AUDEMARS PIGUET
朝日新聞DIGITAL

広告特集 企画・制作:朝日新聞社メディアビジネス局

Royal Oak
朝日新聞DIGITAL

広告特集 企画・制作:朝日新聞社メディアビジネス局

RoyalOak

AUDEMARS PIGUET
腕時計の世界観を一変させた名機
「ロイヤル オーク」の秘密

1875年の創業以来、世界の時計愛好家を唸らせる名品を数々世に送り出し、スイス時計業界を先導してきたオーデマ ピゲ。1972年にデビューし、半世紀にわたって進化を続けてきた「ロイヤル オーク」は、そのスタンスを象徴するフラッグシップ的存在だ。50周年を機に、オーデマ ピゲの歴史を概観しつつ「ロイヤル オーク」の世界観への理解を深めたい。

History

01ジュウ渓谷の自然にインスパイアされたウォッチメイキング

ジュネーブの北約50㎞、ジュラ山脈の懐に抱かれたジュウ渓谷は、あまたの時計工房が存在するスイス時計産業の一大拠点として知られている。鉄鉱石をはじめとする天然資源に恵まれたこの地で、農閑期の副業として18世紀末に始まった時計製造は、200年以上もの時を経て、スイス時計産業を担うまでに発展を遂げてきた。

もしこの地を訪ねることがあったならば、その豊かな自然環境やのどかな空気感の中で、世界中のセレブリティや審美眼の高い時計愛好家を魅了する腕時計が生み出されていることに驚かされるかもしれない。

オーデマ ピゲの歴史は、このジュウ渓谷の山村ル・ブラッシュで1875年に始まった。クリエイティブな先進性や、斬新なコンセプトで高い評価を受けているオーデマ ピゲだが、現在も創業の地を拠点として、ジュウ渓谷の自然からのインスピレーションを時計製造に反映させていることを忘れてはならない。

オーデマ ピゲは、創業当初からジュウ渓谷の山村、ル・ブラッシュに本社マニュファクチュールを構えている。写真は往年の本社屋。
オーデマ ピゲは、創業当初からジュウ渓谷の山村、ル・ブラッシュに本社マニュファクチュールを構えている。写真は往年の本社屋。

そもそも時間という概念は、天体を観測することから生まれた人類の叡智の結晶だが、ジュウ渓谷で眺められる美しい夜空は、そんな時間の原点を意識させ、複雑な天体表示機構開発の母胎ともなる。木々のさざめき、風の音、川のせせらぎは、美しい音色で時を告げるチャイム機構への意識を高め、さらなる洗練を促すのである。

02二人の卓越した時計師の複雑機構へのパッション

オーデマ ピゲの歴史は、ジュウ渓谷のル・ブラッシュの地に生まれ育った二人の時計師によって始まる。片やジュール=ルイ・オーデマ、片やエドワール=オーギュスト・ピゲ。修行時代から才能を発揮し、複雑時計の技術にも長けていたジュール=ルイ・オーデマは、独立して自身の工房を開くと、たちまち多くの仕事依頼が舞い込み始める。幼少期から親交のあった時計師エドワール=オーギュスト・ピゲを誘い、共同して仕事を始めるのが、創業年となる1875年のこと。ジュール=ルイ22歳、エドワール24歳という若さにも驚かされる。

オーデマ ピゲの二人の創業者。ジュール=ルイ・オーデマ(左)は技術開発部門を、エドワール=オーギュスト・ピゲ(右)は経営部門を担った。(写真提供:オーデマ ピゲ)
オーデマ ピゲの二人の創業者。ジュール=ルイ・オーデマ(左)は技術開発部門を、エドワール=オーギュスト・ピゲ(右)は経営部門を担った。(写真提供:オーデマ ピゲ)

やがて二人は、注文に応じた時計製造ではなく、自分たちの名の下に、心血を注いで完成させた他にない複雑時計を発表することを決意し、1882年に「オーデマ ピゲ」を正式に商標登録する。ジュール=ルイ・オーデマが製造・技術部門、エドワール=オーギュスト・ピゲが経営部門と、役割を分担して事業に臨む方針も打ち出した。

同年パーペチュアルカレンダー、クォーターリピーター、クロノグラフなどを組み合わせたグランドコンプリカシオン懐中時計を製作。1889年にはパーペチュアルカレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフなどを搭載した「グランド コンプリカシオン」をパリ万博に出品。1894年には世界最小のミニッツリピーター懐中時計、1899年にはウルトラコンプリカシオン懐中時計「ユニベルセル」を発表するなどして、その名を轟かせていく。

商標登録後の1882年から1892年までの10年間に1600本の時計を製作した中で、約80%が複雑機構を備えたものだった記録が残っているが、その後も1940年代まで、顧客の要望に応えるユニークピース、すなわち1点物の複雑時計製造に注力しながら、ヨーロッパを越えてグローバルな評価を獲得していくことになる。

