ。外国がいこくではあれが「花はな」だという発想はっそうがなかったので、誰だれも丸まるくしようと思おもわんかったらしい。きれいに丸まるく広ひろがる花火はなびは日本だけのもので、外国がいこくの人ひとにもとても喜よろこばれるそうじゃよ。

ところで花火はなびの色いろはどうやって出だすのか。じつはいろんな種類しゅるいの金属きんぞくを使つかっておるんじゃ。金属きんぞくのなかには、熱ねっして高温こうおんになると決きまった色いろを出だすものがある。たとえばナトリウムは黄色きいろ、アルミニウムは白しろ、カリウムは紫むらさき、銅どうは青緑あおみどりというように。出だしたい色いろに合あわせて、こうした金属きんぞくの粉こなを火薬かやくにまぜておるらしいぞ。

では開ひらいたあとにだんだん色いろが変かわっていく花火はなびは、なぜそうなるかわかるかね?あれは花火はなびのなかの「星ほし」とよばれる丸まるい火薬かやくが外側そとがわから燃もえていくのを利用りようして、外そとのほうに銅どう、中心ちゅうしんのほうにはアルミニウムというように中身なかみを使つかい分わけておるんじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル2年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル第だい9話わ

むかしから人間にんげんは、文も字じを書かいて記録きろくするためにいろいろなものを使つかっておった。そのなかには石いしやヤシの葉は、ヒツジの皮かわ、カメの甲こうらなどもあったらしい。じゃが今いまではカメの甲こうらに字じを書かく人ひとはだれもおらん。1,900年ねんほどまえ、中国ちゅうごくの蔡倫さいりんという人ひとが、それまでとくらべて簡単かんたんで大量たいりょう生産せいさんもしやすい紙かみのつくり方かたを発明はつめいしたからじゃ。

紙かみをつくるには、おもに木きや草くさからとりだした「せんい」が使つかわれる。このせんいを「パルプ」ともいうんじゃ。パルプをとりだすには、機械きかいで木きをすりつぶしていく方法ほうほうや、薬品やくひんでせんい以外いがいの成分せいぶんをとかしていく方法ほうほうがある。そのほかに、いちど印刷いんさつされた紙かみからインクをとりのぞいて「古紙こしパルプ」にすることもできるぞ。

蔡倫さいりんよりもずっとまえ、古代こだいエジプトでは草くさのくきをならべてかためた「パピルス」というものが使つかわれておった。このパピルスが英語えいごの「ペーパー」の語源ごげんじゃが、今いまの紙かみとはつくり方かたがずいぶんちがう。紙かみは、印刷技術いんさつぎじゅつ、火薬かやく、らしんばんとともに「古代こだい中国ちゅうごくの4大発明だいはつめい」のひとつとよばれておるぞ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル2年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル第だい8話わ

冬ふゆになるとみんなマスクをするので、「感染症かんせんしょう」といえば、せきやクシャミでうつるものというイメージが強つよいかもしれんの。じゃが水みずから病気びょうきになることもあるんじゃよ。日本のように清潔せいけつな水みずを十分じゅうぶんに使つかうことのできない国くにでは、いまでも飲のみ水みずが原因げんいんの感染症かんせんしょうで毎日まいにちたくさんの人ひとが亡なくなっておるそうじゃ。

でも日本の学校がっこうやレジャー施設しせつのプールは大丈夫だいじょうぶだろうって?そんなことはないぞ、なにしろ君きみたちの体からだにも気きづかぬうちに細菌さいきんやウイルスがぺたぺたくっついておることもあるんじゃから。みんなが安心あんしんして楽たのしめるように、プールの水みずには消毒液しょうどくえきが入はいっておる。よく使つかわれておるのは「次亜じあ塩素酸えんそさんナトリウム」という薬品やくひんじゃ。塩素えんそは水道すいどう水すいのほか井戸水いどみずや食たべものの消毒しょうどくにも使つかわれて、みんなを感染症かんせんしょうから守まもっておるぞ。

水道すいどう水すいは、じょうすい場じょうできれいにしたあとお家うちにとどくまでの間あいだにまた細菌さいきんなどが入はいり込こまないように、わざとじゃぐちから出でたあとも塩素えんそが残のこるようにしておるそうじゃ。じゃがこの塩素えんそ、蒸発じょうはつしやすいという性質せいしつがある。また家庭かてい用ようの浄水器じょうすいきでは塩素えんそをとりのぞいてしまうこともあるので、くみおきの水みずや湯ゆざまし、ろ過かした水みずはなるべく早はやめに使つかいきるのがよいぞ。

自分じぶんのあしもとの地面じめんをずっと掘ほっていくと、そのうち地球ちきゅうのうらがわの国くにに行いけるんじゃないかと考かんがえたことはないかね?じゃが本当ほんとうにためしてみるのはあまりオススメせんぞ。なにしろ地面じめんのいちばん深ふかいところ、つまり地球ちきゅうの中心ちゅうしんには、約やく6,000度どという熱あつい金属きんぞくのかたまりがあるんじゃ。

もしも地球ちきゅうを輪切わぎりにできたら、その姿すがたはゆでたまごのように見みえるはずだと考かんがえられておる。たまごのうすいカラにあたる部分ぶぶんが「地ちかく」、その下したの白身しろみが「マントル」、まんなかの黄身きみにあたるのが「核かく」とよばれ、この核かくは大部分だいぶぶんが鉄てつとニッケルという金属きんぞくでできておる。

じゃが実際じっさいには地球ちきゅうを輪切わぎりにすることも反対はんたい側がわまで掘ほっていくこともできんので、だれもまだ自分じぶんの目めで見みたことはない。「白身しろみ」や「黄身きみ」がどうなっておるかは、地震じしんの波なみの伝つたわりかたを調しらべてわかったことなんじゃ。いまの技術ぎじゅつでは人間にんげんはまだ「地ちかく」の途中とちゅうまでしか掘ほることができんので、「マントルは月つきよりも遠とおい」と言いわれるぐらいなんじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル2年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル第だい5話わ

地球ちきゅうは1日にちに1回かい転てんして、さらに1年ねんをかけて太陽たいようのまわりを1周しゅうするコマのような動うごきをしておる。この1日にち1回転かいてんを「自転じてん」、年ねんに1周しゅうを「公転こうてん」とよぶんじゃ。もしも自転じてんの軸じく(コマでいう芯しんの部分ぶぶん)が公転こうてんする面めんに対たいしてまっすぐに立たっておったら、地球ちきゅうから見みた太陽たいようは年中ねんじゅういつでも赤道せきどうのうえにあって、季節きせつの変化へんかも起おこらない。じゃが実際じっさいには自転軸じてんじくはけっこうかたむいておるんじゃよ。

そのため、1年ねんの間あいだに「北極ほっきょく側がわが太陽たいようを向むく時期じき=北半球きたはんきゅうの夏なつ」「南極なんきょく側がわが太陽たいようを向むく時期じき=北半球きたはんきゅうの冬ふゆ」「赤道せきどうの真上まうえに太陽たいようがある時期じき=北半球きたはんきゅうの春はると秋あき」という違ちがいが起おこる。つまり、太陽たいようが1年ねんでいちばん頭あたまの真上まうえに近ちかいところから当あたる季節きせつが夏なつ、いちばん低ひくいところから当あたる季節きせつが冬ふゆというわけじゃ。

