SAPIX 小学部
教務本部 本部長
西川敦さん
SAPIXでは「自ら学ぶ」生徒を育てるため、「学ぶ楽しさ」を実感できる授業、そのための教材作成を心がけています。自分の頭でせいいっぱい考える楽しさ、わかったときの喜びを感じてもらいたいと思っています。その喜びが積み重なることで「もっと知りたい」「もっと解きたい」との意欲が高まり、子どもは放っておいても自ら進んで勉強するようになります。「楽しい」は「学び」の原動力になります。
そのような観点から、授業を担当する講師が教材を作成しています。日々、子どもと接している講師だからこそ、子どもたちの興味関心を引き出し、見た目も含めて「やってみたい」と思ってもらえる工夫ができるのです。その日学ぶ教材は、その日の授業で渡すため予習ができないのも特徴です。子どもたちは「今日は何を学ぶんだろう?」とワクワクしながら、常にその場で初めて見た問題を解きます。予備知識がない状態で自分なりに知恵を絞り、自分の頭で考えるからこそ、わかったときの喜びも大きいのです。関西のSAPIXではゲームやパズルの要素を取り入れ、遊びながら考えることを得意にできる「算数α」という選択授業も実施しており、大変好評です。
SAPIXでは、子どもの学力や状況にあわせて、講師が臨機応変に授業を行っています。どう伝えれば子どもたちが興味をもち、楽しんでくれるか常に試行錯誤を重ねています。そして創業以来、重視しているのが「討論式授業」です。例えば公式を学ぶ授業であっても、講師が子どもたちに一方的に伝えるのではなく、「どうしてこうなるのかな?」「ほかの考え方はないかな?」などと発問しながら授業を展開します。子どもたちは一生懸命考え、さまざまなアイデアを出してくれます。そんな意見が活発に飛び交う、双方向の授業を低学年から行っています。他の子どもの意見を聞いて感心したり、ライバル心をもったりすることで、子どもは大きく成長するものです。
授業後は、その日学んだ内容について復習するよう伝えます。授業で学んだことを、家でじっくり考え直したり、確認したりすることで学力は定着します。私どもは塾の授業と同じくらい、家庭での自学自習が重要だと考えています。家庭での自学自習の習慣がついている子どもは、中学生や高校生になってからも学力が大きく伸びるからです。SAPIXでは関西の他の塾に比べて通塾日数が少ないのが特徴です。それは私どもが、小学生のうちに自学自習の習慣をきちんと身につけてほしいと考えているからです。
「自ら学ぶ」習慣は「自己解決能力」を高めます。楽しく学ぶ中で、未来への可能性を広げていってほしいと願っています。