AUDEMARS PIGUET

オーデマ ピゲ~スイス、時計作りの正統
広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディアビジネス局
オーデマ ピゲを知る
オーデマ ピゲの技術
オーデマ ピゲの開発
ヒストリー

オーデマ ピゲを知る

雪深き創業の地で育まれる、オーデマ家とピゲ家による伝承

スイス時計の名門として名を馳せてきたオーデマ ピゲ。その創業の地であり、かつ現在の拠点地でもあるのが、スイスのジュウ渓谷にあるル・ブラッシュです。ジュウ渓谷は、高級時計ブランドのマニファクチュールが数多く存在する、ジュネーブ北部のジュラ山脈の南端に自然豊かな場所。16世紀に宗教革命でフランスから逃げ込んだユグノー教徒たちはこの地にたどり着き、雪も深く過酷な場所で、時計製作の文化が脈々と築かれてきたと伝えられています。その歴史から"複雑時計の揺りかご"とも呼ばれるジュウ渓谷にオーデマ ピゲが創業したのは1875年のこと。ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲという2人の創設者が活躍した工房はいまではミュージアムとなり、彼らが手がけたコンプリケーションの歴史をつづる、貴重なアーカイブが数々ここに収められています。

ムーブメントの製造から腕時計になるまで、自社で一貫して製造を行うマニュファクチュールであるオーデマ ピゲ、その本懐は複雑時計の製作にあるといえるでしょう。先のミュージアムには創業者2人が手がけた時計学校の卒業制作がいまでも保管されており、当時から"名匠"として知られていた創業者たちの手腕をいまに伝えています。オーデマ ピゲは1882年には世界初となる「グランドコンプリカシオン懐中時計」を開発し、1889年開催のパリ万博に出品されたこの時計は世界中の人々の驚きを誘うことに。その後も1892年には世界初のミニッツリピーター搭載の腕時計を、1955年には同じく世界初となるアストロノミカル閏年表示搭載のパーペチュアルカレンダーリストウォッチを手がけるなど、複雑時計の歴史を塗り替えてきました。いまでもル・ブラッシュのアトリエには5人のエキスパートたちが常駐し、クロノグラフや永久カレンダー、ミニッツリピーターなどを複数搭載したグランドコンプリケーションを製作しています。

そんな絶えることのない"技術の継承"を可能としてきたのは、オーデマ ピゲがいまも創業者一族が活躍するファミリーブランドであるからこそ。現在も4世代目としてジュール=ルイ・オーデマの曽孫であるジャスミン・オーデマが取締役会長として、かつエドワール=オーギュスト・ピゲの曽孫であるオリヴィエ・オーデマが取締役副会長として経営に携わり、創業者たちの思いが現在のタイムピースにおいても脈々と注ぎ込まれているのです。

こうした家族経営による確かな伝統という礎があるからこそ、オーデマ ピゲはいつまでも廃れることのない、未来を見据えた"自由な"クリエーションスタイルをかなえることができたというのも見逃せない事実のひとつです。同社の先進性の表れでもあるのが、1972年に発表された「ロイヤル オーク」といえるでしょう。手作業での丁寧な仕上げや装飾に至るまで、オーデマ ピゲのオートオルロジュリーの技を注ぎ込んだ時計でもあるロイヤル オークは、同社初のステンレススティールモデルとして登場。八角形のフォルムや整然と並んだビスなどのデザインが印象的な"ラグジュアリースポーツウォッチ"は、当時としては大きめの39ミリというサイズと共に一世を風靡し、誕生から45年以上たったいまも同社のアイコニックな存在として受け継がれています。マニュファクチュールにおける技術の極みとも言えるグランドコンプリケーションから時代を先駆けたラグアジュアリースポーツウォッチにいたるまで――オーデマ ピゲが守りつづけてきた伝統と技術が、50年後も100年後も廃れない、次世代の新たなクリエーションを生み出しています。

コレクション

ロイヤル オーク・トゥールビヨン・エクストラ シン ロイヤル オーク・トゥールビヨン・エクストラ シン
(41mm SS 手巻き)
価格:要お問い合わせ
ロイヤル オーク・ダブルバランスホイール・オープンワーク ロイヤル オーク・ダブルバランスホイール・オープンワーク
(37mm K18ホワイトゴールド 自動巻)
¥7,900,000