二人の創業者の没後も、息子であるポール=エドワール・ピゲ(左)とジャック=ルイ・オーデマ(右)が事業を継承。その後も、現在にいたるまで家族経営を守っている。(写真提供:オーデマ ピゲ)
二人の創業者の没後も、息子であるポール=エドワール・ピゲ(左)とジャック=ルイ・オーデマ(右)が事業を継承。その後も、現在にいたるまで家族経営を守っている。(写真提供:オーデマ ピゲ)

創業から現在に至るまで一族による経営が続いていることも特筆すべき点だろう。ジュール=ルイの曾孫ジャスミン・オーデマ氏が取締役会長、エドワールの曾孫オリヴィエ・オーデマ氏が副会長(氏の母親の旧姓はピゲだが、父親が偶然にもオーデマ姓だったため、ピゲ家の血筋ながらオーデマ姓)となり、メゾンの舵取りを担う。

ファミリービジネスであることは、投資家の意向やグループ内での力学に左右されることなく、長期的な展望に立った技術開発が可能であることに加え、思い切った大胆な決断を下すこともできる。例えば、後述するラグジュアリースポーツウォッチのパイオニア的存「ロイヤル オーク」にしても、2019年に発表された次世代ハイエンドウォッチコレクション「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」にしても、時代の趨勢を見据えた長期的戦略と、大胆な決断の賜物と言えるだろう。

また、アート・メセナとしての活動や、ゴルフ、音楽などのサポートに積極的に取り組むのも、オーデマ ピゲのファミリービジネスの側面でもある。

03サステナブルかつ充実した生産体制

オーデマ ピゲが、創業の地ル・ブラッシュを今なお製造拠点としていることは前述した通りだ。2009年には3棟からなる総床面積1200m²のアトリエ「マニュファクチュール・デ・フォルジェ」が完成。ここにムーブメントの開発・製造部門から、ケース、ブレスレット、装飾仕上げ、ジェムセッティングまで、あらゆる部門が統合された。

その卓越した生産能力のさらなる向上を図るべく、同じくジュウ渓谷のル・ロックルの地に、新ファクトリー「マニュファクチュール・デ・セニョル」が、3年を費やし2021年春に新設された。総面積10400m²という規模を誇り、増設や仕様変更が可能なモジュール式建築を採用。地形に適応させながら、製造工程の流れに沿ってフロアのレベルを柔軟に変化させた1階建て仕様。周囲の環境に配慮しつつ、持続化可能なコンセプトも導入されている。クリエイティブでオリジナリティの高い複雑機構で知られる、傘下のサプライヤーAPRP(旧ルノー・エ・パピ)のアトリエも、ここに統合された。

ジュウ渓谷のル・ロックルの地に、モジュール式建築を採用して2021年春に完成した新アトリエ、マニュファクチュール・デ・セニョル。
ジュウ渓谷のル・ロックルの地に、モジュール式建築を採用して2021年春に完成した新アトリエ、マニュファクチュール・デ・セニョル。

さらにル・ブラッシュの「マニュファクチュール・デ・フォルジェ」に隣接する新工場「アルク」の建設もスタートし、さらなる生産体制の拡充が進んでいる。

0450周年を迎えたアイコン「ロイヤル オーク」

現在オーデマ ピゲのコレクションは、ラグジュアリースポーツウォッチの嚆矢として知られる「ロイヤル オーク」、それをベースにスポーティでダイナミックに進化させた「ロイヤル オーク オフショア」、先進機構や素材にアプローチする「ロイヤル オーク コンセプト」、次世代ハイエンドモデルのベンチマークとして人気を博している「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」などを柱として展開されている。それぞれのコレクションに、端正なシンプルモデルからクロノグラフ、また複雑機構のトゥールビヨンやパーペチュアルカレンダー、さらに音響性能を革新的に向上させた独自の「スーパーソヌリ」などがラインナップされている。

フラッグシップのひとつ「ロイヤル オーク」は、1972年のデビューから今年でちょうど半世紀のアニバーサリーを迎える。クォーツ腕時計の登場でスイスの伝統的な機械式時計産業が苦境を強いられた「クォーツショック」の時代に、新たな挑戦としてラグジュアリーとスポーティという、当時は相容れないと考えられていた概念の融合を試みたものだ。時計デザインの巨匠ジェラルド・ジェンタが起用されたことは、つとに知られているが、驚いたことに、ジェンタはこのデザインを発注から一晩で完成させたと伝えられている。

ラグジュアリーをコンセプトに据えながら、敢えてゴールドではなくステンレススチールをケースとブレスレットに採用。潜水士のヘルメットから着想を得た八角形ベゼルにはビスがあしらわれ、アバンギャルドとも言える外装のみならず、直径39㎜も当時として破格のラージサイズ。それでいて、文字盤には伝統技法によるプチタペストリーという格子状の装飾が施され、ヘアラインとポリッシュの異なる仕上げをケースとブレスレットに入念に施すなど、ラグジュアリーウォッチの文法もしっかりと押さえられていた。

