革新的な医薬品の
開発と提供
すべては患者さんの
人生のために
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 代表取締役社長 ジャン=クリストフ・バルラン氏
2022年7月1日、東京・大手町に本社を移転した大手製薬会社のブリストル マイヤーズ スクイブ。
世界有数のグローバルバイオファーマ企業として知られる同社は、これから先、日本の医療にどう関わっていこうとしているのか。代表取締役社長を務めるジャン=クリストフ・バルラン氏が、新たな一歩となる大手町の新オフィスで、ビジョンを語った。
大手町への本社移転は新生BMSのスタート
私たちブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)は、根本的な治療法が見つかっていない疾患領域に注力し、研究開発を行う世界的な医薬品会社です。伝統ある大手製薬企業としての事業規模と、バイオテクノロジー企業としての敏捷(びんしょう)性を兼ね備え、多くの新薬を創出しています。前身の一社であるスクイブ社が、日本で初めての拠点を東京に開設したのが、1960年6月。以来、60年以上にわたって日本と関わってきました。
今回の本社移転は、昨年旧セルジーン社との法人統合を終えたBMSにとっては、まさに新たな時代の幕開けです。また、新たなスタートを切る場所に東京の中心であり、歴史ある大手町を選んだということは、私たちが今後も積極的に日本との関係を深めていきたいという、意思表明でもあります。
BMSでは「サイエンスを通じて、患者さんの人生に違いをもたらす」というビジョンを掲げています。この理念に基づき、特に「がん」「血液疾患」「心血管疾患」「免疫系疾患」「線維症」の領域で、患者さんの人生に変化をもたらすイノベーションの創出に取り組んでいます。

日本の社会における信頼されるメンバーに
グローバルな事業を展開するBMSが掲げている戦略の一つが「地理的多様性」です。私たちは、日本で新しい医薬品の研究・開発や、産学連携など外部機関との提携、デジタル開発、社会還元活動など多くの分野に力を入れてきました。
現在、BMSでは2020年に公表した「Japan 2023」に基づき、事業を展開しています。これは、2023年までに私たちが開発・提供する医薬品によって、計250万人の日本人の患者さんの人生に違いをもたらそう、という事業目標です。
現時点までの事業は順調に推移しているため、この目標は計画通り達成できると確信しています。私たちはこれからも、積極的な事業の拡充と確かなイノベーションによって、日本社会の信頼されるメンバーとなれるように努めていきたいと考えています。

すべての活動の中心に患者さんの存在がある
変化の激しいバイオファーマ業界において、BMSの強みは三つあると考えています。
まず一つ目は「患者さん中心の考え方」です。これは、私たちが一番大事にしていることでもあります。患者さんは、BMSのあらゆる活動の中心に位置する存在です。私たちに力を与えてくれるのは患者さんであり、私たちが毎日職務に励んでいるのも患者さんがいるからです。私たち一人ひとりが迅速に努力をすれば、治療の選択肢が限られていた患者さんに、希望をお届けすることができるかもしれない。その思いが私たちの原動力になっています。
二つ目は「サイエンス」です。BMSには、業界で最も優秀とされる人材が集まっています。個々の社員が持つ多様な経験と視点が最良のアイデアを生み出し、患者さんの人生の向上につながる革新的で高品質な医薬品を提供できると信じています。そして、三つ目が「ハート」です。BMSのシンボルである人の手のデザインは、互いに思いやることの大切さと心のこもったイノベーションを、シンプルかつ普遍的に表現したもの。BMSのビジョンを形にしたものであり、人間味あるサイエンス、患者さん第一主義といった私たちの信条を表しています。すべての活動を通じて、私たちのハートを患者さんやそのご家族に伝えたいと思っています。
私たちBMSにできることは、まだまだたくさんあるはずです。社員一人ひとりが互いに、そして患者さんに対して責任を負っていることを肝に銘じつつ、これからもこの日本で、力を合わせて取り組んでいきたいと考えています。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 代表取締役社長
ジャン=クリストフ・バルラン氏
1965年生まれ。フランス国籍。リヨン大学獣医学部卒業(D.V.M.)、マンチェスタービジネススクールで経営学の修士号を取得。2012年にブリストル マイヤーズ スクイブに入社。フランス法人のゼネラルマネジャーを経て、17年11月より現職。サイクリングが趣味。9月に同社主催で行われる、がん研究及び患者支援を目的としたチャリティバイク・ライドイベント「C2C4ジャパン2022」にも、社員70人と共に参加予定。
5つの重点領域
Business
患者さんの人生に違いをもたらすべく、BMSでは特に、この5つの領域で革新的なイノベーションの創出に取り組んでいる。
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がん領域
患者さんにもともと備わっている免疫系に作用する「がん免疫療法」を確立し提供。パートナーと共に新しい治療法の研究開発も。

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血液疾患領域
有効な治療法が見つかっていない血液疾患を、慢性疾患と同様に長期コントロールできる疾患に転換させる新しい治療薬を開発中。

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心血管疾患領域
脳卒中の発症を予防する医薬品を開発。さらに、心房細動や静脈血栓塞栓(そくせん)症に注力した研究開発が進められている。

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免疫系疾患領域
関節リウマチの進行を抑える治療薬の開発など、根本的な治療法が見つかっていない免疫関連の疾患に重点的に取り組んでいる。

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線維症領域
非アルコール性脂肪肝炎や肝炎ウイルスの持続感染による肝線維症、および原因不明の肺線維症に対する治療薬の開発を行っている。

ブリストル マイヤーズ スクイブ
日本での沿革
History
- 1960
- 日本スクイブ株式会社発足
- 1961
- ブリストル萬有研究所株式会社発足
- 1963
- 日本ブリストル・ラボラトリーズ株式会社発足
- 1975
- ジンマー・ジャパン株式会社設立
- 1990
- 日本での米ブリストル・マイヤーズ スクイブカンパニーの関連4社が合併し、
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社となる - 2000
- 医薬品事業の分社により、ブリストル製薬株式会社発足
- 2002
- ブリストル製薬株式会社を有限会社に組織変更
- 2007
- ブリストル製薬有限会社の社名をブリストル・マイヤーズ株式会社に変更
- 2016
- 社名をブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社に変更
- 2020
- 創立60周年を迎える
- 2021
- セルジーン株式会社と法人統合
- 2022
- 新オフィス完成 大手町に本社を移転