そして光ひかりがななめから当あたるよりも、真上まうえから当あたる時ときのほうが地面じめんが受うけ取とる熱ねつの量りょうは多おおくなる。これが、夏なつが暑あついおもな理由りゆうじゃ。ちなみに地球ちきゅうが1年ねんでいちばん太陽たいように近ちかづくのは、なんと1月がつ。夏なつは太陽たいようとのきょりが近ちかいから暑あつくなるわけではないぞ。

※夏なつが暑あつい理由りゆうには、太陽たいようが出でている時間じかんが冬ふゆにくらべて長ながいことも関係かんけいしています。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル4年ねん生せい」
自然しぜんのサバイバル第だい1話わ

固定こてい電話でんわは機械きかいのうしろから線せんがのびてカベにつながっておるが、携帯けいたい電話でんわには線せんがない。じゃが携帯けいたい電話でんわにも線せんのかわりをしておるものがあるぞ。それは電波でんぱじゃ。

まず電話でんわがなぜつながるのか、固定こてい電話でんわを例れいにして説明せつめいするぞ。受話器じゅわきの口くちをあてる部分ぶぶんにはうすい鉄板てっぱんが入はいっておって、人ひとが話はなしをするとその音おとにあわせてふるえるんじゃ。そして受話器じゅわきのなかには、最初さいしょはこうふるえた、次つぎはこんなふうにふるえた、ということを電気でんきの信号しんごうにおきかえる装置そうちがある。この信号しんごうが電話でんわ線せんを通とおっていって、相手あいてが耳みみをあてるところにある鉄板てっぱんを同おなじようにふるわせると、話はなした通とおりの音おとが聞きこえるというわけじゃ。携帯けいたい電話でんわもこれに似にておるが、「鉄板てっぱんのふるえ」の信号しんごうを電波でんぱにのせてとどけるところが大おおきくちがうぞ。

人ひとが携帯けいたい電話でんわをもって移動いどうするときに、「いまそっちへ行いったよ」「了解りょうかい、これからこっちで担当たんとうします」という情報じょうほうをやりとりして、いつでも電波でんぱが届とどくようにしてくれておるものを基地きち局きょくという。普段ふだんは気きづかんじゃろうが、まちのなかには基地きち局きょくがすごくたくさんあるんじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 5年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい8話わ

CMなどでこの言葉ことばを聞きいて、何なんのことか気きになっておった人ひとがいるかもしれんの。5Gファイブジーというのは「第だい5世代せだい移動いどう通信つうしんシステム」のことで、Gジーは英語えいごで「世代せだい」をあらわす「Generationジェネレーション」の頭文字かしらもじじゃ。スマートフォンやタブレットだけでなく、いまの世よの中なかではいろんなものが電波でんぱを使つかって通信つうしんをしておる。その通信つうしんを支ささえるしくみが、第だい5世代せだいという最新型さいしんがたに変かわるんじゃよ。

5Gファイブジーは、これまでよりはるかに多おおくの情報じょうほうを、はるかに速はやいスピードで送おくることができる。たとえば自動じどう運転うんてんには、今いまのカーナビとは比くらべものにならんほどくわしい地図ちずデータが必要ひつようなんじゃが、そんなに大おおきなデータのやりとりは5Gファイブジーでなければ難むずかしい。また車くるまどうしが5Gファイブジーで通信つうしんをすれば渋滞じゅうたいをふせぐことにもつながるし、人ひとがうっかり道路どうろに飛とび出だしてきても、その人ひとが手てにもっておるスマホと車くるまが通信つうしんをして、早はやめにブレーキをかけることだってできるそうじゃ。

5Gファイブジーの登場とうじょうで、これまでは難むずかしかったいろんな技術ぎじゅつが実現じつげんできると言いわれておる。大おおいに期待きたいしたいものじゃ。

最近さいきんはきみたちの家いえでもお父とうさんやお母かあさんがリモートワークをしておるかもしれんの。リモートワークは「はなれて働はたらく」こと、そしてリモコンはリモートコントロール、つまり「はなれて操作そうさする」ものという意味いみなんじゃ。

家電かでんなどのリモコンの多おおくは赤外線せきがいせんを利用りようしておる。赤外線せきがいせんというのは、人ひとの目めには見みえない光ひかりの一種いっしゅと思おもえばいいぞ。君きみたちがリモコンのボタンを押おすと、この光ひかりが長ながくついたり短みじかくついたり、短みじかく2回かいついて3回かい目めは長ながくついたり、いろんな光ひかりかたをするんじゃ。このついたり消きえたりのパターンで、リモコンは機械きかいに信号しんごうを伝つたえておる。そしてそれを受うけた機械きかいの側がわでは、「このパターンは……わかった、テレビを5チャンネルに変かえるだ!」と判断はんだんしてそのとおりに動うごくというわけじゃよ。

最近さいきんの家電かでんはいろんなことができるようになっておるが、ふくざつな操作そうさをさせようと思おもうと、送おくる信号しんごうはどんどん長ながくなっていく。じゃが赤外線せきがいせんリモコンは1秒間びょうかんに4万まん回かい近ちかくもついたり消きえたりできるので、長ながい信号しんごうも一瞬いっしゅんで送おくれるんじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 3年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい8話わ

建物たてものや自動車じどうしゃのガラスも1枚まいに見みえて2枚まい重が さねになっておることはあるが、スマートフォンの画面がめんに3枚まいも4枚まいもガラスが使つかわれておるというのは意外いがいじゃの。じゃがそれぞれのガラスにはちがう役割やくわりがあって、ただ割われにくくするために重かさねておるわけではないぞ。

写真しゃしんや文字もじを表示ひょうじする「液晶えきしょうディスプレイ」は、1枚まいの板いたのように見みえて実じつはいろんな素材そざいのサンドイッチなんじゃ。そのサンドイッチのパンにあたる「基板きばん」という部分ぶぶんに2枚まいのガラスが使つかわれることが多おおいぞ。液晶えきしょうの上うえにあるのが指ゆびでスマホを操作そうさするための「タッチパネル」じゃが、ここにも軽かるくて強つよいガラスが使つかわれておる。

さらにいちばん上うえで画面がめんを守まもる「カバーガラス」は、じょうぶでなければ困こまるが、そのために分厚ぶあつくなったのではタッチパネルが操作そうさしにくいし液晶えきしょうも見みにくい。つまり、じょうぶだけれどうすくて軽かるいガラスが必要ひつようというわけじゃ。スマートフォンというのは、画面がめんひとつをとっても最さい先端せんたん技術ぎじゅつのかたまりなんじゃよ。

もしもガラスが光ひかりを通とおさなかったら、だれも窓まどやテレビの画面がめんに使つかおうと思おもわんじゃろうから、ここは③が正解せいかいじゃ。でもガラスのコップにさわると冷つめたく感かんじるから、熱ねつも通とおしやすいと思おもった人ひとはおらんかね?実じつはガラスの「熱ねつの通とおしやすさ」は金属きんぞくなどよりずっと低ひくくて、コンクリートとあまり変かわらないんじゃよ。ではなぜさわると冷つめたく感かんじるかといえば、ガラスは表面ひょうめんがツルツルで、手てから熱ねつをうばっていくからなんじゃ。