オーデマ ピゲの技術

パーツの管理や修復の技術は、マニファクチュールの誇り

先に述べた長い伝統と高度な技術から生まれたグランドコンプリケーションの製作に加えて、オーデマ ピゲの歴史的な"名門"としての確かな実力を発揮するもの。それが、アンティークピースの"修復"です。

オーデマ ピゲには貴重なアーカイブを収めたミュージアムのほかに、創業当初からのデザイン画や過去の販売台帳を保管するライブラリーがあり、それらはいまでもこの修復部門においては"生きた"資料として活用されています。オーデマ ピゲの修復部門で働くのは、フランチェスコ・パサンダン氏とアンジェロ・マンゾーニ氏という2人の職人。彼らは顧客から持ち込まれる古い時計の修復に日々挑んでいます。しかしここに持ち込まれるアンティークウォッチは当時の情報もほぼ存在しない、実に多種多様なものばかり。最初は販売台帳との照らし合わせから始まり、年代の特定、そしてムーブメントの分解が行われ、修復においてどのような作業が必要とされるかなど、各工程が考えられていきます。

そしてこの修復部門で彼らの"宝箱"として大切にされてきたのが、過去の部品を保存するパーツボックス。オーデマ ピゲでは過去の希少なパーツを破棄することなくいまでも保管しているため、どんなに古い時計でも修復することができると、パサンダン氏は語ります。しかしときには古けれは古いほど、現存するパーツが既に失われてしまっていることも。そんな場合は貴重なストックを参考に、適した部品の製作までもが彼らの手によって行われます。

アンティークウォッチの修復において必要なものは何かと問うと、多くの修復家が"想像力"と答えることでしょう。それはこの工房でも同じこと。当時の仕上げや昔の工具にまでも精通した深い知識と豊かな経験を武器に、フランチェスコ・パサンダン氏とアンジェロ・マンゾーニ氏は想像力を駆使し、時には100時間以上をかけて昔の時計に向き合います。パサンダン氏は共に働くマンゾーニ氏に、一子相伝の技術を伝授することも、自らの使命と考えています。創業者一族と同じく、工房で働く職人達の伝承が次世代へと受け継がれており、彼らの技術が眠ってしまったタイムピースに今、新たな命を吹き込むのです。

コレクション

ジュール オーデマ ミニッツリピーター・スーパーソヌリ ジュール オーデマ ミニッツリピーター・スーパーソヌリ
(43mm プラチナ 手巻き)
価格:要お問い合わせ
ロイヤル オーク コンセプト・フライング トゥールビヨン GMT ロイヤル オーク コンセプト・フライング トゥールビヨン GMT
(44mm サンドブラストチタン 手巻き)
価格:要お問い合わせ

オーデマ ピゲの開発

女性の商品開発者が生み出す、女性のための高級時計

ハイエンドな機械式時計製作の一方で、オーデマ ピゲでは美しきダイヤモンドウォッチも見どころのひとつです。時計に施された精緻なジェムセッティングの美しさには、きっと誰しもが驚きを覚えることでしょう。オーデマ ピゲには専任のジェムセッターが常駐しており、宝飾時計においてもマニュファクチュールとしての一貫製作を踏襲。経験を積んだ宝飾職人の見事な技が、例えばジュウ渓谷の雪景色を描いたハイジュエリーウォッチのように、時計に芸術的な生命を吹き込みます。

昨今では女性のための機械式時計"ミレネリー"などからも、シードパールやオパールなどを用いた美しいジュエリーウォッチが登場したのも記憶に新しい。レディスウォッチの製作にも力を注ぐオーデマ ピゲの商品開発チームでは、計9人のうち半分以上となる、5名の女性スタッフが活躍中。彼女たちが本当に欲しい時計は何かという問いかけのもと、現代女性の心に響くクリエーションへの模索が日々繰り返されているのです。