その完成度や先見性は、基本的なデザインは当時のままに、時を経るにつれて評価を高めてきたことが証明している。

見逃してはならないのは、「ロイヤル オーク」が、オリジナルのスタイルを守りつつも、細部にまで意識を行き届かせ、進化を重ねてきたことだ。50周年を迎えて登場するモデルを見ると、ケースサイドのべヴェリングと呼ばれるポリッシュ仕上げの斜面部分をやや広げることで、より印象的な輝きがもたらされているのが分かる。ラグもエルゴノミックな装着感を高める形状に変更された。アワーマーカーの長さの比率も、視認性を踏まえつつ他のモデルとの統一が図られ、シグネチャーロゴもプリントから極薄のゴールド層を重ねる特殊な化学的プロセスによる24K製に一新された。ブレスレットも、最初の4コマが徐々に薄くなる仕様に変更され、手首へのフィット感が向上している。

文字盤の取り付け、裏蓋の取り付けをはじめ、組み立てから外装やムーブメントの仕上げに至るまで、技術者による繊細な手作業の工程が欠かせない。最先端技術と伝統技法とが、最適なバランスで融合されている。
文字盤の取り付け、裏蓋の取り付けをはじめ、組み立てから外装やムーブメントの仕上げに至るまで、技術者による繊細な手作業の工程が欠かせない。最先端技術と伝統技法とが、最適なバランスで融合されている。

文字盤の取り付け、裏蓋の取り付けをはじめ、組み立てから外装やムーブメントの仕上げに至るまで、技術者による繊細な手作業の工程が欠かせない。最先端技術と伝統技法とが、最適なバランスで融合されている。

こうした進化を実現し、細部にまで丁寧な仕上げを施すことは、オーデマ ピゲの生産能力を以ってしても容易ではない。なにしろ、面取り、ポリッシング、サテン、ヘアラインなどの仕上げには、手作業による計162工程、5時間以上を要する。また、文字盤のグランドタペストリー、プチタペストリーの仕上げには、伝統的なアンティーク機械を用い、大型の金属板上の台形が連なるパターンを、パンタグラフと呼ばれる装置でトレースしながら、文字盤上にエングレーブする繊細な工程が採られている。ケース製造だけでも10時間、ブレスレットは20ピースのリンクと154点ものパーツからなる複雑な構造を持ち、製造に6時間を要する。

窓外にジュウ渓谷の豊かな自然が広がるアトリエ。恵まれた環境の中で、ウォッチメーカーたちは集中力を上げながら作業を進めていく。(写真提供:オーデマ ピゲ)
窓外にジュウ渓谷の豊かな自然が広がるアトリエ。恵まれた環境の中で、ウォッチメーカーたちは集中力を上げながら作業を進めていく。(写真提供:オーデマ ピゲ)

最先端技術を積極的に開発・導入しながら、それでは置き換えることのできない伝統的な手作業を守り、両者を最適なバランスで融合させ、決して量産に傾くことなく、限られたモデルにじっくりと時間をかけるもの作りのスタンスが「ロイヤル オーク」の背景にある。

50周年のアニバーサリーを機に「ロイヤル オーク」、そしてオーデマ ピゲが創業以来大切に守り続けてきたものに、改めて敬意を表したい。

Topics

SPECIAL EVENT

ロイヤル オーク 時を刻んだ50年

ブランドのアイコンウォッチである「ロイヤル オーク」は1972年に誕生し、今年で50年を迎える。このアニバーサリーを記念して、【見て、触れて、学ぶ】をテーマとしたエキシビションが開催される。このイベントでは、1972年発表当時のオリジナルモデルをはじめとする希少なヴィンテージモデル、本邦初公開となる当時のデザイン画や製作における技術的な資料、歴史を伝える写真や動画、発売当初の広告ビジュアルなどが展示される。また、来場者のロイヤル オークに関する知識レベルを試せる「ロイヤル オーク クイズ」や、記念撮影のフォトコーナーでは、エンターテインメント性のあるコンテンツ、さらに「ロイヤル オーク」の象徴でもある八角形ベゼルの精密な磨きを見学できるコーナーも用意。歴史や製造工程など、50年の歩みとともに「ロイヤル オーク」の人気の秘密をより深く理解し、堪能できるこのイベントにぜひ足を運んでみたい。

21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
2022年4月15日(金)〜6月5日(日)
会期中無休
11:00 - 19:30(最終入場19:00)
※4/15(金)は16:30閉館(最終入場16:00)
無料(事前予約優先)
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6(東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0789
HP https://borninlebrassus.audemarspiguet.com/ro50event

※開館時間・休館日が予告なく変更になる場合があります。

Contact

オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0789