電気でんきを通とおしにくいというのはたしかじゃが、まったく通とおさんわけでもない。ふつうは無理むりじゃがガラスが溶とけだすぐらいまで温度おんどをあげると、電気でんきが流ながれやすい状態じょうたいに変かわるんじゃ。さらに言いえば、低ひくい温度おんどでも電気でんきを通とおすガラスがつくれるかもしれんというので、いま研究けんきゅうが進すすんでおる。この技術ぎじゅつが実現じつげんすれば、自動車じどうしゃなどに使つかわれる電池でんちをより安全あんぜんで軽かるく小ちいさくできると言いわれておるぞ。

ガラスそのものに電気でんきが流ながれるわけではないが、表面ひょうめんに電気でんきを通とおすとうめいな膜まくをつけた「導電性どうでんせいガラス」というものもある。今回こんかいは、いろんなことを知しっておる人ひとほど、ちょっと難むずかしい問題もんだいだったかもしれんの。

すべてのものは原子げんしや分子ぶんしというとても小ちいさな「つぶ」でできておる。ちょっと想像そうぞうしにくいかもしれんが、この「つぶ」はじっと止とまっておるわけではなく、いつもゆれ動うごいておるんじゃ。温度おんどが高たかいものはこの動うごきがはげしく、低ひくいものは動うごきが小ちいさい。これを逆ぎゃくに考かんがえると、「つぶ」を激はげしくゆり動うごかしてやれば、ものの温度おんどは上あがるということじゃ。

電子でんしレンジは、マイクロ波はという電波でんぱを使つかって食たべものの中なかにある「水みずのつぶ」をゆり動うごかしておる。食たべものにはたいがい水みずが入はいっておるから、その水みずが温あたたまることでまわりにも熱ねつが伝つたわり全体ぜんたいが温あたたかくなるというわけじゃよ。

ただしお茶ちゃやコーヒーのような液体えきたいをレンジで温あたためすぎると、ふつうなら沸騰ふっとうする温度おんどをすぎてもさらに熱あつくなり続つづける。この状態じょうたいでは軽かるくものが当あたっただけでも液体えきたいが激はげしく噴ふき出だすことがあるのでとてもキケンじゃ。またタマゴやウインナー、たらこのようにカラや膜まくでおおわれた食たべものも、中身なかみが熱あつくなりすぎていきなり破裂はれつすることがある。温あたためすぎにはくれぐれも注意ちゅういじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 5年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい7話わ

熱ねつの伝つたわり方かたには「伝導でんどう」「対流たいりゅう」「放射ほうしゃ」という三みっつの方法ほうほうがあるんじゃ。ふれあったものの間あいだで温度おんどが高たかいほうから低ひくいほうへと熱ねつが伝つたわることを伝導でんどうといい、水みずや空気くうきがうごいて熱ねつが伝つたわることを対流たいりゅうという。ところが太陽たいようは地球ちきゅうとふれあっておらんし、宇宙うちゅうは真空しんくうじゃから空気くうきの対流たいりゅうもおこらない。太陽たいようの光ひかりがあたると温あたたかくなるというのは、考かんがえてみるとちょっとふしぎな気きがせんかね?

太陽たいようの熱ねつは、三みっつめの「放射ほうしゃ」という方法ほうほうで伝つたわっておる。太陽光たいようこうのなかにふくまれる赤外線せきがいせんという目めに見みえない光ひかりが、地球ちきゅう上じょうのものの原子げんしや分子ぶんしという小ちいさな「つぶ」を振動しんどうさせることで温あたためておるんじゃよ。これは電子でんしレンジと同おなじようなことじゃから、くわしくは問題もんだい⑥の解説かいせつを読よむといいぞ。ちなみに赤外線せきがいせんは目めに見みえんはずなのにこたつの赤外線せきがいせんヒーターが赤あかく光ひかるのは、見みた人ひとが温あたたかさを感かんじるようにわざと赤あかくしておるからなんじゃ。

太陽たいようの直径ちょっけいは地球ちきゅうの100倍ばい以上いじょう、体積たいせきは100万まん倍ばい以上いじょう、そして表面ひょうめん温度おんどは6,000度ど。とてつもない熱ねつのかたまりじゃ。じゃが地球ちきゅうにはその熱ねつが直接ちょくせつとどいておるわけじゃなく、ポイントは赤外線せきがいせん、つまり光ひかりのほうだったんじゃ。日ひが当あたらない場所ばしょがすずしい理由りゆうがこれでわかったかな?


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 1ねんせい」
しぜんのサバイバル 第だい4話わ

君きみたちのおうちにある食塩しょくえんの多おおくは、いまでも海水かいすいからつくられておる。じゃからどうして海うみの水みずがしょっぱいかというのは、どうしてトマトはトマトジュースの味あじがするの?というようなものなんじゃよ。

いまから46億おく年ねん前まえ、できたばかりの地球ちきゅうはマグマのかたまりで、水みずはまだなかったそうじゃ。じゃがしばらくして、といっても3億おく年ねんほどたったころじゃが、マグマが冷ひえてくると水蒸気すいじょうきが雨あめになって地面じめんにふりそそぐようになった。塩素えんそを含ふくむこの強つよい酸性さんせいの雨あめが岩いわを溶とかし、岩いわから溶とけ出だしたナトリウムと一緒いっしょに低ひくいところにたまっていって海うみになったんじゃ。そして塩素えんそとナトリウムが結むすびついたものが塩化えんかナトリウム、つまり塩しおじゃよ。

3.4%パーセントの塩分えんぶん=コップ1杯ぱいの水みずに塩しお6グラムを入いれたのとほぼ同おなじ

世界せかいの海うみの塩分えんぶんの濃こさは、おおよそ3.4%パーセント。じゃがアラビア半島はんとうの付つけ根ねにある「死海しかい」という湖みずうみは、なんと30%パーセントというオドロキのしょっぱさなんだそうじゃ。水みずのなかに溶とけておるものが多おおいほど、その水みずはものを浮うかせる力ちからが強つよくなる。じゃからここは、人ひとが浮うきわも使つかわずプカプカ浮うかぶ湖みずうみとして知しられておるぞ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 3年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい8話わ

木きや草くさの葉はっぱにたまった水滴すいてきは、どうして丸まるいつぶになるんじゃろう?コップに水みずをそそいでいくと、あふれそうになってもすぐにはこぼれず、コップのフチのさらに上うえまで盛もりあがるのはなぜじゃろう?液体えきたいというのは、なるべく表面積ひょうめんせきを小ちいさくしようとする、つまり球きゅうのように丸まるくなろうとする性質せいしつがあるんじゃ。この力ちからを「表面ひょうめん張力ちょうりょく」といって、注意ちゅういして見みると身みのまわりのいろんなところで観察かんさつできるぞ。

水みずをはじくことを「撥水はっすい」といい、レインコートやバッグには「撥水はっすい加工かこう」をされたものも多おおい。水みずよりも表面ひょうめん張力ちょうりょくがとても小ちいさいフッ素樹脂そじゅしなどで生地きじをおおうと、ぬれたときに水みずが丸まるくなって表面ひょうめんをコロコロ転ころがりおちるようになるんじゃ。これが「撥水はっすい加工かこう」じゃよ。