同社のレディスウォッチ、その金字塔でもあるのが、先に述べた「ロイヤル オーク」です。1972年にジェラルド・ジェンタ氏が手がけたデザインは、1976年にデザイナー、ジャクリーヌ・ディミエ氏によってレディスモデルへと再解釈され、コレクション本来の大胆な存在感は失わずに、よりレディライクなたたずまいが与えられることとなりました。その誕生から40周年を記念した2016年に登場したのが、「ロイヤル オーク・フロステッドゴールド」。イタリアのジュエラーであるキャロリーナ・ブッチ氏による装飾技法"フィレンツェ仕上げ"が、ブレスレットとケースになんとも不思議な輝きを与えた時計です。ダイヤモンドの付いた工具でゴールドを加工するフィレンツェ技法はいわば、金に粗さを出すための表面加工。ポリッシュやサテンなどの高精度の時計加工と両立させるため、ブッチ氏は工房の職人と共に何度も試作を繰り返し、長い試行錯誤の結果、ロイヤル オークはまるでダイヤモンドダストのような、繊細な輝きに包まれることとなりました。

そして最新作の「ロイヤル オーク・フロステッドゴールド キャロリーナ・ブッチ」限定モデルは、彼女の提案により文字盤がミラー仕上げへと変更。ブッチ氏いわく"ラグジュアリーと遊び心の融合"である、直径37ミリが使い勝手も良い、現代女性のための時計として誕生を果たしました。伝統的な文字盤のタペストリー模様をミラー仕上げに変更するという、これまでの伝統を打ち崩す新たなチャレンジをかなえたきっかけとなったのが "To break the rules, you must first master them."(型を極める。型を壊すために。) という言葉。これば創業者一族に受け継がれてきた矜持でもあり、ブッチ氏はこの言葉をもとに、ファミリーと共にこの歴史を塗り替える、新たなチャレンジに挑むこととなったと語ります。

ジェムセッティングや彫金をはじめとする見事な技術力と未来を見据えた革新的な発想――互いの"信頼"のもとに絆を結んだ、次世代の女性スタッフおよびクリエイター達との競演が、いまの時代にふさわしい美しきレディスウォッチを世に送り出していくのです。

コレクション

ロイヤル オーク・フロステッドゴールド キャロリーナ・ブッチ ロイヤル オーク・フロステッドゴールド キャロリーナ・ブッチ
(37mm K18イエローゴールドケース 自動巻)
¥5,600,000
ミレネリー ミレネリー
(39.5×35.4mm K18ピンクゴールド 手巻き)
¥5,550,000

History

1882

世界初
グランドコンプリカシオン
懐中時計

1892

世界初
ミニッツリピーター搭載腕時計

1955

世界初
アストロノミカル閏年表示のついたパーペチュアルカレンダーリストウォッチを開発

1972

世界初
ステンレスを採用した
ラグジュアリースポーツウォッチ
「ロイヤル オーク」誕生

1976

レディースの初代
ロイヤル オーク誕生

1993

ロイヤル オーク オフショア発表

1993

ミレネリー誕生

1999

世界初
注油不要の新しいオーデマ ピゲ
脱進機の開発

2002

ロイヤル オーク誕生30周年
コンセプトウォッチ発表

2016

レディースのロイヤル オーク40周年
ロイヤル オーク・フロステッドゴールド発表

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1882年 世界初グランドコンプリカシオン懐中時計
1892年 世界初ミニッツリピーター搭載腕時計
1955年 世界初アストロノミカル閏年表示のついたパーペチュアルカレンダーリストウォッチを開発
1972年 世界初ステンレスを採用したラグジュアリースポーツウォッチ「ロイヤル オーク」誕生
1976年 レディースの初代ロイヤル オーク誕生
1993年 ロイヤル オーク オフショア発表
1993年 ミレネリー誕生
1999年 世界初注油不要の新しいオーデマ ピゲ脱進機の開発
2002年 ロイヤル オーク誕生30周年コンセプトウォッチ発表
2016年 レディースのロイヤル オーク40周年ロイヤル オーク・フロステッドゴールド発表

Design:Koji Yamaguchi(Clicknet)Text:Aki Nogami Produce:AERA STYLE MAGAZINE

Design:Koji Yamaguchi(Clicknet)Text:Aki Nogami Produce:AERA STYLE MAGAZINE

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