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参加者からのメッセージ

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自分たちにしかできない、豊かで温かな聴く人の心に届く音楽表現を目指してきた神奈川県の湘南はまゆう。第48回全日本おかあさんコーラス全国大会では、6度目の出場で初のグランプリに輝きました。日々の練習やおかあさんコーラスの魅力について、練習責任者の田端裕子さん、代表の鈴木理恵子さん、総務の青山道代さんを取材しました。

生身の体験が歌に深みを与える

田端:湘南はまゆうは1988年に茅ヶ崎で結成され、現在は40代から80代までの計29人で活動しています。週に1回の練習では、ユーモアと熱意あふれる指揮者の松村努先生のもと、ボイストレーニングや自主練習など充実した時間を過ごしています。歌に出てくる内容をより理解するために、みんなで歌詞の舞台になっている場所へ足を運んだり、時には人形浄瑠璃や歌舞伎を観に行ったりも。そういう、生身の体験が歌に深みを与えていると思います。

鈴木:衣装、振り付け、音源作成など、それぞれが得意な分野を活かして活動しています。ただ来て歌うだけじゃない、自分の居場所のような感覚です。みんなで行った歌の「ゆかりの地」を巡るツアーは学びになりましたし、素敵な思い出になっています。

青山:一人一人が自分にできることを惜しみなく出し合うからこそ、一つのものを作り上げていく喜びがあります。練習では、その詩の内容や書かれた背景、作詞家の生い立ち、作曲家の思いなど、役に立ちそうなものはとことん調べています。

合唱団の存在に助けられた

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湘南はまゆうで活動する(左から)青山道代さん、鈴木理恵子さん、田端裕子さん

田端:私はもともと、別の合唱団のピアニストをしていましたが、湘南はまゆうの練習を見学したら、松村先生の指導にみんながワクワクしているのが伝わり、「この先生のもとで勉強したい」と飛び込みました。小さい子どもがいるおかあさんが多かった時期は、保育サービスを導入し、おかあさんが歌に専念できる環境を整えていました。

鈴木:湘南はまゆうの演奏を聴く機会があり、「ああ、ここで歌いたい」とビビッときました。親の介護をしていた時期は練習会場に行くのがせいいっぱいで、到着した時点でクタクタ。でも練習に参加して、みんなと歌っているうちに、不思議と元気が出てくるんです。合唱団の存在に、とても助けられました。

青山:学生時代に合唱をやっていましたが、卒業後は仕事や結婚、子育てでしばらく合唱から離れていました。そんな時、幼稚園のママ友に誘われて練習の見学に行ったら、一気に合唱の思い出が蘇ったんです。松村先生の指導が素晴らしかったこともあり、入団を決めました。年代的にもみんな、色々なものを抱えていますが、音楽は人生を豊かにするものだから、こういう時間を持てるのは幸せなことだと感じています。

ドキドキよりもワクワク!6度目の出場で初のグランプリ

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田端:前回(第47回)のグランプリ団体の素晴らしい演奏を聴いていたので、まさか自分たちが選ばれるなんて思ってもいませんでした。力みも不安もなく、純粋に大会や曲を楽しむ気持ちが、グランプリにつながったのかもしれません。

鈴木:合唱を始めた頃は、舞台に上がるだけで緊張して、歌っている間も頭が真っ白になっていました。ですが、経験を重ねてドキドキよりもワクワクが増えてきたので、今回の本番も思いっきり楽しめました。

青山:全国大会の前にあった演奏会やコンクールでも歌っていた曲ということもあり、練習での学びや、曲の世界観が体になじんでいたのも大きかったです。余裕があったからこそ、振り付けも増やしていけたし、のびのびと歌えました。

「歌って踊れる湘南はまゆう」 想いが伝わる合唱

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田端:奄美大島の民謡や歴史をベースにした3曲を披露しましたが、方言の意味は伝わらなくても、動きや表情で曲を表現できたと思います。立って普通に歌うよりも、動きがあった方が声が出やすく、イメージも湧きやすいです。

鈴木:曲中の動きは、この大会だからこそできたと感じています。おかあさんコーラスに出始めた頃は、ステージ上で動きを取り入れることについて、「靴音で歌が聞こえにくい」「恥ずかしい」など、反対の声もありました。でも回数を重ねているうちに、だんだん楽しくなってきて。今では『歌って踊れる湘南はまゆう』がスローガンになっています。

青山:楽しんで歌った方が、お客さまにもその想いが伝わるんです。他の団体のパフォーマンスからたくさん刺激を受けますし、おかあさんコーラスをきっかけに、表現の幅が広がりました。

表現や楽しみ方も十人十色

田端:出場者は、自分たちと同じように合唱を楽しんでいる方たちなので、話もどんどん広がります。全国大会1日目の夜に開かれる「ザ・パーティー」の交流も楽しいです。

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鈴木:大会の無料ライブ配信※も行っていただけたので、会場に足を運ぶことが難しい家族や友人にも、リアルタイムで歌を聴いてもらえました。配信を見ていた友人から、「絶対にグランプリを獲ると思ってた」の一言は、今でも記憶に残っています。
※ 全日本合唱連盟YouTubeで無料でのライブ配信が実施されている

青山:おかあさんコーラスにはさまざまな年代の方がいて、表現や楽しみ方も十人十色。だからこそ、ユニークで素敵な大会だと思います。

日常とは違うワクワクと挑戦し続ける喜び

鈴木:昔、テレビでおかあさんコーラスが放映されているのを見て、コーラスをやるならこの大会に出たいとずっと願っていました。夢が叶って賞をいただいた時は、涙が止まりませんでした。

青山:目標があると曲に磨きがかかるし、メンバーとの関係もさらに良くなっていきます。私たちも、殻を破ってみたいと思って挑戦したのがおかあさんコーラスでした。結果だけでなく、過程で得るものもたくさんあります。

田端:目標に向かって過ごす日々が、私たちの進む糧になっています。練習の過ごし方やモチベーションも変わります。おかあさんコーラスは大きな大会なので、日常とは違うワクワクもいっぱいあります。出会いを楽しみに、ぜひ多くの方に参加してほしいです。

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