宇宙うちゅう飛行士ひこうしの毛利もうり衛まもるさんがスペースシャトルのなかで行おこなった実験じっけんの動画どうがでは、水みずが表面ひょうめん張力ちょうりょくできれいな球きゅうになっておるのを見みることができる。地球ちきゅうのうえでは水滴すいてきは自分じぶん自身じしんの重おもさでかたちがつぶれてしまうが、無む重力じゅうりょくの宇宙うちゅうではふわふわ漂ただよう丸まるい球きゅうになるというわけじゃ。

画用紙がようしに絵えをかくときは、すきな色いろの絵えの具ぐをえらべば自由じゆうにいろんな色いろが出だせる。じゃが色いろのついたガラスというのは、上うえから絵えの具ぐをぬっておるわけじゃないぞ。実じつはつくりかたにコツがある。ガラスの材料ざいりょうにいろんなしゅるいの金属きんぞくを混まぜておるんじゃよ。

金属きんぞくのなかには、「ガラスにこれをまぜるとこの色いろになる」ということがわかっておるものがいくつかあるんじゃ。たとえばコバルトをまぜると青あおいガラスができるし、鉄てつなら緑みどり、マンガンなら紫むらさきのガラスになる。金きんというのは簡単かんたんに溶とけるものではないが、「王水おうすい」という特別とくべつな薬品やくひんで溶とかしてガラスにまぜると赤あかいガラスができるぞ。

沖縄おきなわでは戦後せんごにガラスの材料ざいりょうが不足ふそくしておったころ、職人しょくにんさんたちが捨すてられたお酒さけやジュースのビンを溶とかして材料ざいりょうにすることを思おもいついたんじゃ。そうやってつくられた「琉球りゅうきゅうガラス」の食器しょっきや置物おきものは、どくとくの色いろとかたちで今いまでは人気にんきの工芸こうげい品ひんになっておるぞ。最近さいきんは琉球りゅうきゅうガラスもいろんな金属きんぞくを使つかってカラフルになっておるが、むかしはもともとのビンの色いろをじょうずに生いかしておったらしい。その工夫くふうとアイデアはすごいものじゃの。

えんぴつの芯しんは黒鉛こくえんという炭すみを粉こなにして固かためたもので、君きみたちが紙かみに字じを書かくと、この粉こなが紙かみの表面ひょうめんにくっつくんじゃ。つまり、粉こなを紙かみから取とりのぞくことができれば字じは消きえる。それをやっておるのが消けしゴムなんじゃよ。

ところでみんなふつうに消けしゴムと呼よんでおるが、最近さいきんはゴムではなくプラスチックでできたものも多おおい。ゴム製せいの「消けしゴム」は紙かみの表面ひょうめんをうすく削けずりとってきれいにするのに対たいして、「プラスチック字消じけし」のほうには油あぶらがふくまれておって、その油あぶらが強つよい力ちからで粉こなをすいとっておる。そして、すいとって黒くろくなった部分ぶぶんと粉こなをいっしょに消けしカスとして捨すてることで、新あたらしい面めんが出でて「プラスチック字消じけし」は何回なんかいでも字じを消けすことができるというわけじゃ。

ボールペンの字じが消けしゴムで消きえんのは、インクは液体えきたいで紙かみの中なかまでしみこんでしまうからなんじゃ。でも最近さいきんは消けせるボールペンもあるって?あれは熱ねつで無色むしょくとうめいになる特別とくべつなインクをつかっておる。ちょっと意外いがいな気きもするが、ゴムで紙かみをこすると「まさつ熱ねつ」で60度ど以上いじょうにもなるんじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 3年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい9話わ

子こどもたちが空あき地ちで野球やきゅうをしておると、大おおきなホームランが近ちかくの家いえのほうに飛とんでいって窓まどガラスがガシャーン、おじさんがコラーッ……という場面ばめんがむかしのマンガにはよくあったものじゃ。これを超ちょうスローモーションで見みると、窓まどにあたったボールはガラスを外そとから家いえのなかのほうにむかってゆっくり押おし曲まげていく。そして曲まげられる限界げんかいをこえるとガラスは割われるんじゃが、このとき最初さいしょに割われるのはどこかわかるかな?とうぜんボールがあたったところだと思おもうかもしれんが、実際じっさいは家いえの中なかのほうが先さきなんじゃ。

ボールがあたるということはその部分ぶぶんを押おしておるわけじゃから、ガラスの外そとがわの面めんには「圧縮あっしゅくする力ちから」がはたらく。じゃが一方いっぽうが押おされると反対はんたいの面めんは引ひっ張ぱられることになるので、家いえの中なかがわの面めんには「引ひっ張ぱる力ちから」がはたらく。そしてガラスというのは、押おされるよりも引ひっ張ぱられることのほうが苦手にがてなんじゃよ。

そこで最近さいきんでは、表面ひょうめんにもともと「圧縮あっしゅくする力ちから」を持もたせた強化きょうかガラスというものがある。さっきの例れいでいうと、ボールが当あたったときに「圧縮あっしゅくする力ちから」が「引ひっ張ぱる力ちから」と打うち消けしあって、かんたんには割われんようにしてくれるんじゃ。強化きょうかガラスの強つよさは、ふつうのガラスの3~5倍ばいといわれておるぞ。

「水みずと油あぶら」という言葉ことばを聞きいたことがあるかな?仲なかがわるいことや、性質せいしつが正反対せいはんたいのものをあらわすたとえじゃ。実際じっさい、水みずと油あぶらというのは決けっして混まざりあわん。ドレッシングをふって混まぜあわせても、しばらくすると油あぶらの部分ぶぶんとそれ以外いがいの部分ぶぶんにわかれてしまうのもこれが理由りゆうじゃよ。

君きみたちが手てをあらうとき、水みずを流ながすだけで落おちてしまう汚よごれもあれば、それでは落おちん汚よごれもある。水みずで落おちないのは、主おもには油あぶらの汚よごれじゃ。人間にんげんは毛穴けあなから「皮脂ひし」という油あぶらを出だして皮膚ひふをまもっておるんじゃが、この皮脂ひしに汚よごれがからまってしまうと水みずだけではなかなか落おとせん。ところが石鹸せっけんは水みずとも油あぶらともくっつきやすい性質せいしつをもっておるので、油汚あぶらよごれにくっついて包つつみこんだと思おもうと、次つぎには水みずにくっついてそのままながれていくんじゃ。このように水みずにも油あぶらにもくっつくことができるものを「界面かいめん活性かっせい剤ざい」という。

界面かいめん活性かっせい剤ざいが使つかわれておるものは石鹸せっけんのほか、シャンプーや化粧品けしょうひん、ぬり薬ぐすりなどいろいろあるぞ。AGCという会社かいしゃでは、洗顔せんがん剤ざい用ようとして界面かいめん活性かっせい剤ざいのなかにシリカゲルという成分せいぶんが入はいったものもつくっておる。これは皮脂ひしのベタつきをおさえてサッパリ感かんを出だしてくれるそうじゃ。みんないろいろ工夫くふうしておるの。

人間にんげんが太陽たいようの紫外線しがいせんを浴あびすぎると、目めや皮膚ひふの病気びょうきになることがある。じゃがありがたいことに、地球ちきゅうをつつむ大気たいきにはオゾンというガスの層そうがあって、紫外線しがいせんを吸収きゅうしゅうしてくれておるんじゃ。ところが今いまから50年ねんほど前まえ、このオゾン層そうをこわしているものがあるらしいとわかってきた。それはフロンガスという気体きたいじゃ。

当時とうじフロンガスはエアコンや冷蔵れいぞう庫こなどに広ひろく使つかわれておったが、オゾン層そうとの関係かんけいがわかってからは、世界せかい中ちゅうが協力きょうりょくしてフロンを使つかうことをやめにしたんじゃ。そしてオゾン層そうに与あたえる影響えいきょうの少すくない「代替だいたいフロン」とよばれるものがいくつも開発かいはつされた。ところが話はなしはここで終おわらん。今度こんどはこの代替だいたいフロンが地球ちきゅう温暖化おんだんかの原因げんいんになることがわかってきたんじゃよ。

現在げんざいは、この代替だいたいフロンも使つかわずにすむ技術ぎじゅつの開発かいはつが進すすんでおる。そんなものはじめから使つかわなければよかったのにと思おもうかもしれんが、むかしはそれが環境かんきょうに良よくないなんてことはだれにもわからんかった。問題もんだいがあれば見直みなおして、もっと良よい方法ほうほうを考かんがえる。科学技術かがくぎじゅつというのはそうやって一歩ぽずつ進歩しんぽしていくんじゃよ。

病院びょういんで注射ちゅうしゃをするとき、消毒しょうどくのために腕うでをふかれるとスーッと冷つめたく感かんじるじゃろ?あれはアルコールという液体えきたいが蒸発じょうはつして気体きたいになるときに、まわりの熱ねつを奪うばっていくからなんじゃ。エアコンも冷蔵れいぞう庫こも、この仕組しくみを利用りようしておる。

まずエアコンについて説明せつめいしよう。エアコンは建物たてもののなかにある室内機しつないきと外そとにある室外機しつがいきでワンセットになっていて、このふたつはパイプでつながれておる。そしてパイプのなかでは「冷媒れいばい」とよばれるものがグルグルまわっておるんじゃ。冷媒れいばいは室内機しつないきに入はいるまでは低温ていおんの液体えきたいじゃが、部屋へやの空気くうきにふれると気体きたいになって、消毒しょうどくのアルコールと同おなじように空気くうきの熱ねつをうばっていく。さらにパイプを通とおって室外機しつがいきまでいくと、今度こんどは圧縮あっしゅくされて高温こうおんの液体えきたいに変かわり、この熱ねつを外そとにはき出だすんじゃ。冷房れいぼうを使用しよう中ちゅうに室外機しつがいきから熱あつい空気くうきが出でておるのはこのためじゃよ。そして冷蔵れいぞう庫こというのはこの室内機しつないきと室外機しつがいきをひとつにまとめたような機械きかいじゃから、後うしろからはやっぱりたくさんの熱ねつが出でておる。

エアコンや冷蔵れいぞう庫この冷媒れいばいとして、むかしは「フロンガス」や「代替だいたいフロン」とよばれるものが使つかわれておった。じゃがどちらも環境かんきょうに良よくないということがわかり、最近さいきんでは環境かんきょうへの影響えいきょうが少すくない冷媒れいばいの開発かいはつが進すすんでおるぞ。

オゾン層そうへの影響えいきょうがすくなく環境かんきょうにやさしいAGCの「アモレア」

冬ふゆになると息いきが白しろく見みえるのは、雲くもが白しろいのと同おなじ理由りゆうだと言いったらおどろくかね?はく息いきのなかには水蒸気すいじょうき、つまり気体きたいになった水みずがふくまれておる。これが体からだの外そとに出でて急きゅうに冷ひやされることで水みずのつぶに変かわり、目めに見みえるようになったのが白しろい息いきなんじゃ。

私わたしたちの身みのまわりの空気くうきにも水蒸気すいじょうきが含ふくまれておる。空気くうきは温度おんどが上あがると軽かるくなるので、太陽たいようの熱ねつで温あたためられると軽かるくなってだんだん上うえにあがっていくんじゃが、空そらの上うえのほうというのは気温きおんがとても低ひくい。そのため水蒸気すいじょうきは水みずや氷こおりのつぶに変かわり、集あつまって雲くもになるんじゃよ。やがてこの水みずや氷こおりのつぶが大おおきくなりすぎると、もう浮うかんでおれんほど重おもくなる。そうして地面じめんに落おちてきたのが雨あめというわけじゃ。

空気くうきのなかの水蒸気すいじょうきはもともと地面じめんや川かわ、海うみなどの水みずが蒸発じょうはつしたものじゃから、それがまた雨あめになって地面じめんや川かわにふるというのは、水みずが形かたちを変かえてずっとまわっておるということじゃ。地球ちきゅう上じょうには地下水ちかすいや南極なんきょくの氷こおりなどいろんなすがたの水みずがあるが、全部ぜんぶをあわせた量りょうはこの先さきもずっと変かわらんと考かんがえられておるぞ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル4年ねん生せい」
自然しぜんのサバイバル第だい2話わ

この実験じっけんは自分じぶんでもやってみたことがある人ひとが多おおいかもしれんの。太陽たいようの光ひかりを虫むしめがねで1点てんに集あつめると、紙かみを燃もやすことができるんじゃ。虫むしめがねのようにモノが大おおきく見みえるレンズを「凸とつレンズ」といい、これは光ひかりを集あつめるようにつくられておる。どんなに夏なつの暑あつい日ひでも日ひなたに置おいただけでモノが燃もえだすことはまずないが、レンズで光ひかりを1点てんに集あつめると、紙かみが燃もえるぐらい温度おんどが高たかくなるんじゃよ。

古代こだいギリシャのアルキメデスという学者がくしゃは、自分じぶんの国くにがローマに攻せめられたとき、王様おうさまにたのまれて敵てきをやっつける方法ほうほうを考かんがえたといわれておる。アルキメデスは王様おうさまの部下ぶかたちにたのんで、海うみの近ちかくにたくさんの鏡かがみを置おいて待まちかまえた。そしていよいよ敵てきが近ちかづいてくると、何十なんじゅう、何百なんびゃくという鏡かがみで反射はんしゃされた太陽たいようの光ひかりが相手あいての船ふねに集中しゅうちゅうして、ぜんぶ燃もやしつくしてしまったそうじゃ。なんともすごい話はなしじゃの。

アルキメデスの話はなしは言いいつたえじゃから、本当ほんとうかどうかはわかっておらん。じゃが光ひかりが1点てんに集あつまると、それぐらいすごいエネルギーになるということじゃ。くれぐれも虫むしめがねや望遠鏡ぼうえんきょうのような凸とつレンズで太陽たいようを見みてはいかんぞ。

目めの前まえにおいたモノを両りょう目めで見みたときと、右目みぎめだけ、左目ひだりめだけで見みたときを比くらべると、モノの位置いちや見みえ方かたが少すこしずつちがうのがわかるはずじゃ。右目みぎめと左目ひだりめは、それぞれちがう「像ぞう」を見みておる。それを脳のうがひとつにまとめることで、モノが立体的りったいてきに見みえ、距離きょりがつかみやすくなるんじゃよ。

シマウマの目めも2つじゃが、顔かおの横よこの方ほうにはなれてついておる。これはライオンなどの敵てきが横よこや後うしろから近ちかづいてきたときすぐに気きづいてにげられるので便利べんりじゃ。一方いっぽうのライオンは、人間にんげんと同おなじ前まえに2つならんだ目めをもっておる。にげるえものを追おいかけていってつかまえるには、相手あいてとの距離きょりがわからんと困こまるからの。動物どうぶつのすがたというのは、進化しんかのなかで生いきのこりやすい形かたちに変かわってきた結果けっかだと考かんがえられておる。

人間にんげんのごせんぞはサルのように森もりの木きの上うえでくらしておったそうじゃから、モノとの距離きょりがつかめなかったら木きの実みをとることもできんし、いつも枝えだから落おっこちて大変たいへんだったはずじゃ。目めが2つならんでおって良よかったの。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 5年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい8話わ

プールやお風呂ふろでは、じっとしておっても体からだが少すこし浮うきあがりそうに感かんじることがないかね?水みずのなかではモノに上向うわむきの力ちから(浮うきあがらせようとする力ちから)が働はたらいておる。これを「浮力ふりょく」といって、浮力ふりょくの大おおきさは「モノが押おしのけた水みずの重おもさ」と同おなじになるんじゃ。

たとえば同おなじ重おもさの鉄てつのかたまりが二ふたつあったとして、一方いっぽうをかたまりのまま水みずに入いれると、あまり多おおくの水みずを押おしのけんので浮うくことができない。じゃがもう一方いっぽうはうすく広ひろげてたくさんの水みずを押おしのけるようにすると、大おおきな浮力ふりょくが働はたらいて水みずに浮うかぶようになる。船ふねというのはこれを利用りようして、「押おしのけられた水みずの重おもさ」が「押おしのけるのに使つかった鉄てつの重おもさ」と同おなじになるように形かたちを工夫くふうしておるんじゃ。

では潜水艦せんすいかんはなぜ浮うかんだりしずんだりを自分じぶんで決きめられるかというと、なかのタンクに水みずを入いれたり出だしたりして重おもさを変かえておるからなんじゃ。沈しずむ時ときは栓せんをあけて水みずを入いれ、浮うかぶ時ときは圧縮あっしゅくした空気くうきを送おくり込こんで水みずを押おし出だす。マッコウクジラもこれに似にておるが、沈しずむ時ときはつめたい水みずを吸すいこんで頭あたまのなかの「脳油のうゆ」という油あぶらの密度みつどを大おおきくして、浮うかぶ時ときは水みずをはき出だし血管けっかんを通とおる血液けつえきで油あぶらを溶とかし密度みつどを小ちいさくする。いろいろ面白おもしろい方法ほうほうがあるものじゃの。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 5年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい2話わ

もしも地球ちきゅうを輪切わぎりにできたら、ゆでたまごのような3つの層そうに分わかれると考かんがえられておる。上うえから「地殻ちかく」「マントル」「核かく」といい、地殻ちかくというのはたまごのカラぐらいのうすい部分ぶぶんじゃ。じゃが人間にんげんがこれまでに掘ほったいちばん深ふかい穴あなは約やく1万まん2,000メートルといわれるのに対たいして、地殻ちかくは厚あついところで3万まんメートル以上いじょうもある。私わたしたちはまだカラに少すこしヒビを入いれたぐらいというところかもしれんの。

この地殻ちかく、私わたしたちがふだん「地面じめん」とよんでおるところは主おもに何なんでできておるか。いちばん多おおいのは酸素さんそじゃ。これはいろいろなものとくっついた「酸化物さんかぶつ」というかたちで存在そんざいしておる。その次つぎに多おおいのはケイ素そ。割合わりあいでいえばアルミニウムの3倍ばい、鉄てつの4倍ばい近ちかくもあるんじゃよ。

でも鉄てつやアルミはよく見みるけどケイ素そなんて知しらないって?そんなことはないぞ。ケイ素そはガラスの主おもな原料げんりょうとして身みのまわりにあふれておる。また、パソコンやスマートフォンに欠かかせない「半導体はんどうたい」という部品ぶひんにも、ケイ素そは必かならず使つかわれておるんじゃ。地殻ちかくからたくさんのケイ素そがとれるというのは人間にんげんにとってラッキーだったの。

人間にんげんの体からだは37兆ちょう個こというとても多おおくの細胞さいぼうでできておる。それに対たいして細菌さいきんは、たったひとつの細胞さいぼうでできた「単細胞たんさいぼう生物せいぶつ」という生いき物ものの仲間なかまなんじゃ。種類しゅるいにもよるが大おおきさは1ミリの1,000分ぶんの1ほどで、栄養えいようがあれば自分じぶんでどんどん仲間なかまを増ふやしていくことができる。

一方いっぽうのウイルスは細菌さいきんよりもずっと小ちいさく、自分じぶんでは細胞さいぼうを持もっておらんので、他ほかの生いき物ものの細胞さいぼうに入はいり込こんで自分じぶんのコピーをつくらせるんじゃ。たんぱく質しつのカラのなかに核酸かくさん(※)が入はいっただけのとても単純たんじゅんなつくりで、ウイルスの種類しゅるいによってはこのカラの外側そとがわにもうひとつエンベロープという膜まくを持もっておることがある。最近さいきん話題わだいのコロナウイルスも、そんなエンベロープウイルスの一種いっしゅなんじゃよ。

そしてこのエンベロープは消毒しょうどく用ようアルコールや石鹸せっけんでこわれやすいので、君きみたちが手てを清潔せいけつにすることでウイルスを弱よわらせることができるんじゃ。細菌さいきんとウイルスはどちらも「微生物びせいぶつ」の一種いっしゅということになっておるが、ウイルスはほかの生いき物ものとあまりに違ちがうことが多おおいので、生物せいぶつではないという人ひともおるぞ。
※核酸かくさん…細胞核さいぼうかくのなかにある酸性さんせいの物質ぶっしつ。DNAディーエヌエーとRNAアールエヌエーがある。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 6年ねん生せい」
生いき物もののサバイバル 第だい6話わ

放射線ほうしゃせんと聞きくと、よくわからないけどなんとなく怖こわい、と思おもっておらんかね?じゃが私わたしたちは宇宙うちゅうや地面じめん、空気くうき、家いえや学校がっこうなどの建物たてもの、食たべるものからも放射線ほうしゃせんをいつも浴あびておる。それでも特とくに病気びょうきになったりしておらんのは、ひとことで放射線ほうしゃせんと言いってもいろんな種類しゅるいがあるし、浴あびる量りょうが少すくなければ影響えいきょうはほとんどないからじゃよ。

放射線ほうしゃせんのうち代表的だいひょうてきなものにはアルファ線せん、ベータ線せん、ガンマ線せん、エックス線せんといったものがある。そしてそれぞれの放射線ほうしゃせんは「ものを通とおり抜ぬける力ちから」に差さがあるんじゃ。アルファ線せんは紙かみ1枚まいで止とまってしまうし、体からだの外そとから当あたっても皮膚ひふの表面ひょうめんより奥おくまで行いくことはできん。ベータ線せんは人ひとの皮膚ひふは通とおり抜ぬけるものの、体からだの奥深おくふかくまでは届とどかない。そしてエックス線せんは筋肉きんにくなどは通とおり抜ぬけるが、骨ほねや歯はでは途中とちゅうで止とまってしまう。病院びょういんのレントゲン撮影さつえいでエックス線せんが使つかわれるのはそのためじゃ。

上うえの図ずのように、日本では地面じめんや食たべ物ものなどの自然しぜんから、1年ねん間かんに1人ひとり当あたり合計ごうけいで約やく2.1ミリシーベルトの放射線ほうしゃせんを浴あびている(シーベルトは放射線ほうしゃせんの人体じんたいへの影響えいきょうを表あらわす単位たんい)。

ただしアルファ線せんやエックス線せんでもすごく長ながい時間じかん浴あびたり、すごく力ちからを強つよめて当あてたりすると、体からだの細胞さいぼうが傷きずついてがんなどの病気びょうきになってしまうことがある。その一方いっぽうで、がんを治なおす「放射線ほうしゃせん治療ちりょう」というものもあるんじゃが聞きいたことはないかね?強つよい放射線ほうしゃせんを集中しゅうちゅう的てきに当あてることで、がん細胞さいぼうだけをころしてしまうことができるんじゃ。使つかい方かたしだいで人ひとの役やくにも立たつ放射線ほうしゃせんは、ただ怖こわがるのでなく、まずは正ただしく知しることが大事だいじじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 6年ねん生せい」
生いき物もののサバイバル 第だい10話わ

最近さいきんでは、一年ねん中じゅう食たべられん野菜やさいや果物くだものがないぐらいじゃが、そのために農家のうかではいろんな工夫くふうをしておる。たとえばみんなの好すきなイチゴはふつう4~6月がつが旬しゅんなんじゃが、クリスマスのケーキに使つかいたいという人ひとが多おおいので、農業のうぎょうハウスを使つかった促成栽培そくせいさいばいで1年ねん中じゅう食たべられるようにしておるんじゃ。

露地ろじ栽培さいばいは天候てんこうに大おおきく左右さゆうされるが、ハウス栽培さいばいは作物さくもつがそだつ環境かんきょうを人間にんげんがコントロールできる点てんが大おおきくちがう。じゃがハウス用ようのフィルムが弱よわって変色へんしょくすると太陽たいようの光ひかりがじゅうぶん入はいってこなくなるし、破やぶれてしまえば温度おんどを一定いっていに保たもてんようになる。そのため一般的いっぱんてきな塩化えんかビニルのフィルムは、1~5年ねんではりかえる必要ひつようがあるそうじゃ。

そこで最近さいきんでは、太陽たいようの光ひかりを通とおしやすく破やぶれにくいフッ素樹脂そじゅしの農業のうぎょう用ようフィルムが使つかわれることも増ふえておる。AGCの「エフクリーン®️」というフィルムの場合ばあい、20年ねん以上いじょう続つづけて使つかっておる例れいもあるそうじゃ。露地ろじ栽培さいばいと同おなじように元気げんきにおいしく育そだったものが1年ねん中じゅう食たべられるというのはありがたいことじゃの。

モノが酸素さんそと結むすびつくことを酸化さんかといって、鉄てつなどの金属きんぞくの場合ばあいはこれを「サビる」という。使つかい捨すてカイロというのは、鉄てつのこなを酸化さんか、つまりサビさせて、そのときに出でる熱ねつで手てや体からだを温あたためておるんじゃ。でも柱はしらのクギや公園こうえんの鉄棒てつぼうもサビているけど熱あつくないって?本当ほんとうはクギや鉄棒てつぼうもサビるときには熱ねつを出だすんじゃ。ただふつうはとてもゆっくりとサビるので、熱ねつが出でてもすぐに冷さめてしまっておるんじゃよ。

使つかい捨すてカイロは、鉄てつが酸化さんかしやすいようにいろんな工夫くふうをしておる。まず鉄てつが細こまかいこなになっておるのは、表面積ひょうめんせきを大おおきくしてできるだけ酸素さんそとふれ合あわせるためじゃ。また、塩しおは酸化さんかを助たすける働はたらきがあるので、塩分えんぶんをふくんだ木きや石いしのこなを混まぜておることもある。さらに空気くうきをたくさん吸すいよせる活性炭かっせいたんのこなは、酸化さんかせずに残のこる鉄てつがないようにしておるんじゃ。

カイロの中なか袋ぶくろには酸素さんそをとりいれるための小ちいさな穴あなが開あいておるが、決けっして温度おんどが上あがりすぎんように穴あなの大おおきさや数かずを調節ちょうせつしておる。もしもこの袋ふくろを破やぶってしまうと、一気いっきにたくさんの酸素さんそと中身なかみがふれてすごく熱あつくなるのでキケンじゃ。安全あんぜんのため、そして服ふくをよごさんようにするためにも、カイロの中身なかみを見みてみたくなっても袋ふくろを開あけるのはガマンじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 5年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい3話わ

ケーキやどら焼やきをお店みせで買かってくると、原材料げんざいりょう名めいのところに小麦粉こむぎこ、砂糖さとう、食塩しょくえんといった名前なまえに混まじって「重曹じゅうそう」と書かかれておることがある。じゃが重曹じゅうそうはお風呂ふろそうじなどに使つかうことがあると知しっておる子こは、そんなものを食たべて大丈夫だいじょうぶかと心配しんぱいになるかもしれん。そこで今回こんかいは、この重曹じゅうそうについて説明せつめいするぞ。

重曹じゅうそうは化学かがく名めいを「炭酸たんさん水素すいそナトリウム」といって、熱ねつを加くわえると反応はんのうして水蒸気すいじょうきと二酸化にさんか炭素たんそを出だす。お菓子かしをふっくらさせるのは、この水蒸気すいじょうきと二酸化にさんか炭素たんそじゃ。ではなぜおそうじにも使つかえるかといえば、重曹じゅうそうのつぶは硬かたすぎずやわらかすぎないので、お風呂ふろのタイルなどを傷きずつけずにみがけるからじゃよ。また弱よわいアルカリ性せいのため酸性さんせいの油汚あぶらよごれなどを中和ちゅうわして落おとしやすくする働はたらきもある。

入浴にゅうよく剤ざいや医薬品いやくひんにも使つかわれる重曹じゅうそう

二酸化にさんか炭素たんそを出だす重曹じゅうそうの性質せいしつは、ケーキに使つかえばふわふわにしてくれるし、入浴にゅうよく剤ざいに使つかえばブクブクと気持きもちのいい泡あわになる。ひとつの物質ぶっしつにもいろいろな性質せいしつがあって、食たべものに使つかいやすい部分ぶぶん、おそうじに使つかいやすい部分ぶぶん、入浴にゅうよく剤ざいに使つかいやすい部分ぶぶん、というようにそれぞれ上手じょうずに利用りようしておるんじゃよ。

人間にんげんの体からだのなかで一番いちばんかたい場所ばしょはどこかわかるかね?足あしの骨ほね?手てのゲンコツ?いや、ぼくの石いしあたまが一番いちばんだって?正解せいかいは、歯はの表面ひょうめんの「エナメル質しつ」という部分ぶぶんじゃ。「モース硬度こうど」というかたさの基準きじゅんでは、鉄てつのかたさが「4」、ガラスが「5」に対たいしてエナメル質しつのかたさはなんと「7」だそうじゃ。

ところがそんなにかたいエナメル質しつでも、虫歯菌むしばきんのつくる「酸さん」は穴あなを開あけてしまう。虫歯菌むしばきんは正ただしくは「ミュータンス菌きん」といって、人ひとの口くちのなかに食たべかすが残のこっておるとそれをエサにして仲間なかまをふやし、糖分とうぶんから酸さんをつくるんじゃ。ちなみに糖とうというのはチョコレートやキャラメルのようなお菓子かしだけじゃなく、パンやお米こめ、うどんなどにもふくまれておる。今日きょうは甘あまいものを食たべてないからといって歯はみがきをなまけておると、虫歯菌むしばきんを喜よろこばせるだけじゃよ。

エナメル質しつには痛いたみを感かんじる「神経しんけい」がないので、痛いたいと感かんじた時ときにはもっと奥おくのほうまで虫歯むしばが進すすんでおるということじゃ。そしてざんねんながら虫歯むしばはほうっておいて自然しぜんに治なおることはないので、すこしでも痛いたみを感かんじたら早はやめに歯医者はいしゃに行いくことが大切たいせつじゃよ。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル4年ねん生せい」
自然しぜんのサバイバル第だい5話わ

問題もんだい⑦では虫歯むしばになる理由りゆうを説明せつめいしたが、もうひとつ歯はのお話はなしじゃ。君きみたちのおうちの歯磨はみがき粉こや口くちの中なかをあらう洗浄液せんじょうえきには、「フッ素そ配合はいごう」と書かかれたものがないかな?歯医者はいしゃさんでは、虫歯むしば予防よぼうのためにフッ素そを歯はにぬってくれることもある。問題もんだい②や④でも出でてきたフッ素そじゃが、歯はに使つかうと何なにがいいんじゃろう。

歯はにフッ素そがいい理由りゆうは、おもに3つあるといわれておる。1つめは歯はの「再さい石灰化せっかいか」に役立やくだつこと。虫歯菌むしばきんのつくる酸さんはエナメル質しつの中なかにあるカルシウムやリンという大切たいせつな成分せいぶんを溶とかしてしまうんじゃが、フッ素そはそれをもとにもどす働ばたらきがある。簡単かんたんにいえば初期しょきの虫歯むしばがそれ以上いじょう悪わるくならんように助たすけてくれるんじゃ。これが再さい石灰化せっかいかじゃよ。2つめは虫歯菌むしばきんの働はたらきを弱よわめて酸さんの量りょうを少すくなくすること。そして3つめにエナメル質しつと結むすびついて歯はの質しつを強つよくしてくれることじゃ。

歯磨はみがき粉こなどの場合ばあい、製品せいひんによってフッ素その濃度のうどはちがうはずじゃが、濃度のうどが高たかければ高たかいほどいいわけではないし、たくさん使つかえばそれだけ効きくというものでもない。特とくに子こどもの場合ばあいは注意ちゅういが必要ひつようじゃから、歯医者はいしゃさんや薬局やっきょくで相談そうだんして選えらぶといいぞ。

たとえば1個この消けしゴムをこまかく切きっていくとする。はじめは指ゆびの先さきぐらい、もっと切きってコメつぶぐらい、ゴマつぶぐらい、塩しおのつぶぐらいになってもまだまだ切きっていく。そうやってどこまでも切きり分わけていくと、もうこれ以上いじょうは分わけようがないという一番いちばん小ちいさいつぶになるんじゃ。このつぶを「原子げんし」や「分子ぶんし」といって、世よの中なかにあるものはみんなこの「原子げんし」や「分子ぶんし」でできておるんじゃよ。

いま「みんな」といったのは、固体こたいだけではなく液体えきたいも気体きたいもという意味いみじゃ。空気くうきの78%はチッ素そ、21%は酸素さんそ、あとは二酸化にさんか炭素たんそやアルゴンといったものが合あわせて1%で、もしもこの中なかにすこしでも色いろのついたつぶが混まざっておったら空気くうきも目めに見みえたじゃろう。しかし実際じっさいにはどれも色いろがないので、空気くうきは目めに見みえんというわけじゃ。

たとえば私わたしたちがものを見みて「赤あかい」と感かんじるのは、ある波長はちょうの光ひかりが目めに届とどいたときに脳のうが「赤あかい」と感かんじるからじゃ。「青あおい」と感かんじるのは、べつの波長はちょうの光ひかりが目めに届とどいたときには脳のうが「青あおい」と感かんじるようになっておるからじゃ。人間にんげんが目めで見みて感かんじることのできる光ひかりを「可視かし光線こうせん」というんじゃが、光ひかりのなかには私わたしたちには見みえん「赤外線せきがいせん」や「紫外線しがいせん」といったものもある。もしも赤外線せきがいせんや紫外線しがいせんまで見みることのできる生いきものがおったら、この世界せかいは私わたしたちが思おもう以上いじょうにあざやかな色いろでいっぱいかもしれんの。


出典しゅってん:「5分間ふんかんのサバイバル 3年ねん生せい」
身近みぢかな科学かがくのサバイバル 第だい9話わ

フッ素そが世よの中なかのいろんな場所ばしょでかたちを変かえて役立やくだっておることは、君きみたちももう覚おぼえたかもしれんの。フッ素樹脂そじゅしは熱ねつや薬品やくひんにつよく形かたちも変かえやすいので、機械きかいの部品ぶひんやフライパンのコーティングなどに使つかわれておる。フッ素そゴムは工場こうじょうのパイプや電気でんきコードをおおう「皮膜ひまく」に使つかわれるし、エアコンなどの「冷媒れいばい」としては環境かんきょうにやさしいフッ素そ系けい溶剤ようざいというものもある。

そしてもうひとつ、フッ素そがとても面白おもしろい使つかわれ方かたをしておる分野ぶんやがあるんじゃ。それは医薬品いやくひんの世界せかいじゃよ。フッ素その原子げんしはすべての物質ぶっしつのなかで2番目ばんめに小ちいさく、水素すいそとほとんど変かわらない。そこで化合物かごうぶつのうちの水素すいそをフッ素そに置おき換かえたニセモノを薬くすりとして体からだに入いれると、体からだはよく知しっておる「水素すいそ入いり」の化合物かごうぶつだと思おもい込こんで、「フッ素そ入いり」のほうをそのまま取とり込こんでしまうことがあるんじゃ。

フッ素そを利用りようした薬くすりは、体からだのなかで安定あんていして長ながく効ききやすいというとくちょうもあるため、皮膚科ひふかの薬くすりや抗菌薬こうきんやく、抗こうがん剤ざいなどにも使つかわれておる。こうした研究けんきゅうをしておる科学者かがくしゃの間あいだでは「こまったときのフッ素そだのみ」という言葉ことばもあるそうで、今後こんごも研究けんきゅうが進すすめばフッ素その活躍かつやくの場ばがますます広ひろがっていくかもしれんの。

7/10 問 ( もん ) 中 ( ちゅう ) 正解 ( せいかい )
  • ①
  • ②
  • ③
  • ④
  • ⑤
  • ⑥
  • ⑦
  • ⑧
  • ⑨
  • ⑩
やりなおす
第だい回かいの問題もんだいを終了しゅうりょうしますか?
はい
いいえ
3つの中なかからえらんで答こたえあわせ!

© Han Hyun-Dong/Mirae N
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AGCプレゼンツ 未来のためのサバイバル in 素材研究所